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2008.07.10

G8サミットは無意味でした

 「誰の為のG8サミット」であったのか。サミット終了後の報道や記事を見ていましても、殆ど評価する声は聞こえない。どうしたことなのでしょうか?議長国日本の指導力の問題もあるでしょうが、G8自体の影響力の低下を示すからでしょう。

 難しい問題の「総括」は専門家に任せるとして、自分なりのコメントをしてみたいと思います。

1)北海道は涼しいとは思うが出席者首脳や報道関係者もスーツを着用していた。「温暖化対策」という割には危機感が乏しい印象があります。涼しければ屋外で会議をやればいいのに。

2)豪華な会食にも批判が多かったようです。キャビアやウニなどなかなか庶民が食べられない豪華な北海道の食材が使われました。開発途上国が食料高騰で毎日の生活に苦しんでいるのにあまりの「格差」に驚いた人もいたと思う。

3)石油や食料の投機を行っているのは米英国の投機資本。度を過ぎた投機の抑制と首謀企業経営者の拘束などを期待していたが全くされなかxた。これで世界経済はとんでもない方向へいくでしょう。実に無責任なG8であった。

4)環境問題の打開策として、原子力発電の推進の方向性をG8は出しましたが、安全性やエネルギー・マイレージの問題から大問題。「核の拡散」に一層拍車がかかるでしょう。
 世界の原子力はすべてアメリカが統制できる時代ではありません。核の拡散の脅威をG8は容認してしまいました。

5)先進国のご都合主義である「グローバル経済」なるものが、1番地球環境に脅威を与えているのではないだろうか。今回のサミットではそのあたりの総括や反省が全くなかったようです。完全な失敗ではないのだろうか。

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