無敵艦隊VSゲルマン魂の激突は?スペインの勝利
ヨーロッパと言うか世界のサッカーの最高峰ユーロ2008の決勝戦は「ドイツVSスペイン」の組み合わせです。華麗な中盤の流れるパス回しでゴールを狙うスペインのサッカーか、無骨と言われながらも伝統のゲルマン魂で勝つ抜いてきたドイツ。注目の一戦です。
全く個人的な意見にすぎませんが「世界の今後のサッカー」のためにはスペインに勝利していただきたい。そう思い試合は見逃せないので昨日は夕食を食べて歯磨きして即就寝。タイマーを午前3時半にセットしました。
今までのスペインは代表チームとしてはまとまりが悪く、個々人の技量は素晴らしいが代表チームとしてのモチベーションが今ひとつでした。しかし今回の大会は監督の気合いなのか選手の気持ちなのか、チームとしての組織力も素晴らしい。個々人が技量があり、それが約束事をはっきりお互いが守る組織プレーをしたのででは相手チームはこれは勝てません。スペインは無敵です。
前半の立ち上がりから暫くはドイツが中盤で押し込み、スペインにスペースをあたえない。左サイドからの崩しでスペインを脅かしていたので、守る時間が多い。しかしスペインは守備がしっかりしていてマークを外さない。一度DFのパスミスから危ないシーンはあれど脅威はそれぐらい。
試合が進むにつれスペインは中盤でのパスも繫がり始めドイツゴールへ迫るように。何度が惜しいチャンスもこしらえる。そうこうしているうちに前半33分フェルナンドーレスがDF2人に囲まれながら、GKをまたいでゴール!凄い得点。前半はスペインリードで終了。
屈強な大男揃いのドイツ。スペインは明らかに小柄。サッカーは「走る格闘技」ですが全然負けていない。体格的には日本はスペイン並ですが、ボールのトラップ、扱いはまだまだ追いついていない。それに走る力はスペインが凄い。基本は負けない走りであることがわかりますね。日本は終盤へばりますし。体力と技量は追いついていません。
結局最後までスペインの走力は落ちることなく、ドイツは良いとこなく敗れました。サイドからのクロスでパワープレーを当然ドイツは終盤狙っていましたが、スペインはそれをさせず、クロスをあげさせませんでした。衰えない運動量をボールを奪い、パスを廻し、ドイツゴールに迫りました。
リードしてからも引いて守るのではなく、パス回しのスペイン流を貫きました。素晴らしいスペインの優勝でした。1-0でした。
今までは「勝つための」「面白くない」守りのイタリア流サッカーがサッカーだと言われることがありました。やはりサッカー面白くないと。スペインのサッカーは面白いサッカーでした。これでサッカー界の流れも変わるでしょう。
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