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2008.05.25

ユニバーサルな社会をつくろう! 5月30日(金)

西村 今月5月の「けんちゃんの今すぐ実行まちづくり」のゲストは広汎な福祉分野の活動をされているうえるぱ高知の関係者の皆様です。
 うえるぱ高知下元佳子さん。6月の福祉機器展実行委員長の福島寿道さん。県社会福祉協議会の白石研二さんです。

 今回のテーマは「ユニバーサルな社会をつくろう!」です。ゲストの皆様は福祉分野のそれぞれのお立場で活躍されています。それぞれ理想の社会というものを思い描いていることでしょう。

 災害対策でお聞きします。二葉町自主防災会では防災マップ(ハザードマップ)を作成する時に二葉町に隣接する鏡川大橋歩道を「災害時要援護者一時待避所」として、橋を管理する国土交通省土佐国道事務所に、認めていただきました。
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 車いすや介護を受けている人は階段を上れないからです。二葉町自主防災会では、町内の3階建て以上のマンションなどを所有している所有者と民間協定、一時緊急時非難協定を締結しています。でもその場合車椅子の人や障害をお持ちの人は階段を昇ることはできません。

 橋は耐震構造で大地震でも落下しない工事をしています。橋の歩道はゆるやかな斜路になっています。段差がないので車椅子でも避難は可能です。

 ただ二葉町では町内で介護の度合いの人がどちらにお住まいなのか。大筋把握はしていますが、災害時要介護者を待避所にどうやって避難させるのかが問題です。介護の現場ではそのような場合はどうされるのでしょう?

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白石 介護の現場でも同じです。私たちは福祉施設の耐震構造を調査したことはありません。でもソフト面で言いますと、住民の人達の協力を得るように。日頃から地域住民の皆さんとともに避難訓練を行うことを求めています。

 また水だとか食料の備蓄を求めています。それから在宅サービスの事業所では通所や利用されている人達の安否確認をするマニャアルを用意しています。


西村 住宅の防災対策でもお聞きします。高知市内は低地が多く、木造家屋は倒壊や家具の転倒のよる負傷も予想されます。また30分以内に低地は浸水も始まります。津波も来るでしょう。

 要介護の人は自宅の2階の部屋で生活をしていただきたいと防災の観点からは思います。(大地震で1階は潰れても2階ならば助かる確率は高いからです。)
 施設の状態、訪問介護の現状はどうなっていますか?またどうあるべきかどう思いますか?

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下元 施設の場合では施設のある環境のなかで対策を考えることはできます。

 在宅の場合は防災のこと(いつ来るかわからない地震を想定して)いつも2階で生活することは屋外へでれなくなり、活動性がどんどん低下します。

 でもまだまだ福祉。医療分野のスタッフはまだまだ防災、また支援まで行っていません。それが現状です。思いのあるひとたちがただたんにその人を元気にする環境町政だけではなく、地震の時に寝ている部屋は倒壊の恐れのない処置をするとか。


 それで大丈夫であったとときに安全な場所に、どうやって逃げるのか。その場合はけんちゃんがしているような自主防災と連携をする。できるのかどうか。それをこれから考えようと言う状態です。

西村 地域社会、今まで生活してきた地域での老後や介護を受けたいと思います。グループホームを地域でこしらえることは可能なのでしょうか?
 顔見知りの地域社会や町内で介護のサポートができれば良いとは思いますが。

 デイサービスやショートスティや訪問介護でもうちの町内100メートルの間に4つの介護事業者がそれぞれ送迎したり、訪問したりしていて全部事業者が違います。介護を受ける人たちは、地域社会とは切り離されています。なにかおかしいと思います。

 もし私が地域社会でグループホームをこしらえたいと思ったら具体的に何をすればいいのでしょうか?

白石 グループホームであるとか。介護保険の事業所であれば、法人格を取得して、県や市町村に認可申請を出します。
 町内の顔見知りで介護サービスをしたい。というのであれば宅老所のようなインフォーマルなサービスを立ち上げると言う方法もあります。
 
 町内の顔見知りの方々とその町内に必要なサービスを実感して、共有する勉強会を立ち上げて、皆で必要性が共有されれば利用者の人達の実態調査もできるでしょう。宅老所の確保など。

 県内にはこうしたプロセスで出来上がった宅老所もあります。

西村 具体的な実例はありますか?

白石 土佐町の「とんからりんの家」がそうです。このへん宅老所がないきに、こしらえたいね。地域の人たちのの思いでできた宅老所です。
 みんなで勉強会を開きながら立ち上げた宅老所です。

とんからりんの家資料 「tonkararin.ppt」をダウンロード

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西村 下元さんはオーストラリアなどの介護現場も視察されたそうです。介護施設のあり方、地域社会との関わり方は高知などとの違いはあるのでしょうか?
 具体的にどのように異なっているのでしょうか?

下元 そうですね。オーストラリアは人口が少ない国です。介護施設が十分あります。ですので在宅と言う意識は少なく、施設ケア、施設での介護が進んでいる国です。

 でも施設ケアですが、「人の尊厳を大事にする」ケアについては学ぶところが多いと思いました

 カナダのバンクーバーなんかは、人が住みなれたところが、住み慣れた暮らし方で介護が受けられることが定着しています。施設へ入所も選択も可能ですが、自宅でずっといたいということであれば。例えば家族が長期の旅行へいく場合は、日本で施設で預かることしかないですが、ヘルパーさんが24時間自宅へ来てくれます。

 その人が暮らしたい暮らしを支援するシステムがあります。日本は仕方なく「どれか」(在宅か入所か)を選んでいるのが現状です。


西村 以前アメリカのロサンゼルスに観光旅行へ行った折街の中心街やロングビーチの良い場所にホテル風の建物がありガイドは「老人ホームである。」との説明がありました。

 高知市で言えば帯屋町商店街の真ん中に老人ホームがあるような感じです。日曜市があり、商店街も近いし、病院も近い。そうした介護施設があれば良いと思いますがそのあたりはどう思われますか?

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福島 確かに場所の問題はあると思います。そういう意識は支援者のほうがもっていれば何処に立っているかの問題はクリアできると思います。
 街中にあれば便利であると思います。

下元 人によると思います、わたしなどは田舎の施設へ行きたいと思いますが、うえるぱの障害をもっているメンバーは南国市から高知シティFM近くのマンションへ移転しました。車椅子でも買い物へ行けて、病院へも行ける。年老いても何かと生活が便利なほうが良いと言うメンバーもいます。人それぞれであると思います。

 自分で選べるほうがいいですね。

福島 そうですね。


西村 うえるぱ高知の夢や理想、うえるぱに関連されました皆様のあるべき姿がありましたらお願いします。

下元 わたしは個人個人がその人らしい生活をしたい。制度ではまだまだ支援ができないのが日本の現状です。制度がこうあってほしい。と提案ができる活動であったり。
 個人ユーザーを支援していくファンドもそうです。福祉機器展もイベントではありますが、ユーザーのニーズを解決していくことが第一の目的ですので。

 年間を通じて常設コーナーをつくることが社会福祉協議会との連携でできたので、個人支援のことをより考えて行きたいと思います。

福島 僕は普段理学療養士の仕事をしています。自分の職場を良い方向に変えていくこともまだまだ十分にできません。
 うえるぱで下元さんたちと関わって大きな観点で物事を見ることもできました。遅ればせながら勉強をしています。うえるぱ高知の頭脳ではないので、手ぐらいのことですが、ついていくだけ付いて行きたいと思います。

白石 僕はうえるぱを外から見ています。見ていて、一緒に仕事をしていて面白い団体でありました。そのままおってほしいし。
 どこかに迎合したりとかうえるぱは、うえるぱで。一緒に仕事ができたら面白いなと思います。
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