映画「ウリハッキョ」を鑑賞しました。
かるぽーとで「まんが甲子園」の様子を見てから人権啓発センターへ行きました。映画「ウリハッキョ」を鑑賞するためです。主催は日朝連帯青年女性実行委員会というところの主催。今年で26回目であるとか。上映前の挨拶は県庁の労組の人でした。
「1980年代の光州事件への連帯の想いから会は発足したようです。歴史は古いですね。
今回の映画は韓国人監督が北海道の朝鮮初中高等学校を3年間撮影したドキュメンタリー映画でした。学校生活の様子が淡々と描かれています。
DVDにして日本各地と韓国各地でも上映会を開催しています。」と会場におられた黄英信(ファン・ヨンシン)さんに解説していただきました。
民族の誇りの維持のために日本に居住する朝鮮人たちがカンパをし設立した朝鮮学校。しかし各種学校扱いで、文部科学省の各種の支援金は一切ないとか。1994年までは高校総体などの大会への出場資格もなかったようです。映画終了後1000円カンパしました。
在日の1世。2世の人達が苦労してこしらえた民族学校。その運営はなかなか大変なようです。でも映画で描かれた生徒の姿や教員の姿。関係が濃厚で、人間同士のぶつかりがあるようですし。
寮生活や授業の様子、クラブ活動や対外試合の様子もありました。家族との対話もありました。朝鮮学校の様子がかなりわかりました。またマンビョンボンを使用した修学旅行の様子もありました。戻るときは新潟港は反対運動の市民で岸壁は埋め尽くされていました。現在は航行は中止されているようです。
会場には50人の市民が鑑賞していました。ただ主催者側の広報活動は労組に限られていて私のような1市民の鑑賞は想定していないようでした。アンケートに「組織名」なんていう項目があったので「高知市の1市民」と書きました。
組織に頼る運動。組織から出れない平和運動や社会運動は脆弱ではないでしょうか。だからどんどん負けるのではないでしょうか。もったいない話ですね。
映画は良かったですDVDで鑑賞してみてください。
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