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2008.06.17

中華思想も無敵ではないのだ

 東シナ海の海底油田のガス開発で日中両国は共同開発することになったようですね。それは両国にとっても良いことです。

 中国側はしぶしぶ合意したようです。それは中国の本音は沖縄(琉球)まで自国の領土であると本気で考えているからではないのでしょうか。台湾がなにやら騒いでいますが、これも中華思想の影響での行動であると思いますね。

 確かに明王朝の時代は琉球王国は明に朝貢していました。琉球王が即位したり、中国の皇帝が即位すると琉球は明に貢物を持っていきました。明はその10倍のお返しを持参した使いが琉球に来ました。冊封使と呼ばれています。つまり琉球は明の冊封(属国)であったのです。

 政治的にはまさにそうでした。中国がいまでも沖縄を自国の領土であるとの思いがあるのはそうした歴史があるからです。

 しかしそれはそうですが、肝心要のときに中国は沖縄を助けることができませんでした。それは琉球が薩摩に侵攻されてとき明に救援を依頼しましたが、明は当時滅亡寸前であり救援軍を派遣することはできませんでしたし。

 秀吉に攻められた朝鮮国は明の支援があったので滅亡を免れました。琉球は明の属国でしたが明はとうとう救援に来ませんでした。そうしたことからも中華思想には限界があり、中国が妄想を抱くのはかまわないが、「かなわぬ幻想」であることもまた歴史的な事実であることを歴史好きな中国指導者は学習しないといけないですね。

 海底油田は沖縄が日本国である以上領有権は日本にあることは間違いない。いい加減に中国は中華思想の妄想から目覚め、真の国際親善をしてもらいたい。

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