どこでもブログの総括 3月28日(金曜)
西村 2006年4月からスタートしました「けんちゃんのどこでもブログ」。今月でまる2年になりました。これほど長く継続するとは思いませんでした。3月度は番組全体を総括する予定です。
高知シティFMの戸田健史さんにもコメントいただきます。
今回のテーマは「どこでもブログの総括」でお話させてください。
2006年4月からのスタートでしたが、正直2年間も継続するとは思いませんでした。自分の予想を超えてブログが成長した体と思います。
戸田 当初の計画ではこの番組は「1年で」と言うことでした。ところが1年経過しました時点で、ブログはますます発展していましたし。容量も技術も進歩したのでまだまだ続ける価値はありました。今に至るわけです。
西村 そうですね。私がブログを始めた(2004年1月1日)から1年ぐらい経過してから、私のブログと当時の長瀬久美さんのブログ、竹村直也さんのブログ、大西みちるさんのブログなどが取り上げました。
ローカル新聞やローカルテレビ局に1時的に話題になりました。あの種類の帰省メディア(地元新聞・地元テレビ局)が取り上げて報道されますと普通の出来事や現象は下火になります。ブームは終わるものです。ピークになって終わるものですね。
戸田 既成メデイァが取り上げていることで、流行も過ぎ去った。そういうことがありますね。
西村 ところがどっこいブログは成長し続けました。コンテンツも機能も充実させてきたのですね。それは驚きでした。とにかくNHKや高知新聞が「取り上げたら」終わりのはずがそうではなかった。
日本は今や世界1のブログ大国です。英語圏のアメリカよりもブログの数が多い。300万ブログがあると言われています。
300まんもあればその方向性がだんだん出てきたのではないかと思います。
目的を持って、自分の世界に特化してブログを書けば、自分のネットワークが広がるのではないかと思います。
戸田 そうですね。1人の人がなにもひとつのブログしか書いてはいけないということはないですね。複数のブログを簡単にこしらえることができますし。
いろんな活動をしている人達が、その分野、その活動領域にあわせてそれぞれブログをこしらえるようになりました。広がりのきっかけになるようですね。
西村 私もいまは5つ程度にブログを作成しています。それぞれ分野は違いますね。それはべつに苦痛でもなんでもないですね。毎日更新しているのではないので・・。
ブログは切り口が多様ですから。今でも思いますのはブログはまだまだ可能性がると言うことですね。発展途上の過程であると思います。
動画の転送がもっと簡単になり、容量の大きなものを流せるようになりますと可能性を感じます。
容量がもっと大きくなり、動画の処理が簡単になりますと「1人放送局」が名実ともにできるでしょう。個人の情報発信力が格段に高まるからです。
戸田 技術面でもどんどん進歩してきています。なにも文字だけのブログではなくこういった形もあると。以前もいろんな技術があることをご紹介いたしました。
投稿して音声が載せられるブログも紹介しましたが、今や全く姿を見ませんし。これに限らずいろんな技術がブログの周辺に出てきます。
敷居が低くなりますとよりいろんな人をいろんな形で、情報発信できることになりますから、今後もブログはただ単に今までのブログという形におさまらないようにどんどん成長していくようになると思いますね。
西村 反省するとしますと、もっと多様なブログをしている人とのネットワーク造りが進展しませんでした。それは「どこでもブログ」がスタートした直後の2006年5月に途中体調不良に襲われたこともあります。2007年の9月頃まで体調画優れませんでした。
腰椎分離症というやっかいな病気になりました。骨が外れてしまい。走れない、歩くのは苦痛。車にも乗れない。という頑張りが利かない状態でした。ネットワーク作りがうまく行きませんでした。
そのあたり反省しています。
戸田 やる人自身の身体や健康はなにより大事ですね。
西村 いくらブログを作成する時はパソコンの画面に向っているとはいえ、取材をするとか、つくりこみをするとかはリアルな場に出かけないと面白くはありません。
写真を撮影したり、話をしたことをパソコンの前で座って書くだけですので。そのあたりのフットワークが十分ではなかったと反省しています。
戸田 パソコンのまえだけで書いていると、やはりどこかおかしいぞということになります。
西村 そうなんですね。自分の世界だけで閉じこもるのではなく、人との交流がブログの道具です。自分がどんどん動いて、いろんな場所へ出かけそれをまとめて発信したほうが面白いのですから。
読んでそのほうが面白いです。
戸田 インターネットを使ってブログに限らず掲示板に書かれている皆さんにも言いたいことですね。
西村 ブログという分野はこの2年間の間に社会で確立され、既成メディアである地方新聞等で、橋本大二郎知事のブログや沢山保太郎東洋町長のブログが取り上げられました。2つのブログの作成に関与したものにしては良いことであったと自己満足しています。
戸田 橋本前知事にしましても、沢山東洋町長にしましてもブログを始めるきっかけはけんちゃんとの話や交流がきっかけでありました。そういう意味では大きな役割が出来たのではないかと番組を放送してきた会社としても自画自賛の部分があります。
また沢山町長のブログは毎日というわけではないですが、ひじょうに中身の濃い情報が更新されています。「東洋町なんて関係ない。」なんていわず沢山町長のブログを見てください。
西村 まだまだ情報を沢山もっている自治体の首長や議員がブログをする人が少なく、この番組の2年間で始めた首長は沢山保太郎東洋町長だけでしたのは残念です。
今後政治の世界でもブログが活用されるように、働きかけていく予定です。
そういうことでよろしくお願いします。
戸田 この番組でも何度も申し上げました。政治家の人たちはいろんな形で政治活動の報告をしますね。それが演説なのか、パンフレットを配るのかありますね。
その1つにブログを加えていただけるfだけで、随分と世界は広がると思います。
西村 市民活動をされている人たちもブログを有効に活用いただききたいですね。
追手前小学校を存続させる会の人たちや高知女子大・高知短大の未来を考える会の市民グループの人たちとも知り合いになりました。
まだブログを作成されておられません。「ブログ作成のサポートをしますよ」と申し入れをしています。チラシは作成して街頭などで配布されています。それを作成する労力でブログという媒体で情報発信ができればプラスですから。
戸田 今やチラシも皆さんパソコンで作成されています。簡単に言えばその作成した原稿をコピーしてブログに貼り付けてしまえばすむことですです。ブログを活用していただきたいものです。
2年間ありがとうございました。
*4月からは新番組「けんちゃんの今すぐ実行まちづくり」がスタートします。1回目のゲストは「木質バイオマス地域循環システム」を提唱されている中嶋健造さんです。ご期待下さい。
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