もともとの構造改革とは?
とにかく日本の小泉ー安倍内閣の推進した構造改革は粗悪な社会システムでした。品性のない悪徳経営者をのさばらせ、勤労者を不安定にさせ、ごく一部の株主と毛経営者に利益が配分される格差社会推進システムでした。
最近自民党もようやく悪夢から目覚め、「本来の自民党」に先祖がえりをしました。しかし、かつてのように配分ができなくなるほど国家財政は破綻寸前です。
内需をテコに景気回復を図ろうにも、不正規雇用労働者が3分の1を超える状態では、国内市場が拡大するはずがありません。それに安定雇用の公務員は安住し、「やりたい放題」をしているので、国民各位から監視され、給与も待遇も引き下げ圧力をかけられるでしょう。それは仕方がない。
「構造改革」の名前はイタリアの共産党の指導者トリアッティあたりから聞きました。日本では社会党の江田三郎氏が構造改革路線で提唱していました。独占資本から勤労者の生産手段を取り返す。暴力ではなく平和路線でそれをやるとかなんとか。であったような。
結局当時の共産主義の本山のソ連の意向に逆らったということで「修正主義」の烙印を押され追放されました。日本でも当時の社会党を牛耳っていた社会主義協会というソ連追随主義者に江田三郎氏は党外へ追いやられました。
全然意味のことなる「構造主義」であったようです。日本の小泉氏の構造改革は、「格差社会を拡大する結果に終わりました。」と歴史の教科書で記述されることでしょう。
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