福祉交流プラザが4月1日リニュアルオープン
事業継続計画(BCP)セミナーが終了した後は高知市朝倉にあります福祉交流プラザへ駆けつけました。次回の「けんちゃんのいますぐ実行まちづくり」のゲストである下元佳子さんに会うためでした。
下元さんたちは4月1日に改装オープンする福祉交流プラザの1階の福祉用具展示コーナーの改装の真っ最中。新装開店前のスーパーのような大変な状態。一段落したところで、お話を伺いました。
「今まで福祉機器やパンフレットをただ雑然と倉庫のように置いてあったのを、生活観を出す展示にしました。」とのことです。
これは体験しないといけないと思い、台所や浴室、トイレの部屋を訪ねました。それぞれリフトや捕まり棒などがあり、確かに現実でわかります。
介護度1のS江さんの和室で話を聞きました・
「この部屋の道具は自分で歩行補助すれば移動できるS江さんの器具やベッドや生活家具を展示してます。ポータブルトイレも置いてあります。」とのこと。
下元佳子さんが呼び出しでいなくなりました。隣の部屋は介護度5のA男さんの部屋。本をめくるための機械も置いてありました。
ベットの上にはパソコンが置いてあり、寝たきりの状態で操作できるようです。ベットに操作するマットと赤いボタンが置いてありました。それに指1本で触ると部屋のテレビがつき、呼び出しブザーも鳴ります。
パソコンはどうやって操作するのだろうか。パンフが置いてありました。重度障害者用意思伝達装置「伝の心」というシステムです。日立が開発したようです。
操作に悪戦苦闘していますと下元さんが北岡剛さん(リハエンジニア)を紹介いただきました。
「指1本で自分の意思を表現できるシステムです。電子メールも慣れれば打つことができます。」とのことです。
下元さんがすかさず「けんちゃんが寝たきりになってもブログは作成できるよ。」と言います。
それではと北岡さんの指導を受けました。テレビや呼び出しブザーは操作はできました。ところがパソコンは難しい。順繰りに自動的にカーソルが画面を移動しますが、文字を打ちたい位置でストップさせ下に繰りながら文字を打ちます。
漢字への変換も可能。画像だって取り込めます。ということはブログの更新も可能であるということです。たとえどのような事態になっても人間の尊厳は維持されるではないか。
(北岡剛さんご指導ありがとうございました。)
北岡さんにお値段を尋ねました。「パソコンとシステムで約50万円前後」とのことでした。真剣に体験しました。
(ブログの鬼も120歳までブログ作成ができるめどができました。)
明日4月1日は午前11時に県知事も来られリニューアルオープンのセレモニーが開催されるうようです。ロビーに椅子が並べられていました。
その脇で下元さんや北岡さん、この建物を委託管理されている県社会福祉協議会の白石研二さんたちが最後の改装の追い込みをされていました。排泄コーナーと、ベット周りの展示をされているいようです。
また福祉交流プラザではうえるぱ高知の下元佳子さんたちが交代で、火曜、木曜、土曜に、午前9時から午後3時頃まで介護相談コーナーを設置するようです。
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