小さな政府の幻想
国民各位は「小さな政府」と「大きな政府」どちらでも良いのです。この10年ぐらい日本はアメリカやイギリスを見習って「小さな政府」を目指してきました。その結果どうなったといいますと「格差社会」が生まれ、日本人本来の真摯さと勤勉さを失うことになりました。
悪辣な経営者を持ち上げ従業員に過剰な勤務を強いる悪徳企業です。
ワタミがアルバイトに賃金未払い 内部告発の店員を解雇(朝日新聞)
ワタミの経営者も時折テレビで見かけますが。小泉内閣時代の規制緩和、構造改革、小さな政府の政策は、勤労者の生活を貧しくし、このワタミの経営者のように非常識な連中を増やし社会不安を増加させただけでした。
ある予想では原油価格が200ドルを超えますと、ガソリン価格が220円を超え、石油価格の負担だけで7万5千円家計支出は増加するとか。
給料上がらず物価高騰 1バレル200ドルで起こる「超貧乏」(J-cast)
市場原理主義だかなんだかしらないが、投機主義が石油市場や穀物市場でしていることは、「国際経済テロリズム」ではないのか。勤労者の生活と開発途上国の生活を破壊しています。
政府の役目は国民の命と財産を守ることです。ただちにこうした石油や穀物の投機をやめさせ、市場を閉鎖すべきです。7月のサミットの主要なテーマは環境問題ではなく「市場原理主義の終末」を宣言することであると思います。
大正時代には米の買占めに怒った勤労者が米騒動を起こしました。このままでは世界規模の暴動と内乱が起こる可能でイが高くなります。
「ないもしない」「手をこまねく」「金持ちだけの政府」が小さな政府の本性です。1日も早く打倒しないと日本社会は崩壊するでしょう。
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