入札が不成立ー高知市
(写真は入札風景。担当の職員についてどうのこうのはありません。仕事でしょうし。)
午前中は高知市役所へ。入札があったので参加しました。何社か来ておりました。決まりどうりの説明を市職員がされ、「入札箱」と書かれた箱へ入札金額を書いた紙を投函します。参加会社全員が投函したところで箱を開けました。
暫くの沈黙。入札官が結果を発表しました。
「今回は入札は不成立になりました。入札予定金額より安い入札額がありませんでしたので、落札者はいないと判定いたしました。」と言うことです。市役所の落札予定価格を発表していましたが、到底採算が合う価格でもありません。
今朝のブログ投稿記事で「4年間で2・2倍に上昇」と書きました。平均してじわじわ上昇したのではなく、世界情勢や社会情勢に価格は影響を受けますし。この1年間で15%も上がっていますし。
市役所の落札予定価格は昨年の実績をベースにしたものでした。さすがに対応できる会社はありませんでした。あとで他の会社の人に聞きましたが、最近はこうした事例が多いとか。悩ましいことです。
市役所などの行政側も予算の伸びはありません。それで前年度実績をベースに予算を組んで入札を組んだと思います。しかしこれほど社会情勢の変化で価格が上昇したので対応ができないようですね。
市役所事情に詳しい知人に聞きました。
「建設工事なども単価が下がったようです。まともに受注できないようですね。赤字を出してまで施工する業者はいないでしょうね。」とも。
難しい時代になりました。
| 固定リンク
コメント