高知県道路課は特定財源存続要望の姿勢を改めよ
(新堀川の「破壊」も特定道路財源があってのこと。)
高知県土木部道路課。こちらのホームページを見て仰天。道路特定財源存続のための1大キャンペーンを張っているではないか。
一読しても新味はないし、どうして高知県庁が県民の税金を使用して自民党の主語主張を広報しているのかがわかりません。
3月9日にも市民有志が参加して新堀川界隈の歴史資源のウォークラリーが開催されました。明治維新前後に活躍した武市半平太、岡本寧穂、板垣退助、河田小龍、坂本龍馬、中江兆民らの史跡が新堀川沿いに散在しています。
その歴史的資源を高知県土木部都市計画課高知駅周辺整備事務所は、埋め立て暗渠にし、4車線の自動車道路にしようと河川を破壊しています。
これも道路特定財源で国からの補助が出たので、歴史資源があろうが、ビオトープがあろうが埋め殺して道路にしてしまうとういうことになるのです。「諸悪の根源」は道路特定財源。市民の声を聞かず、全く無駄な道路を多額の建設費用をかけてこしらえるだけのこと。
タダで道路がつくれるから良いように県当局は言っているようですが、維持管理費用は出ないと思いますね。新堀川は浦戸湾最深部。ということは海です。当然塩害も想定しないといけない。
わたしは防錆管理士だからとくにそのあたりに関心があります。橋梁構造の道路ですが、いくらコンクリートで被覆しても20年経過すれば錆が出て大規模な修復をしないといけなくなるでしょう。そのコストまで県当局は試算しているのでしょうか。
将来発生するコストを考えても新堀川を破壊する道路工事は即刻中止すべきでしょう。
(この橋はダム工事の見返りに建設された橋。無償で自治体に譲渡されましたが、財源不足の自治体は修繕費がありません。時は過ぎて今や錆だらけの橋になっています。新堀川の工法も「橋」であること。海であることを考慮しないといけないですね。)
海の近くで錆対策を考慮しなければ、このような状態になります。錆は簡単に公共建築物を脅かします。現在は立ち入り禁止になっています。
参考 こうなる前に錆対策を
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