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2008.05.18

福祉ファンドをこしらえよう! 5月23日(金)

西村 今月5月の「けんちゃんの今すぐ実行まちづくり」のゲストは広汎な福祉分野の活動をされているうえるぱ高知の関係者の皆様です。
 うえるぱ高知の下元佳子さん。6月の福祉機器展実行委員長の福島寿道さん。県社会福祉協議会の白石研二さんです。

 今回のテーマは「福祉ファンドをこしらえよう!」ということでお話をお聞きしたいと思います。介護保険制度は2000年にスタートしました。今年で8年目。良いところもありましたが、様々な問題があったようです。福祉介護分野の最前線にゲストの皆様はおられますが、そのなかでの思いを聞いてみたいと思います。

 調べますと兵庫県に「塩井基金」と言うのがあるようです。サイトで調べますと人口呼吸器使用者施設への資金支援もされているようです。それ以上のことはわかりませんが、他にどのようなところがあるのでしょうか?

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白石 全国的にはいろんな企業のファンドがあります。高知県内でも銀行のファンドであったり。民間では高知県福祉基金というのがありまして、障害者の方の活動やまちづくりの活動を支援しています。


西村 以前下元佳子さんは神奈川県藤沢市において、市民が集りお金も集め「自分達で福祉施設をつくろう。グループホームをこしらえよう。」として実際にこしらえたという事例の話を聞きました。そのあたりを詳しくお話下さい。

下元 はい。うえるぱは団体もそうですが、個人を支援するファンドをこしらえたいと思っています。神奈川県の話しですが、住民が立ち上がって10数年がかりでいろんなことをしているところです。

 自分達の力で自分達で良い施設をこしらえよう。良い施設がないから。(自分達が納得できる施設がないので、じぶんたちが施設もこしらえよう。)
 施設をこしらえたくて見学にいったわけではありませんが、施設のつくりかたガ、私たちがやりたいことに参考になるのではないか。

 お金がまったくないところで、ファンドをこしらえていろんな人たちに協力していただいて、僅か1ヶ月の間に億のお金を集めて納得のできる、自分達が入居したい施設をこしらえました。その施設も既成の枠にとらわれない施設をこしらえています。

 しかもそれが1つの施設ではなく、2号館、3号館とプランもできていました。それからヘルパー事業所など。いろんな事業も想定されていました。

 前回のお話にもでていましたが、良いこと、十分なケアをするためには、給与も待遇も良くないといけない。NPOですけれども藤沢市で1番職員は給与が高い。そういう団体でした。
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西村 2000年から介護保険制度がスタートしました。大抵介護施設は自分が住んでいる街中からは遠く離れたところにあり、全然知らない人たちと一緒に施設で生活します。通所の場合も同じです。利用者にとっては大変な精神的な負担ではないかと思いますが、向き合っている皆さんはどうそのあたり思われますか?

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下元 地域密着型の施設や事業所も最近は随分増えて来ています。高知市もたくさん事業所が出来ています。施設ということになりますと高知はたくさん施設ができましたが、結構満杯状態です。住み慣れた地域の近くの施設へ入居はなかなか難しいようです。

 やはり藤沢市の事例を考えましても入りたい施設を選べるか。というとなかなか難しいと思います。通所ですね、デイ・ケア、デイ・サービスはかなり選ぶことができる。グループホームまでは選ぶことができる。それは出来てきてはいます。

 前進はしているのではないかと思っています。

西村 室戸市佐喜浜で村田憲展さんがご自分でデイ・サービスの施設「老稚園」をこしらえています。あのような地域密着型の施設などはモデルになるのではないのでしょうか。
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下元 そうですね。自分の住んでいる地域で、必要性を感じてこしらえたというのが、地域住民の力でこしらえていくのが理想です。
 特に市外というか室戸でもそうですが、施設の少ない、サービスのない地域で住み慣れた地域で、住み慣れた暮らしを知っている人が施設をつくっていくということが市場の理想であると思います。


西村 今の介護保険制度の施設では補助を受ける関係で、「制約だらけ」で同じようなメニューになっているようです。わたしも以前6年ぐらい前に2級ホームヘルパーの研修であるディサービスで研修しましたが、保育所のメニューのようで面白くないと思いました。
 何故そうなるのでしょうか?パソコンであるとか麻雀やゲームなども取り入れることはできないものでしょうか?

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福島 今はデイ・サービスの方も利用者にアンケートをとったりして要望を引き出す努力もされています。それと合わせて個別に必要なメニューを出しているところもあります。

 しかし障害の重度の人になりますと、自分がどうしたいとか意思を表明できない状態ですと、要望を言うことが少ない状態ですと一方的なサービスのメニューになりがちです。保育所のメニューのようになりがちです。

 そういう人から関わってどのようなことをしたいのか。ニーズを引き出す力や努力とかは支援者側に必要であると思います。


西村 求人募集のチラシを見ても介護の最前線のホームヘルパーの時給は1000円から1200円程度で、1日に4時間で週に3日か4日程度。重労働で大変な仕事の割には低賃金です。施設介護も訪問介護もこれでは十分なケアが出来ないと思います。

 以前コムソンがインチキをしていて国側の監視がきびしくなり、介護事業所の裁量がよけいなくなり介護事業所も減少しているようです。このあたりの現実はどうなっているのでしょうか?

白石 高知県でとくに極端に介護事業所が減ったという話はありません。働かれる人達の労働条件の改善はいろんなところでされています。

 今介護サービス情報の公表であるとか、外部評価とか。利用される方が、事業所を比較検討する情報の環境もどんどん整備されてきています。


西村 理想論でかまいませんが、介護保険制度も活用しながら、利用者に十分なケアができるためには、下元さんのレベルではどの程度の資金が必要でしょうか?
 「うえるぱ」基金なり「うえるぱ財団」あるいは会社をこしらえるためにはどのような活動が必要であると思われますでしょうか?
 機器の販売やメーカーの協力、高知シティFMでの呼びかけなどできうる限りの協賛は必要であると思いますが・・。

下元 私たちのレベルで巨額の資金集めは難しいと思います。私たちが感じていますのは、介護保険もそうですが、厚生労働省は「そのひとらしく、そのひとの生き方を尊重して」支援をすることをうたってはいます。

 どうしても「制度」でまかなえることは、最低限の生活保障ということから予算のこともあり、生活の質(クオリティ)を高めることや生活の質を上げるようなところまでは制度でまかなうことはなかなかできません。

 そういうことを考えたときに、わたしたちがやっている福祉用具などは、1人1人の可能性を広げることが出来ます。

 それを助成することの枠がどんどん狭まっていることが現状です。

 最初に白石さんからファンドがいろいろあることをご紹介されました。団体の支援はありますが、わたしたちがこしらえたいのは個人の可能性、あんなことしたい。こんなことしたい。ことができるようになりたい。子供から高齢者まで個人を応援するファンドを是非つくりたいなと思います。

 聞いたからには高知シティFMさんも多くの協力をしていただけるものと期待しています。

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