暗い海では航行灯だけが頼り
(昼間のクルーディングはのんびり楽しめる場合もあります。下の写真もそうです。)
自衛艦と漁船の海難事故。痛ましい限り。未だに漁船の乗組員の行方は不明です。大きな自衛艦は5000トンクラス。かつて高知へ就航していました高知ー大阪特急フェリーより大型艦船。小回りは効くまい。
以前友人たちと小型ヨットで浦戸湾クルージングを夜中にしたことがありました。月見をしようという企画であったと思います。夜は当然視界が悪い。仲間との楽しいクルージングであってもハッチ(見張りが)とても大事です。
浦戸湾は夜間も船舶の往来が盛ん。遠くで緑と赤の航行灯が見え近づいて来る。大型船舶のようです。舵を取る仲間に見張り役は的確に伝え、航路を譲ります。こちらは小型の雑種船。あちらはプロ。仕事をしている船。漁船に対しても行き会えば航路を譲ります。
こちらは帆で走るヨットだからエンジンはディーゼルの小型。浦戸湾を出るのに30分はかかる鈍足。恐らく早足歩行程度の速度。一方迫り来る大型船舶は海で見ると巨大。3階建て以上の建物が塊で近づきすれ違いました。凄いスピード。引き波でこちらの小型ヨットは揺れること揺れること。
自衛艦は18ノット(時速32キロで航行中だったとか)。猛スピードのように思います。自動操船をしていて衝突の1分前に後進エンジンをかけたとのことですが、5000トンの自衛艦が時速32キロで走行している船が1分足らずで止められるはずがない。
刃物で切られたように漁船は真っ二つになりました。自衛艦側にいろんな、ミスが重なったと思います。でも情報は「小出しにせず」。悪いこともすべて国民に公開すべきです。
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