毛沢東思想を信仰していた者として自己批判します
チベット地域周辺市民、少数民族に対する中国当局の虐殺行為と強権的な弾圧、外国メディアに対する報道管制に断固抗議します。五輪を「政治的に利用」し、人殺しをしている中国はオリンピックを開催する資格はない。
国境なき記者団がアテネで抗議したときの旗は5つの手錠で北京五輪を描いていました。実態はそのとおりです。酷い人権侵害であり、人民への弾圧です。
私は中学時代毛沢東思想を信仰し、文化大革命に憧れていました。「造反有理」という4文字熟語を実践すべく活動していました。学校の勉強をせず1時期毛沢東の著作ばかり読んでいた時期もありましたし。
しかし最近文化大革命のデタラメさ、残忍さを知りました。中国でも文化大革命に関わった人達がようやく重い口を開きだしました。元紅衛兵の人。元党幹部の人。追及した人、追及された人。40年の歳月が歴史を語れるようになったのでしょう。
でもチベット問題のように異民族が絡む問題は、そういうわけにはいかないようです。このWEBの時代に中国政府と中国共産党は情報統制をしようとしています。それに対しYahooやGoogleが民主化運動の摘発の為に中国公安当局に商売の為協力しているようですし。酷い話です。
元毛沢東主義者として一時的であれ、その思想を信仰したことを恥じます。人権を抑圧し、人殺しをする中国政府と中国共産党は間違っています。1989年の天安門事件でも反省していないし、抑圧的な社会を外資導入による経済発展でごまかし、矛盾を覆い隠してきました。そしてその「仕上げ」が北京五輪であることがわかりました。
(1986年の北京。日本青年会議所の一員で行きました。3年後の1989年にこの天安門広場で青少年市民を中国共産党は虐殺した。勝手に憧れていた「人民解放の思想」は崩壊しました。)
北京五輪には、サッカーや野球、女子マラソンや水泳など見たい競技もあり楽しみにしていましたが、人殺しをし人権抑圧している中国政府が主催するのであれば、見たくはありません。ただちに中止すべきです。
人殺しをしている中国政府が「平和の祭典」である五輪を「政治利用」することは許されないと思います。
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