オバマ氏は大統領になれるのか?
ようやく長かった民主党予備選に決着が着きました。オバマ氏は民主党大統領候補になりました。副大統領候補がどうなるのかが今後のテーマになるでしょう。
チャレンジャーシリーズに勝っただけで、11月の本戦はわかりません。対抗していたヒラリー氏の支持者は公然とオバマ氏を支持しないと公言している人たちも大勢いるようですので亀裂は深まっているようです。
また敗れたヒラリー氏の今後の振る舞いもとても難しい。オバマ氏は副大統領候補に指名しないと思います。またケネディ家を侮蔑するような誤解した発言は禍根を残しましたし。
ヒラリー氏は1説に4年後を目指すとのことでしたが、そのためにはオバマ氏が共和党のマケイン氏に敗北する必要があり、4年後再び出場して勝利する必要があります。
歴史的な事例と言えば1976年の予備選で共和党のレーガン氏はフォード氏に敗れました。本戦でフォード氏は民主党のカーター氏に敗れました。1980年にレーガン氏は共和党の指名を勝ち取り、本戦では現職のカーター氏に勝ち大統領になりました。
ヒラリー氏はそういう作戦ではないのだろうか。しかしケネディ家一族とも対立関係になり、特別代議員の支持者も少数であればどうでしょうか?自分の支持組織を「4年後」に残すために執拗に負けが確定の予備選挙をやり続けていたことに対する民主党支持者のヒラリー氏への反感もあるでしょうし。そちらもかつてのレーガン氏のようになるとはわかりません。
黒人大統領と言いましてもゴルフのタイガー・ウッズもテニスのビーナス姉妹も頂点に立っていますし。30年ほどまえほど有色人種への偏見はアメリカ社会にはなく、むしろアメリカ社会の多様性をPRする好材料になるとは思います。
本選挙で民主・共和どちらが勝つのかわかりませんが、アメリカ社会の多様性を現す現象ではないかと思いました。どちらが大統領になってもブッシュ大統領の戦争主導主義では亡くなるので、世界平和のためには良いことでしょうね。
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