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2008.06.27

市民映画祭を鑑賞

 高知市文化施設のかるぽーとで昨晩映画会がありました。今朝の早朝ユーロのサッカー準決勝「スペインVSロシア」の大一番があるので、映画で居眠りをすれば良い程度に考えていました。サッカー観戦の感想を先に書きましたが、久しぶりに見た映画の感想も書いてみます。

 どうせ家内の好きなマニアックな字幕スーパーの外国映画だろうと。たぶん寝てしまうからサッカー観戦には睡眠不足にはならんだろうと思いこんでいました。

Despia
 最初の映画は「ディスタービア」という2007年のアメリカ映画。作家の父と息子との会話で始まり渓流釣の場面が。帰りの車で母親と電話で会話中に事故に遭遇。1度正面衝突して車は横転。怪我するが何とか。と思いきやまともや激突。父親は死亡してしまう。

 うつろな気持ちで高校の授業を受ける主人公ですが、授業中に教師に馬鹿にされたことから顔を殴ってしまう。3ヶ月の保護観察処分。自宅待機が3ヶ月。自宅から30メートルが行動範囲。それを出ると足につけられたセンサーが反応警察官が駆けつける。更に処罰が加算されるというもの。

 激突シーンと自宅軟禁処分の異様さで眠らずに見てしまう。することがないので、自宅周辺の家屋を双眼鏡などで覗きをするようになる。隣の美少女。前の家ではポルノ番組をいつも見ている子供達。すぐ近所の1人暮らしの中年男はしょっちゅう女性を連れ込んでいる。やがてその男の動きが怪しい。

 テレビでは連続殺人事件の犯人の情報が。似ている。やがて訪ねてきた友人や隣の美少女まで巻き込んだ事件に。中盤あたりから恐怖のホラー映画のようになる。主人公は「ホームアローン」の少年が高校生になり、ハイテク時代にITを屈指して犯人を追い詰めるところも。結局居眠りすることなく全部見てしまう。

4punpiano
 2本目は「4分間のピアニスト」(2006年ドイツ映画)。刑務所に収監され、いつも暴れている若い女性には実は類まれなるピアノの才能があった。ピアノ教師として刑務所にいた老婦人もナチスの時代に屈折した若い時代を過ごした人。

 才能と人格は両方持ち得ないという実例。主人公の少女・ジェニー。心がささくれているが、その音楽性は素晴らしい。このピアノ教師の老婦人は「才能のある」人しか興味がないらしい。けなげな少女のピアノ指導などは断ってしまう。

 最後はドイツのオペラホールでコンクールの課題曲ではなくオリジナル曲をジェニーが演奏。演奏後観客は総立ちで拍手。そして警察に逮捕されて映画は終わり。老婦人と刑務官の手引きで刑務所から脱獄させてコンテストに出場していたようでしたし。

 この映画も演奏が見事でしたし、なんか自分勝手な人格同士がぶつかりあう場面が多く、居眠りが出来ませんでした。

 4時間も座るとさすがに腰が痛いですね。それにしてもかるぽーとの大ホール。無駄につくられていますね。あれほどの大空間で僅か1000人しか収容できないとか。これまた無駄な文化施設に腹が立ちました。

 2000人ホールがあればコンサートなどに応用できるのに。高知市の文化行政の貧弱さ(というか考え方の浅はかさ)に腹立たしく思いますね。当時言われていたのはオペラを上映するためにホールをこしらえたとか。馬鹿げています。

 県民文化ホールが1500人。他のホールは500人規模が多いので、1000人ホールを市民でワークショップで決めたとか。そのワークショップにはDUKEなどコンサートをしている関係者は含まれていませんでした。というか最初から意識的に排除されていたのです。無駄で使い勝手の悪い大きな施設をこしらえたものです。

(挿入の写真はかるぽーとのホームページより転載させていただきました。)
Cal1_1_1

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