遂に来た!第3次石油危機
遂にと言うか、投機資本のエゴというのか石油や穀物資源を「人質」にして世界のごく一部の資源国資本と投機資本は悪どい儲けをしています。途上国では暴動寸前になり、社会不安が起こっています。
昨日相次いでメーカーの人達がやってきて7月の製品値上を「通告」してきました。それも今までのような小幅の値上ではなく、値上幅も大幅でしかも「待ったなし」の状況です。いくらなんでも「それはないだろう」という状況ですね。
6月11日の日本経済新聞に掲載されているように、石油化学製品は原料となる合成樹脂もナフサも2002年頃から「右肩上がり」状態ですね。これはとても深刻です。前回の3月頃の値上が最近ようやく落ち着いたと思いきや、また追加値上とか。しかも幅も大幅です。
6月11日の日本経済新聞 PDFファイル参考
「nihonkeizaishinbun-08-621.pdf」をダウンロード
ただ、昔の石油危機と異なるのは、先進工業国(サミット参加国)の努力でなんとかなったのと異なり、新興工業国(中国、インド、ブラジル)などが経済成長していることです。先進国の石油製品の消費量は減少傾向にあるのに新興工業国の旺盛な需要が製品価格を押し上げていることは確かでしょう。
そういう「確実に値上する生活関連物資」であるゆえにアメリカと産油国の投機資本が石油市場と穀物イ市場に投機しているので全世界の人民が迷惑しています。7月のサミットの緊急課題は石油と穀物の投機の禁止であり、首謀者の逮捕、資産の没収をしないと大変なことになるでしょう。
かつての投機で一世を風靡したジョージ・ソロス氏は「石油投機はバブルだ。予想では7月5日にバブルははじけるだろう。世界は恐慌へ備えないといけない。」と不気味な予言をしています。
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