中国・韓国の近代化は植民地の歴史から
(戦争は日本と中国両国に取り不幸な出来事・歴史でした。)
中国の近代史はアヘン戦争から始まると言います。当時の中国の清帝国にイギリスは無理難題を吹っかけ、アヘン戦争をひき起こしました。その後義和団事件で衝突し、各国の軍事介入を受け、中国は植民地化、分割された歴史があります。
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日本は長らく鎖国をしていましたが、アヘン戦争で大国清が敗れた情報は入っており、様々な形での政治勢力が日本再編に動きました。諸外国の開国への圧力は当時の常識から言えば即植民地化の恐れもありました。
倒幕、戊辰戦争、明治維新政府の成立。条約改正、軍事大国化は当時の世界水準仁短期間でおいついた先人達の功労でしょう。
韓国の近代化の歴史は日本による植民地化から始まります。もともと韓国は中国に朝貢していた属国。チャングムの誓いでも支配階級はすべて中華風でしたし。ただ日本のように内発的に近代化はできませんでした。ロシア、中国、日本の植民地に一時的になるし当時は選択肢はなかったのでしょう。
民族的気概や民族のプライドは強烈な中国と韓国が自己主張したがるのは理解できる。また日本は一足先に近代化し、当時の植民地主義の片棒を担ぎ、同じアジア諸国を植民地化してしまったので恨みつらみを買うのはまた当然。
戦前も石橋湛山氏のように「小日本主義」という戦後日本が歩んでいたことを予言するエコノミストもいましたが、主流にはなりませんでした。とても残念ですがそうです。
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最近安倍晋三政権のあたりから中国や韓国の民族主義に対抗しようという排外主義が台頭しているようです。それは3国にとって不幸です。民族主義の過ぎたる自己主張はお互い不利益を生み出します。
日本・韓国・中国・東南アジア諸国が緩やかな経済統合をすればEUをしのぐでしょう。でもそれを阻止したいのがアメリカでしょうし。悩ましいことです。
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