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2008.05.12

新堀川に関する高知県庁の基本姿勢

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(かつて中江兆民を顕彰する石碑が県民有志の手で新堀川河畔にありました。

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(新堀川に「蓋をし道路にする工事」のため、ぞんざいに保管されているようです。)
 連休中にパソコンの「整理整頓」「掃除」をしていましたら、ちょうど2年前の高知県庁都市計画課荒川辰雄課長に新堀川問題で公開質問状を出していました。その回答が2006年の6月30日付で来ておりました。回答文は周辺都市整備事務所長名で来ていました。

平成18年6月30日

 西村健一 様

高知駅周辺都市整備事務所長 
横山芳正  

「はりまや町一宮線工事に関する質問」について(回答)

日頃から都市計画事業に対しまして貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございます。
さて、平成18年6月28日都市計画課長にEメールでいただきましたご質問について下記によりお答えします。


1.「兆民通り」の石碑について

 この石碑は、高知市道上に設置されていましたが、今回、旧新堀水門の撤去工事に支障となり移設する必要が生じました。このため、設置された「兆民通りの碑を建てる会」の関係者や高知市と協議をおこない、平成14年に地域の皆様にご説明したとおり、道路工事期間中は別の場所に一時移設することで協議が整いました。今回、町内会にも連絡したうえで、現在石碑は新堀駐車場南側部分に移設しています。このことを周知するため、石碑が設置された場所には説明文を掲示しております。
なお、兆民通りを案内する「兆民通り」の標柱は、工事期間中も元の設置位置周辺に設置する予定です。

2.汚濁防止フェンス(オイルフェンス)について

 ご指摘の汚濁防止フェンスは、工事中に濁水を出来るだけ拡散させないため、平成15年から工事期間中に設置しているものです。現在、旧新堀川水門を撤去するため水門南側にも設置しています。
また、取付け位置等で堤防部の強度に対してのご質問がありましたが、堤防強度に影響はないと考えています。
 なお、今後とも工事を進めるにあたっては可能な限り周辺環境に配慮する予定ですが、工事施工中については、汚濁防止が必要でありご理解をいただきたいと思います。

 最後になりましたが、貴重なご意見をいただきましたことに対しまして、誠にありがたく御礼申し上げます。今後とも、地域の皆様方のご意見をいただきながら事業を進めてまいる所存ですので、なにとぞよろしくお願いします。
 今後ますますのご活躍を祈念いたしております。

 2008年5月現在郷土の偉人中江兆民を顕彰する石碑は無残な姿です。

 歴史資源もそんざいな扱いー新堀川道路工事

 高知県庁が郷土の歴史を全く大事にしない部署であることは一目瞭然。工事のための工事になっているからです。

 歴史資源の新堀川を単に用地買収費がかからない公共用地だからなんでもかんでも埋めちまえという発想。当時国土交通省から高知県庁土木部都市計画課長として出向されていた荒川辰雄氏も見識がなかったようですね。

 この荒川辰雄氏ですが、建設省大臣官房政策課福祉環境推進室課長補佐時代には、「「歩いて暮らせる街づくり」構想についてということで 、日本福祉まちづくり学会の座長もされていたようでした。

 まさに高知市の新堀川は「歩いて暮らせるまちづくり」のモデル例になることができるはずでした。でも荒川氏は、新堀川に蓋をし自動車道路をこしらえることにGOサインを出されました。

 その部署、部署で言うことが異なるのでしょうか?日本の官僚が市民に信用されないのはそういう態度ではないでしょうか?

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