道路問題を考える
高知県民にとっては道路は[生活道路」。また自動車は生活の「足」そのもの。特に中山間部へ行きますと切実に思いますね。
昨日は高知市から自動車で約1時間半のところにある仁淀川町へ行きました。この町は仁淀村、吾川村、池川町が合併してできた町です。国道33号線が町内を通過しています。
(山々の上まで人家があり、人々の営みがあります。)
国道33号線はかつては「Vルート」と呼ばれ、高松市へ行く国道32号線とともに、高知と松山を結ぶ主要幹線国道でした。しかし山岳国道であり、大雨が降れば土砂災害の恐れがありました。しかし現在は高知自動車道路の完成で通行量が激減しました。しかし地元の人たちにとりましては大事な道路です。
その国道から1歩入った道路は県道であろうが、町道であろうが、狭くて暗く、見通しが悪い道路です。昼間でもライトを点灯し、クラクションを鳴らしながら走行しないといけない箇所が多数あります。ガードレールのない箇所も多いです。
確かに過疎高齢化が進展し、都市部の人たちは「こんな人がいないところの道路をつくるのは税金の無駄だ。効率を考えろ。」と言われるかもしれない。しかし都市の人達が飲んでいる水はどうやってできるのでしょうか?工場でこしらえるのでしょうか?
(清流は森林の豊かさがあって初めて山から滲み出してきます。)
山それも樹木や豊かな山でなければ保水力や水源涵養はできません。だれが山林を手入れするのですか?車が入れなければ森林の間伐もできませんし。山の手入れのこと1つ考えても道路の整備は必要です。
現場を見て判断してください。現場で体験してみてください。
(森林には小規模な発電関係の施設もあり、多様な利用がされているようです。)
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