源氏物語は凄い!としか言いようがない
今年は源氏物語1000年祭でも行われるのでしょうか?日本経済新聞でも取り上げられていましたし。イベントが行われるのでしょう。
1000年前の日本人の心情も今もさほど変わらない。源氏物語は日本文学史上不朽の名作と言われていますが、今まで関心もなく読んだことはありませんでした。古典の時間にごく一部を読んでいるぐらいでしょうか。
「あさきゆめみし」(大和和紀の少女漫画。紫式部の『源氏物語』を漫画化したもの)を読んでいます。少女漫画なので家内に借りてきてもらいました。市民図書館に置いてありますので。13巻まであるようです。
不倫あり、セクハラあり、不義密通ありのおどろおどろしい世界ですが、綺麗な少女漫画で描かれているので嫌味がない。
生みの母を想い、義理の母と密通し子供までこしらえてしまう。狙いをつけた女性とは交友し、一時期権力闘争に敗れ明石に流されるも、そこでもちゃんと女性との出会いがある。光源氏は島耕作をより高貴にしたキャラクターなのか。でも面白い。
今後も漫画でしか読まないと思うが、それにしても堪能しました。原作も凄いが、この漫画もまた凄いとしか言いようのないものです。
当時の風俗や和歌などもきちんと描かれていて丹念に読めばそれなりに重たい内容。「チャングムの誓い」もあれは韓国宮廷内部(宮中)の話しでしたが、源氏物語もまさにそれそのもの。しかし退屈しない。原作がしっかりしているからまんがにしても現代風にアレンジしても面白いのでしょう。
子供が高校生の時代には、「ドラゴン桜」のなかで桜木が「古典はあさきゆみみしを読破しろ」とか言っていたようですし。
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