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2008.02.11

道路問題を地方から考える

Rakuseki_r
(高知県ではありふれた光景。大雨が降れば道路は「凶器」になります。)
 大都市部で鉄道や地下鉄網が発達しているところに住んでいる人たちは車の必要性は感じないでしょう。奇麗事で「レジ袋を辞退しましょう。」程度のことで環境問題にやさしい行為が出来るし自己満足できるので、大都市部の人は羨ましい。
Rezifukuro
(レジ袋の業者を虐めるだけの似非環境主義者を断罪したい。)
 一方地方では自動車は「生活の足」として必需品。仕事にもプライベートにも「足代わり」で使用しています。

 高知県で言いますと2桁の国道は国が直轄しているのできちんと維持管理しているからまず安心。3桁の国道は県ですので予算がいつも不足しているので走行していて不安になります。
Yamamichi_r
(高知県の道路は片側が山の急斜面。もう片側は谷への急斜面という道路が多い。)
 県道や市町村道路の維持管理はしっかりしておられると思いたいがが、国直轄の国道に比べると心持たないのは現実。橋など設置されてから1度もメンテナンスされていない箇所が高知県を走行しているとあちらこちらで普通に見かけますし。
Sabisabi515
(架橋以来1度もメンテナンスされていない橋が高知県には数多くあります。)
 今国会で論議している「道路特定財源問題」は、国政の場で久しぶりに地方の実態が注目されたようです。「道路はこしらえてもらいたい。ガソリンも下がるなら下げて欲しい」のが実態です。

 道路特定財源生みの人の発言は面白いと思います。

 ガソリン税、暫定税率は廃止できる…生みの親が激白 官製談合などやめれば1兆円は節約 (ZAKZAK)

 所得の低い地方では車は必需品。1人に1台が普通。1家4人で3台車を所有している家族と、1台だけの家族で所得が同じだとすればどちらが余裕のある生活がおくれますか?車が1台の家族に決まっています。

 ガソリン税の引き下げは「減税対策」になることは間違いないですね。でも地方には生活道路の整備は必要。森林の涵養や間伐作業にも投資は必要です。大都市部の人達が率先して高知の森林へ来られ、少しだけでもいいので間伐を体験されれば人生観が変わると思います。
Yama1douro

(見通しが悪いので、昼間でもライトをつけ、クラクションを鳴らしながら走行します。30キロ以上はスピードが出せません。まさに地元の人には生活道路。でも大雨が降るとすぐに土砂崩れになったりするようです。)

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