チベットの暴動はよほどのこと
よくは知りませんがチベットでは地元のチベット仏教の信徒が殆どであると言われています。仏教には輪廻転生の考え方があり、温和な人たちが多いのではないかと想像していました。
中国公安当局の公表した今回の暴動の画像を見ますと、漢人の商店を次々と襲い、車を燃やしています。なかには僧侶服の人たちも暴動に参加されています。普段は温厚な人達がここまで行動するとはよほどのことでしょう。
中国公安側は一方的な被害者であるような報道を国際社会にしているようです。しかし冷静にあの画像を見れば、暴動の全容が明らかになっていないのは明らかです。
そもそも胡 錦濤(こきんとう)主席は、1989年にチベット暴動を情け容赦なく弾圧したご功労で出世した人物。今回も残忍な弾圧行為をするでしょう。国際社会は監視をしていかないといけないし、中国の強権的なやりかたを容認してはならないと思う。
そういえば昨年の11月にチベットの宗教指導者ダライ・ラマ14世が来日していました。その頃にチベットで大弾圧があったようです。その伏線があり、積もりに積もった中国政府への怒りが表へ出てきたことなのではないでしょうか。
言論の自由のない、政治的な自由のない中国で、市民が街頭に繰出すことは命がけの行為です。昨年のミャンマーでも軍事政権が残忍行為で市民の抗議行動を弾圧しました。今回全く同じ事を中国政府はチベットで行っています。
日本人として無関心であってはならないと思いました。
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