高知駅の鉄道高架で高知は衰退する
(それほど絶賛するデザインなのか?1億円も設計料を払っているそうですが・・)
なにやら今日は地元マスコミがおおはしゃぎ。自動改札機四国初であるとか。高知県産の杉をふんだんに使用した駅舎はランドマークになるとか。設計費に1億円をかけて、集成材を大量に使った駅舎がそれほど良いとは思わない。
鉄道高架事業と周辺の区画整理事業費は合わせて1000億円を超えるらしい。10年の歳月をかけて整備しているうちに、高知駅周辺の環境は激変、当初の狙いとは異なってしまったようです。
(愛宕商店街は既にシャッター商店街になりつつあります。イオンへの通路になるだけですね。)
「南北交通の交通渋滞の緩和」が公共事業の大義名分。それでだれが1番結果的に利益を得るかといえばイオンモールでしょう。それと周辺の専門量販店のロードサイド店舗でしょうか。
高知駅前の周辺工事のひとつで今や歴史資源になり、浦戸湾最深部のビオトープになっている新堀川を高知県土木部都市計画課高知駅前周辺整備事務所による県道はりまやー一宮(いっく)線の道路工事により破壊しています。これも高知駅周辺整備の1000億円の公共事業費の1部であるでしょう。
「1000億円かけて高知は衰退する。」そういうシナリオを高知県と高知市はこしらえてしまいました。「高知浮上の起死回生のチャンス」になるかもしれない新堀川を破壊し、単なる道路にするようなセンスの都市経営者(高知県知事・高知市長)が快適で豊かな県都・高知市をこしらえることなどありえない。
「車社会全面肯定の公共投資による高知市の商業集積の結果」(高知駅周辺の道路を中心とした整備事業により、その利益はすべてイオンが吸い上げるでしょう。それが行政側の目的ではないでしょうが、結果は1私企業にすぎないイオンの「1人勝ち」を1000億円の税金と10年の歳月で促進したことになるのですから。
自然と歴史資源は新堀川の道路工事で破壊されましたし。高知の街を壊し事業の結果として1私企業の繁栄のための公共投資をおこなってきた愚かな事例として後世の歴史の時間で高知県と高知市は語られると思います。
あんまり腹がたったきに、おんちゃんはいくつか下手な川柳をこしらえてみたぜよ。
高架出来 街並み亡び イオン栄え(字余り)
1000億 自然壊して 街亡ぶ
チョンゲチョン つくった人は 大統領
新堀川 壊すと 偉人が怒りゆう
高知駅開業がなんぼのもんぜよ。高知の衰退の終わりの始まりぜよとわしは思う。
(韓国では清流を都市中心部で復活した人が大統領になりました。9
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