高知女子大・短大の未来を考える第3回懇談会
午前中は今日は仕事。荷物の受け入れとサイトの作成をしていました。そんなこともあり「高知女子大・短大の未来を考える第3回懇談会」へは少し遅れ見学に行きました。懇談会の代表世話人である田中きよむさん名で案内状も来ていましたので様子を見に行きました。関係者50人が集っていました.。
今回のテーマは「県立大学における人材育成のありかた」ということで永国寺キャンパス251教室での懇談会でした。スピーカー予定者は高知女子大学生活科学部。文化学部の堀内和美さん。橋尾直和さん、高知短期大学の玉置雄次郎さんでした。
到着した時は前半の部分が終わり、高知女子大学名誉教授の松崎潤子さんが「廃校の危機も、教員、職員、学生、卒業生が一体となって回避した時代もありました。今まさにそういう時期です。」とのお話をされていました。
生活科学部の堀内和美さんからは、大学の現状や卒業生の進路などの説明がおこなわれました。また橋尾直和さんは、大学と地域とのつながりについての説明をされていました。後で挨拶しましたら、かつて「けんちゃんのどこでもコミュニティ」に出演された西森美菜子さんの担当指導教官であったとか。
焼畑での活動などで中嶋健造さんや上田孝道さんなど一緒に行動されているそうです。
高知短大の玉置雄次郎さんからも短大の歴史や現状の報告もありました。その後、質疑応答の時間に成り会場からも意見が出ました。
「将来がどうなるのか不安である。情報がよく入ってこないのでなんとかしないといけない。」
「OG会であるしらさぎ会としても大学の行く末は気になりますが、あまりにも情報がないので正直どうすれば良いのかわかりかねています。」
「私も随分前の女子大のOGです。しかも国文学部でしたので、学生時代は社会とのかかわりを意識したことはありません。でも学生はそんなもんです。後からわかるということもありますし。」
「大学関係者は構成員としての役目を示すべきだ。高知は貧しいが貧しいという意識がない。貧困を考えるのも大きな仕事である。」
「県外の県立大学は地域での大学の役目が明確。県民も大学を意識している。高知女子大や短大のにはそれが見えない。今日の話しは普段県民が知ることのない大学の内輪の話でそれなりに貴重でしょうが、家へ戻れば忘れてしまうようなものだ。」
それに対して大学関係者の意見も述べられました。
「地域との関係で言えば生活デザイン科は、ストーリー・ファッションショーなどもしています。建築デザインなどでも地域と連携していますよ。」
「教官で1人で情報発信されている方は何人かおられます。学科や学部で全体でどうかというと弱いかも知れません。それを今後は意識したか活動をしたい。」
「文化学部ではホームページもありますし、メールマガジンなどでも情報発信をしています。」
坂本県議、米田県議、岡崎邦子市議も参加されていました。
最後に田中きよむ代表世話人がまとめました。
「大学の図書館は県民が利用できます。でもそれを多くの県民は知りません。大学に閉じこもって、資格を取る学習をするだけでなく、むしろ地域の人たちが講師役になって教員や学生と交流することも大事であると思います。
今後は大学当局や県当局にもこの懇談会への参加を呼びかけ意見交換するようにしたいと思います。事態はのんびりできないかもしれません。6月県議会、9月県議会がポイントではないかと思いますね。」と総括されました。
次回第4回懇談会は4月26日(土曜日)に高知女子大学池キャンパスで「県立大学に求められる人材育成のありかた」ということで懇談会が開催される予定です。
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