命の気配がない3面張り河川
高知市の土佐道路沿いにある神田川(こうだ)川(右側)。吉野川(左側)。2つの川はコンクリート3面張りになっています。水草などは生えにくく、護岸はつるつるで穴もなく、小動物の住処さえならない。当然ビオトープにはならない河川だ。完全などぶ川になりますね。これでは。
少し前は大雨が降れば少しでも早く海へ流す為に効率のよい水路をこしらえたのでしょう。高知市内いたるところにこうした水路化した河川があります。大雨で水没した経験があるゆえに当時はこうした発想になったんだと思う。
昭和50年、51年の高知市を大雨が降り、このあたりは水没したことがあるので、よけいにそういう意識になったのでしょう。超党派で市議会でも水路の3面張りを主張していましたから。
いまとなればなんとも味気ない。今度は新堀川がこの風景になる。しかも河川のうえに道路がはしるから最悪。
環境との共存をはからない土木工事はそろそろお終いにしたい。道路特定財源まで投入してまでやる事業ではありませんね。
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