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2008.02.05

頑張れ井原さんー岩国市民の皆さん

 岩国市長選挙が行われています。現職の井原さんと、新人の福田さんの一騎打ち。神奈川の米軍艦載機の岩国移転をめぐり、井原市長(当時)は受け入れを拒否しました。住民投票でも80%を超える市民が反対の意志を表明しました。

 国側は岩国市に圧力をかけ建設中の岩国市庁舎への建設費を凍結しました。耐震構造の庁舎は市民の安全を守るためにも必要な施設を[担保」に井原市長に圧力をかけました。

 動揺した自民党・公明党が多数を占める市議会は井原市長の提出した予算案をことごとく否決。市政は混乱。その自民・公明が押す候補者が福田さん。

 岩国市長選、第一声熱く、7日間の選挙戦に突入(讀賣新聞)

 情勢は伯仲しているとか。結果はどうなるのかわからない。

 同様のケースで思い出すのは沖縄県知事選挙。基地の移転問題で国内移設か、国外移設かをめぐり何度か一騎打ちが行われた。保守系候補が雇用と事業支援を名目に勝ちましたが、その成果はありません。

 特に森ー小泉ー安倍ー福田と続く最近10年の自民党政府は沖縄問題には熱心ではないからです。保守系候補が基地のある自治体の首長に成りますと、「あやつり」になりまじめ該当地域のことを政府は考えないからですね。

 ですので基地に反対している首長がなったほうが政府が当該地域をまじめに考えるから良いと思います。沖縄でもそんなことを聞きましたし。

 日米安保条約は憲法違反ではない。日本が軽武装でいくし、経済再建優先でいくから占領後も米軍に駐留してもらいたい。当時の吉田茂首相がサンフランシスコ講話条約締結後、同時に締結したのですから。

 朝鮮戦争時での派兵も拒否し、米軍の要請どうりに自衛隊も大幅増員をしませんでした。日本国憲法第9条を活用し、増員を拒否した経緯もあるのですから。

 安倍晋三氏ごときが[戦後レジームの破壊」を叫んだところで、逆に壊されるほどその戦後体制は強固。ただ最近は米軍の都合で、日米安保が変質し、米軍の身勝手な世界戦略に自衛隊が組み込まれている危険性があります。

 岩国の市民の皆さんは良識を示していただきたい。昨年高知県東洋町町民は、はっきりと核廃棄物最終処分場を拒否しました。巨額の交付金(町の年間予算に匹敵する額)を断固拒否しました。高知県の海と自然が守られました。

 身勝手な政府の意向に沿うのではなく地方自治の原則を貫いていただきたい。
Tuiraku1

(4年前沖縄国際大学に墜落した普天間基地の米軍ヘリコプター)

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