共産党は何故勢いがないのか?
(ポスターは街角では見掛けはしますが・・・)
最近若者達の共産党への入党者が増えているという。それは結構なことであると思う。小選挙区になって共産党はますます影響力がなくなった。このままでは国政への影響力はなくなり、地方の市議会や県議会の地域政党になると思われていましたが・・。
個人的には共産党や社民党にはもう少し頑張ってもらいたい。ただ戦術的にも考えたほうが良いとは思いますね。公明党も小選挙区での単独当選が無理と判断し、自民党候補を小選挙区で支援する代わりに、比例では公明党を自民党が支援するというバーターの協力関係を構築しちゃっかり連立政権に居座っている。
共産党も民主党の護憲派を支援したらどうだろうか。社民党とも「護憲連合」という会派をこしらえたらどうだろうか。主義主張は変わらないようですし。民主党にも前原元代表のようなファシストで軍拡派の憲法改正論者もいる。そういう人は支援しなければよろしい。
ご高齢のかつての共産党の元活動家の人が嘆いていました。「昔の共産党はお金がなく専従者の給与も遅配気味。県本部の電気代も払えず止められたこともあった。でも選挙での勢いは今より格段にあった。」
「今は財政的にも安定し、専従者の数も多い。しかし選挙のたびに獲得投票数は落ちている。やはり大衆活動をせんなったきよ。」
戦後まもなく入党し精力的に活動をされていたと言います。山原健二郎さんが逝去されてから党活動を離れたとか。
「とにかく党の世界しか知らん人間が候補者になっても広がりがない。おもしろくないし。」とのこと。「わしは橋本大二郎さんの政治手腕に期待するきに。共産党の候補者は応援せんきに」とも。
共産党も土佐の高知雑記帳の人なんかは面白いし、愉快な人。昨年は番組にも出てもらったし。この人なんかは大衆性もあるし。この人の考え方と作戦、大衆性をもっと共産党も評価し、取り上げたらいいのに。
でも共産党員のほとんどが「堅苦しい」「教条主義的」な人が多いことも確か。なかには良く調査せずに情報を発信する人もいますし。調査力、取材力が落ちたことは間違いない。話を聞いたふりして党外の人の意見を全く聞かないし。党務と関係ないから無視するのは当たり前か。
自分達は「前衛」(指導部)で、市民は「いつでも前衛に指導されないといけない」と信じているからでしょう。今の時代市民は情報を多方面から仕入れておりますし。大きな世界観をもっています。硬直した情報、フィルターのかかった情報しか入手できないようでは世界の動き、社会の動きから取り残されるのは当然でしょう。
やはり共産党が勢いがないのは、時代について行けないところ。市民を今でも「指導しよう」としているところかな。それと「民主集中制」という党独裁主義を堅持し、党内民主主義が存在しないこともあると思いますね。
「自分達と考え方の違う市民とともに戦う」という姿勢があれば結果は違っていたとは思います。今までは常に支配しようとし、かなわぬとなると常に攻撃してきた歴史がありますから。
それでも排他的な戦闘力が昔はありましたが、最近はそれすらないようです。
今晩高知市役所前で社民党や共産党の人達が呼びかけ、宿毛港への米海軍イージス艦寄港反対集会が開催されるようです。様子を見学に行こうと思います。そのあたりはどうなのかチェックしてみようと思います。
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