大手の車販売店の車検・点検は実にいい加減
私は自動車に関しては、若い頃から興味がありませんでした。当時は確か「ケンとメリーのスカイライン」とか流行していましたが、車の免許こそ大学生時代に取得したものの、全然乗らず、卒業後も東京勤務でしたし、営業でも車は必要ありませんでしたし。電車で移動できましたし。
高知へ戻ってから車の必要性があり乗りだしました。でも型式や車については興味はなく、「車は走れば良い」という認識でした。
高知で何年か生活し中高年のおっさんになりました。やがて県外の大学へ通学していた子供が高知へ戻り、郊外の父母の家から車で職場へ通勤するというので、わたし個人の車が取り上げられ、わたしは軽トラが愛車になりました。別に支障はありませんね。
じつはその子供が乗っている車が今月車検になりました。2年前の車検は今まで点検・車検でお世話になっていた近所の修理屋さんではなく、その車を購入した自動車販売会社に出していました。
でも結局は修理の腕は悪いし、価格も高いので、再び近所の修理屋さんに先日車検を依頼しました。さて車検の予定はいつになるのかと思いきや修理屋の大将がこう言いました。
「この車には車検証明書とリサイクル証明書が書類一式に入ってないですよ。これでは車検が受けられません。再発行してください。」」とのことでした。更に見れば車検をした後にフロントガラスに貼る車検検査済みのステッカーも貼っていません!
でもこちらはその自動車販売会社に車検も1年後の定期点検も依頼しておりました。車検証明書がないとかステッカーをフロントガラスに表示していないということであれば、定期点検時にわかるはずなのに。
私も車に無頓着ですから全然関心がありませんでした。今日近所の車の修理屋の大将に指摘されてはじめてわかるという体たらく。参りました。
幸いにも子供は慎重運転。2年間無事故・無違反。交通事故になれば、警察の現場検証が必要ですので当然車検証明書は必要になりますね。そうならなかったから誰も気がつかなかったのです。
結局自動車販売会社が車検時に紛失したていたことを認めました。陸運局へ行き、向こうの費用で行政書士に依頼し車検証明書を再発行するそうです。全くとんでもない話でしたね。
無条件に自動車販売会社を信用しては駄目ですね。大きな優良会社だから任せきりではいけないですね。自動車販売会社がそんなにいい加減であるとは知りませんでした。
「大手の自動車販売会社は車を陸運局に持ち込みません。自社の工場で車検を自分達で行い、書類だけ陸運局へ持参し、車検に合格します。うちのような個人経営の修理屋は部品をばらしたり、整備し、タイヤも点検交換します。洗車し陸運局へ持ち込みます。」
「大手自動車販売会社では、そんな車検ですので1時間半程度で作業はおしまいです。ですので1日車検が可能なのです。」とも。
修理屋の大将の話を聞いてだんだん大手自動車販売会社に腹が立ってきました。本当に市民を馬鹿にした話ではありませんか。自社で検査しているのであれば、本当は何も点検していないかもしれませんね。陸運局も車を見ない点検しないというのも本当であれば驚きですね。
電話で車検検査証書がないこと、リサイクル証明書が入っていないと大手自動車販売会社に指摘した。「そんなはずはない。おたくが紛失したのでしょう。」とでも言えば出るところへでてやろうと張りきっていました。ところがあっさり非を認め、再発行手続きをすると言いますし。
電話でやりとりしていても、驚きました。とにかくその種の「クレーム処理」は慣れているようで実に迅速に対応しましたから。たぶんきちんとした苦情処理マニュアルがあるようですね。おかなし名話でありました。昨日はその話で1日振り回されました。
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