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2008年9月

2008.09.30

補正予算は緊急経済対策なのか

 臨時国会の最大のテーマは「補正予算」。これが「緊急経済対策」といえるものなのか、十分に国会で審議していただきたい。

 アメリカでは「金融安定化法案が」下院で否決されました。これに対しオバマ(民主)、マケイン(共和)両大統領候補者が党派を超え成立を呼びかけています。日本ではどうでしょうか?補正予算のできばえはどうでしょうか?

 自民・民主両党とも補正予算が「選挙の小道具」にまるでなっているようです。効果があるもんであれば、超党派で採択すべきでしょう。効果がないものなら、解散して選挙で経済対策のマニフェストで争えばいいと思います。

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前途多難アメリカ経済の再建

 アメリカ下院で「金融安定化法案」が否決されました。NYの株価は777ドルの下落。過去最大の下げ幅になりました。先日もウォール街では「税金を成金企業の連中救済に投入するな。国民のために使え」と市民によるデモがありました。

 それで「庶民の味方」を標榜する民主党の反対で法案が否決されたかと思いきや、与党共和党議員の造反で否決されたというのですから、事態は深刻。75兆円による金融機関への救済策が合意されませんでした。

 AIGは救済したが、リーマン証券は見捨てたアメリカ政府。その方針の揺らぎも一因か?日本でも不良債権処理で税金が投入される合意が出来上がるまで10年ぐらいかかっていますし。アメリカもそうなるでしょう。

 日本の銀行や証券会社がアメリカの金融会社の救済や事業の買収などを積極的に行っているようです。しかし国民感情にすれば日本国内も不況です。アメリカのことより国内産業や預金者の保護を優先すべきでしょうに。もし大きな損失を出せば、国民が不利益をこうむるのですから。

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伝えることの重要さ

 映画「光州5・18」は涙なくして見れませんでした。軍事独裁政権が確立していくなか民主化を叫んだ光州の人たちの市民蜂起は軍に包囲され鎮圧されます。未だに真相は不明であるとのことです。包囲網を突破し、外国のメデイァに真相を訴えることも大事であると思います。孤立して戦線で戦うことと同じぐらい大事なことであると思いました。

 ベトナム戦争のメディアの詳細な報道が反戦運動を助長したと総括したアメリカ政府は、湾岸戦争やイラク戦争では厳重な報道管制を行いました。それでその映像も「官製報道」になりました。

 ネット時代の進化がその思いを打ち破りました。ブログがその1手段でした。イラク帰還兵の人たちがイラク戦争の悲惨さをブログで訴え、広報することでマスメディアの情報が統制されていることを暴露していき、成功しました。

 少子意見でも異見でもとりあげ主張する大切さを思いました。組織で動いている人たちは軽視し、馬鹿にしますが、事態は常に流動している、風が変わることを知らないようですし。

 たまたま偶然から始まったラジオの市民製作者の番組づくりで、玉石混合の膨大な情報が入っています。整理がつかないほどです。できるだけ情報公開するつもりです。それがこの個人ブログです。多用な方法で伝えることを今後もしていくつもりです。

 わたしには「振り返る栄光の過去」などありません。悔やまれる後悔する瞬間があるだけです。風を読み帆走するヨットのように自然と共存し、自然を恐れ、自然を楽しむように、社会を観察し、情報を発信します。あるのは「現実」だけです。

 群れて動くとか、統制されることは苦手です。批判を恐れず自由な発言はしますが、人を傷つけてはいけないと思います。

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やはりおかしい日本のエネルギー政策

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(図表は日本経済新聞より)

 国政の大きな課題に「エネルギー問題」があります。最近では「環境問題」と連動しています。先日日本経済新聞に掲載れている「わが国の電源別発電電力量の推移と見通し」を見て唖然としましたね。

 2015年の見通しは、なんと「原子力43%。石油火力が6%。石炭火力が19%。天然ガス火力が22%。水力が9%。新エネルギーが1%」の予定とか。
 「原子力発電43%。火力発電全体で47%で合せて90%」です。これでは地球温暖化対策には到底なりえない。

 なぜかといいますと原子力発電は不安定なので、必ず火力発電がバックアップしています。ですのでCO2 は減少するどころか、増加するでしょう。また原子力発電は高レベル放射性廃棄物最終処分場もありません。この問題をどうするのでしょうか?

 ドイツは日本が僅か全体で10%にしかすぎない、自然エネルギー発電を国策で、現在の15%から40%に引き上げるそうです。かなり努力しています。

 日照時間で言えばドイツは高知県より200時間も年間少ないそうです。それでも国策で太陽光発電を推奨し、果敢に推進しています。

 エネルギー資源を遠い海外からの原料(石炭、石油、ウラン鉱石すべて日本は輸入)に頼らず、太陽光や風力、水力で自前で調達するドイツの姿勢は見習うべきではないのでしょうか?ドイツは紛れもない先進国です。

 このあたりきちんと感情的ではない議論、情報公開をともなう議論をしないといけないと思います。
 世界の地震全体の1割がこの狭い日本の国土で起こっています。この50年間大地震が日本にはなかっただけです。55基もこの50年に原子力発電所をこしらえました。日本海側は活断層の巣。直下型地震の可能性が大。太平洋側は、南海、東南海地震のような巨大なプレート型地震の活動期に入っています。

 原子力発電の安全性と、高レベル放射性廃棄物を地層処分できる安全地帯が日本にあるとは思えません。なぜなら日本列島は地震で出来たからです。

 どうしても原子力発電と共存しなければならないなら、すべての情報を原子力関係者は情報公開すべきである。でないとこれ以上の原発の建設は危険であると思うからです。
 危険であるならば、安全な廃棄と解体のプログラムを国民の前に提示する義務がありますね。
Ikata

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高知シティFMと市民活動

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 2000年4月の高知シティFM開局と同時に、番組を開始。「けんちゃんの吠えるウォッチング」は週に5日、月に20回、年間240回番組をしました。3年間で720回番組を制作しました。

 2003年4月から「けんちゃんのどこでもコミュニティ」では毎回ゲストを招き、話していただきました。政治、経済、文化、市民活動の分野、年齢、職業を関係なしの人たちからいろんな話を聞きました。
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(7回開催された「番組出演者交流会」正真正銘の異業種交流会です。)
 それを番組終了後に休日にテープを聴き、要約筆記をしてホームページを作成しました。一部はWEBラジオにして広く見聞していただこうとトライしました。こちらも3年間で720回やりました。ホームぺージも充実しています。1市民がこしらえたにすればです。

 また番組出演者の皆さんのなかには私が作成したゲスト紹介ページを活用されている人もおられます。県外などで活動される場合に、事前に相手方が自分のことを知っていたこともあるようです。「どこでもコミュニティ」が検索エンジンによくひっかかるので、それで見つけて事前のレクチャーをしていたからです。そうした「前向き」な活用事例があることは大変嬉しいことです。

 番組のおかげで社会時勢や市民活動を観察し、ゲストに招聘し、話を聞くようになりました。それを正確に聞き取り、それを私心をいれずに情報発信しました。

 2004年1月1日からブログをはじめました。80数人の人たちのブログ作成をサポートしました。橋本大二郎前知事にもブログを薦めました。沢山保太郎東洋町長のブログは実際に東洋町へ行きサポートしました。

 今の時代市井の市民が気軽に情報発信できる時代です。

「情報は出せば出すほど、入って来ます。」事は事実です。

 得られた教訓

1)自分の親しい人たちだけでの交流は情報入手の手段が狭まります。

2)異質の人たちの世界の話を聞くことで、自分の世界が広がります。
  それが高知シティFMの番組作成であり、番組終了後のホームページやブログの作成活動でした。

3)まちづくりにおいては「情報公開」と「市民参加」がなにより必要です。行政と市民のパートナーシップの段階は高いレベルです。

4)自分の発信するラジオ番組、サイト、個人ブログも公的なメディアである自覚もできました。表現や記事の信憑性についてもきちんとした調査が必要です。つくづくそう思います。

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2008.09.29

新自由主義に変わる思想の構築を

  おそらくハイエクあたりの「新自由主義」の考えが、サッチャーやレーガン政権などアングロ・サクソンの国を経由し、日本へ小泉内閣の頃にアメリカ経由で「輸入」されたのでしょう。

 しかし実に粗雑であり、「お金を人間より上位に置く」考え方の弊害は全世界に及んでいます。日本はまだ継承でしょう。田舎にまだまだしぶとい日本人が残存しているからです。

 小泉元首相の象徴される新自由主義を根絶しないと日本は再生できません。自民党も民主党も決別宣言すべきです。そして日本を格差社会にした責任者を追及しないといけないですね。

 今回の総選挙は新自由主義を信仰する候補者を洗い出し、全員落選させないといけないですね。

 それには新しい社会思想を提示しないといけないですね。そろそろそういう時期にきたと思います。そろそろあmとめてみたいと思います。アウト・プットする時期が来たようですね。

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10月7日は高知1区4人の候補者討論会

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 今年の高知青年会議所はなかなか頑張っていますね。9月7日の「俺達の高知創造委員会」のまちづくりシンポジウムに続いて、今回は激戦の高知1区衆議院選挙立候補者の有力4人が勢ぞろい。討論会をやるとか。
 来年1月開催するように聞いていましたが、選挙の関係で前倒しになったようですね。

 2時間程度の討論会ですので、なかなか運営が難しいとは思いますが、まず開催したことを賞賛したいと思います。公益青年団体であればこそできる事ですので。

 中山前国土大臣の「放言」もあり、「解散・総選挙」が早まる(10月3日解散説)も出てきました。
注目すべき事態に。ここは市民の皆様はかるぽーとに駆けつけ4人の候補者を観察いたしましょう。


      「未来の高知を語る」公開討論会

(とき)    10月7日(火曜)  午後6時開場  午後7時開会

(場所)    高知市文化プラザ かるぽーと大ホール

(入場料)   無料

(主催)    高知青年会議所  電話088-875-7109 

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総選挙に関心を持とう

 よくわけ知りに言う人がいます。
「誰に投票しようが、誰が選ばれようが、われわれ庶民の生活には関係ない。」などと言います。完全な間違いです。

 昨年の4月の東洋町長選挙で、現町長の沢山保太郎さんではなく、前町長が選挙で当選しておれば、いまどきは高レベル放射性廃棄物最終処分場建設のニュースが全国に飛び、高知の野菜や水産物や観光の販売に大きな影響が出たことでしょう。
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(高知県民は昨年の東洋町民の頑張りに感謝しないといけないです。)

 それで今回の衆議院選挙特に重要。前回の2005年の衆議院選挙。小泉首相が「郵政選挙」と改革派ぶって議席を大幅に獲得したことにより、後期高齢者医療制度も強行採決し、米の流通ルートも「規制緩和」したことで「食の安全」が脅かされ、「人材派遣業務の規制緩和」で勤労者の待遇と賃金が大幅に悪くなり日本は「格差社会」になりました。

 これはすべて2005年の「郵政選挙」で自民党が大勝した結果そうなったのです。安部首相にいたっては与党の3分の2の議席を利用し(自分が獲得したわけでもないのに)、教育基本法を改悪し、憲法改正を前提とした国民投票法案を強行採決してしまいました。
 あまりにも国民生活にかけ離れたことに熱中していたので、国民から見放され政権は崩壊しました。

 昨年の参議院選挙で国民の意思は示されています。「ねじれ国会」は民主主義の表れであると思います。さて今回の衆議院選挙の注目は「与野党逆転」があるのかないのかでしょう。

 国民は「1度は民主党を中心とする野党に政権運営をやらしてみたら」となっているようです。自民党では人材が枯渇(中山前国土大臣のような変わり者はおるでしょうが)しているようですし。

 野党政権の審判は2010年の参議院選挙で問われますし。それまで1年10ヶ月しかありませんし。

 この秋アメリカでも「改革」「変革」が政治のテーマです。日本での「変革」はとりあえずは「政権交代」でしょう。そのときまた今後どうするのか国民各位は考えたらよいのです。

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メラミン樹脂は悪者なのか?

 中国で粉ミルクに混合したメラミン樹脂が乳幼児の腎臓に障害を与え、最悪死亡する事態になっています。牛乳のたんぱく質検査をごまかすためにメラミン樹脂を悪徳業者が混入したため最悪の状態になりました。

 この「メラミン樹脂」は当然食用ではありません。汎用樹脂であり熱に強く、耐薬品性もあるため建材や家具にも使用されています。

 塗料の分野であれば、メラミン樹脂は工業用の焼付け塗料に多用されています。具体的にはオフィス家具の塗装や様々な工業製品の塗装に使用されています。

 塗料屋の感覚であれば、ラインのなかで塗装後に炉に入れ温度をかけ、「140度 40分」とか強制乾燥させます。メラミン樹脂は「熱硬化性」(熱をかけると硬くなる)のプラスチック樹脂です。

 話は変わりますが同じ汎用樹脂である塩化ビニール樹脂も「毒性」があり、以前問題になりました。この樹脂は硬くて丈夫で加工性に優れているので、合羽や建材やパイプなどに多用されているこちらも汎用樹脂でひろく使用されています。

 いずれも食用には向きません。勤労者の国である中国が、所得の低い若いご夫婦の子供がメラミン入りの粉ミルクを飲まされるというのはなんとも痛ましい。物価高の今日安いものを購入するのは生活防衛上必要。それが毒物混入されたらたまりませんし。

 きちんとした問題解決をのぞみたい。

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ゴネ得したのは中山成彬氏だろうに

  「成田闘争は反対派はゴネ得。戦後教育が悪い。」「日教組が諸悪の根源」と言いたい放題をして5日間で国土大臣を辞任した中山成彬氏。そもそもこの人「ゴネ得」の人であった。

 閣僚入りの話は「公務員制度改革」を担当する行政改革担当大臣。この話には「私も妻も息子も公務員一家。受けることはできない。」と言ったそうです。何かの閣僚になれば自分のマイナーな持論がマスコミの注目になるので閣僚になり自説を発表したようです。これこそゴネ得と言います。

 この人は国会議員も辞めるべきでしょう。宮崎県民は「どげんとせんといかん」(?)のではないだろうか。のうのうと当選するようなことがあればそれこそ宮崎県民の見識を疑う。また馬鹿にされた大分県知事は何をしていたのでしょうか。議員辞職を迫るべきでしょうに。大分県を侮蔑したのですから。

 この事例からもわかるように1番道徳心のない人物が「道徳教育の必要性」をわめいているのです。政治家が教育や道徳を語る場合の「いかがわしさ」を証明する実例であると言えるでしょう。

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嫌なことの強制はやめろ!

 わけのわからない「裁判員」制度が来年から始まるようですね。原則拒否できないし、国民の権利はなく義務事項ばかり。裁判の内容を公表することも厳禁だそうです。何とも嫌な制度。やめてほしい!

 それから3年後に切り替わるというテレビのデジタル化。これもどうなる。何のメリットが国民にあるのでしょうか?よくわからない。ブロードバンドのネット環境と何がどう異なるのでしょうか?

 NHKを見ていますと画面の右上に総合テレビなら「アナログ」の文字。BS放送なら「BS1 アナログ」と表示されています。現在のアナログ受信機のテレビにはそう表示されます。

 うちのような所得の低い階層のところはアナログの12インチのテレビをヤマダ電機で1万円で購入して見てますし。今のところデジタル受信機に変える予定はなし。これなども所得の低い人にはどうするつもりなのだろうか?

 1部の人の金儲けのために国民に犠牲を強いることはやめていただきたい。

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2008.09.28

不気味な台風15号の動き

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(画像はライブドア天気予報 台風情報より

 台風15号の動きが不気味です。しかもかなり大きい。中心気圧は925HP.中心付近の風速は55メートル。中心から200キロ以内は暴風雨圏内。台湾付近にいますが、90度曲がり沖縄八重山から沖縄本島、九州、四国を伺うような進路予想図です。

 気象庁台風情報サイト

 週明けから国会審議が始まります。早速中山国土大臣が「放言で辞職」したので大荒れ気味。台風は10月1日(水曜日)以降四国地方へも影響が出そうですね。進路には心配です。

 9月7日以来海へは行っていませんが、気象情報には敏感です。

 とにかく今年は猛暑日で雨も少なかった。ですので海水温が高いでしょうし。

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季節は確実に秋に

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 うちは庭が半坪しかありません。セミが羽化するときに季節を感じはしますが。ご近所のお庭には白い彼岸花が咲いています。球根で自然に咲くのでしょうか?秋を感じますね。日中は暑いですが、朝晩は涼しい季節とはなりました。でも香取線香はまだまだ必要です。蚊は元気ですし。

 スーパーの売り場から香取線香が撤去されていますが、みなさんまだまだ必要ですよ。蚊も涼しくなると余計に元気ですので。ご近所の柿も今年は豊作のようです。結構実がなっています。6月と7月に町内会の消毒作業で2度していただきました。へた虫が全滅したので実のつきが良いのかもしれません。
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人は見た目が9割であるとか

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 竹内一郎著「人は見た目が9割」(新潮新書 2005年)を図書館で借りて読みました。著者は学識経営者であり、漫画の原作者である著述業の人。自分の原作が漫画家の表現方法によりヒットもすれば、だめなこともあるということに気がついたそうです。

 それで竹内氏は気がついたようです。

*言葉以外の情報が93%を占めている」

*言葉以外の情報をすべてひっくるめて「見た目」と言う。

*顔の表情55%。声の質(高低。大きさ、テンポ)38%。話す言葉の内容7%

 
*討論会などで説得力のある人は「場の支配力」がある。

 この本の主旨は上の4項目でしょう。

 後書いているのは専門領域の漫画の表現法や役者の立ち振る舞いなどの観察場面が多い。

 アメリカ大統領選挙などまさにこの代表のようなもの。日本も小泉純一郎氏が真似をして一時期国民の支持を得たことがありました。
 過去ナチスなどはそれ専門の人たちが毎日デマ宣伝をしていましたし。英国ではデマを見抜く教育を「メディア・リテラシー」として小学校でしていました。

 言葉以外のコミュニケーション手段を「ノンバーバル・コミュニケーション」の重要さを気がつかないといけないと思います。

 わたしなどは顔が大きく、背も高く(日本人のなかでは)、座ると座高が異様に高い。胴長嘆息ですので目だってしまいます。(目立ちたくないと思っても目立ちますね)
 
 開き直っていますが、少しは研究しないと駄目であると思いました。「場を支配する能力」を研究しないといけないと思いました。

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日教組はたいした組織なのか?

日教組はたいした組織なのか?

 中山国土大臣は「日教組は日本のガン。ぶっ壊す。道徳教育を推進しないからだ。」と周りの忠告を聞かず吠えまくり結局辞任するらしい。実に恥ずかしい閣僚。麻生首相の任命責任は免れまい。

 この人を自民党宮崎県連は公認候補にするようですが、議員辞職を迫るべきでしょう。自民党のことを思えば。「1番道徳心のない」人は政治家になるべきではありません。

 さて大臣の職を投げ出して攻撃した日教組。それほどたいした組織なのでしょうか?
日教組は日本教職員組合の略称ですね。

 日教組は旧社会党系の労組で民主党や社民党、新社会党の支持者が多いようです。確か連合への加盟をめぐってか、それ以前に共産党の影響のある全教が分裂し、独自の組織をこしらえているようです。

 高知県などでは県教祖、高教祖の組織は共産党系で、高知市と旧香美郡は日教組系になっているようです。

 自分の学校時代の体験からすると中山国土大臣の発言は「あたらずとも遠からず」であると思います。
 
 なんぜ小学校へ入学した年は、高知県は「勤評闘争」が盛んな時期でした。

 学校へ行きますと1週間に1回は先生方が校門を封鎖していてお休みに。自宅で自習という状態でした。当然学習は遅れますね。夏休みに父の仕事の関係で大阪豊中市の小学校へ転校。

 そこは同じ教科書でしたが半年も進んでいました、当然ついていけないので放課後に残され補習しました。その小学校は高知のように先生方がストをすることはありませんでした。とにかく毎日テストがあり、満点をとるまで帰してくれませんでした。

 吹田市の小学校へ1年半後に転校しましたが、こちらはテストの成績順位で席が決められる状態。参観日で親は大変だったと思いますね。公立小学校ですし。不思議なのは高知の騒ぎが大阪では全然ないこと。しかも公立小学校で成績順に席が決められるのは今の以上の差別社会。

 転校生の私は下位と上位を行ったりきたりしていました。しかし上位層と、下位層はほぼ固定されていたようです。

 成績上位者の子供は阪大や関西大学の学生が家庭教師についていました。成績下位の子供は夫婦共稼ぎで、ほったらかしの家庭が多かったです。塾のない時代でしたから、親が子供の宿題を見ないとついていけない仕組みになっていたのです。

 5年生になって高知へ戻ると勤評闘争は収まってはいました。そのかわり私立中学受験ブームがあり、土佐塾などの学習塾がいくつか出来ていました。
 高知の親達にすれば教師不信でしょう。「先生がたは奇麗事言っているが、自分の子供は公立中学へ進学させず私立中学へ行かしている。」こともあり、私立中学受験が過熱していました。

 私の場合親の都合で小学校を5回も転校(6年生でも転校)したので、そのつどいじめられないように適合するのが精一杯でした。当然成績も悪く私立中学受験という発想はありませんでした。

 伊野中学では生徒会の役員も体験しました。職員室では日教組の先生と独立教祖の先生が対立して論争していました。日の丸、君が代は学校行事ではしていました。

 高校生になり社会のことがわかるようになりますと、真偽が判明しますね。

 日教組であろうが、全教であろうが、独立教祖(保守的な管理者側の教祖)であろうが、結局は教員の人格ですね。当時共産党系の教員組合が高校生の私を「反戦トロツキスト」と名指しで批判したので抗議に行ったことがありました。共産党系教祖とは徹底的に高校時代は対立しました。とにかくけしからん連中でしたね。

 時代は下り高校の同級生の何人かは公立中学の教員になっています。いわゆる「荒れた中学」ですが日教組へはいりがんばっています。あるとき水性塗料の注文があり「生徒が教室を塗装するので指導してやってほしい」と言われてある中学へいきました。

 落書きが目立つ教室。塗装方法と、養生の仕方をひととうり生徒達に教えました。生徒達ははしゃいで塗装していましたが教室がきれいになると皆喜んでいました。

 そのときひたすら机をサンダーで削って落書きを消している教員がいました。その人は共産党系の組合の人であるとか。話を聞きますと「こうして机の落書きを消さんとよけいに荒れるし。オフは落書き消しで終わる。費用も持ち出し。」と言われていました。

 教員の立場が何であれ、熱心な教員はおられますね。ですので中山国土大臣のように「日教組はガン」と決め付けたところで教育現場が混乱するだけ。馬鹿馬鹿しい放言です。辞めたそうですが、この人の話を聞いて動く人などおらんでしょう。

 日教組を過大評価するのもおかしいと思います。わたしは組織活動が嫌いな人間ですので、合わないとは思います。まどうでも良い組織であると思いますね。

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半年を振り返って  10月3日(金)

今日の「けんちゃんの今すぐ実行まちづくり」はゲストはいません。4月からスタートした番組の「中間総括」としてお話をしたいと思っています。

 高知シティFMの戸田健史さんにもお話に加わっていただきます。

 4月からまちづくりに実践的に取り組んでいる人たちをスタジオにお招きしお話を聞きました。さまざまなジャンルの人の話を聞きました。

 話の話の人やまちづくりごっこの人たちではなく、実行している人、街づくりをしているひとに話を聞きました。

 4月のゲストは中島健造さん。この人は休日は間伐ボランティアをされています。仁淀川町で実践しうまく機能しています「木質バイオマス地域循環システム」は、まさに間伐ぼらんティの活動から思いつき、実現したものです。

 自然エネルギーの活用。間伐の推進。森林の保全。という大変重要な役割を中島健造さんは担われています。
Kanbatusagyou


戸田 そうですね。貧しい県高知といわれていますが。これならなんとかなりそうだねと言う気がしてきましたね。

特に間伐した後は通常は「切り捨て間伐」といいまして、そのまま山に放置されています。ほとんどの間伐はそうです。中島さんたちは「それではもったいない。」ということで、林地残材という建築用や用材として利用価値のない間伐材の部位(根っこの部分や、先端の部分)を小さく切り、自分達のトラックで佐川町のプラントまで運搬しています。

 プラントでは小さく破砕しチップにし、それを木質ペレットに加工しています。利用価値のないとされた間伐材が熱効率の良い木質ペレットに生まれ変わるしくみができました。

 いまや全国的にも注目されるプロジェクトになっています。
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 そして5月ゲストはうえるぱ高知の下元佳子さんたちに来ていただきました。利用者本位の福祉機器展。民間主導のバリやフリー・フェスティバルを運営されている実行委員会のみなさん(福島寿道実行委員長。白石研二県社会福祉協議会)にも着ていただきました。

 この「高知方式」の福祉機器展は全国的に珍しく画期的な取り組みであるそうです。従来はメーカーの主催する福祉機器展示会でした。都市部でも良く見かけます。
 利用者本位の福祉機器展は珍しいとされています。たとえば介護用のベットで競合しているメーカーが一同に集まり展示をする。来場者二説明をする。利用者本位の展示になっています。

 利用者本位の福祉機器展をめざし、構築してきた人たちだけにその発言には注目していました。

戸田 6月に行われた第7回高知福祉機器展(13日、14日、15日高知福祉プラザ全館で開催)にはけんちゃんも足を運ばれたというわけですね。
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 そうです。うちの家族は両親が超高齢者(父89歳、母83歳)ですので家内と私と4人で行きました。
 そのなかで「福祉機器展ツアー」というのがありました。それに参加しまして説明をうけながら展示ブースを見て歩きました。

 6月ゲストは奥田奈々美さん横山隆一記念まんが館学芸員です。高知のまんが
文化、コンテンツは素晴らしいことを説明いただきました。現実にフランスではまんがが「第9の芸術」という地位を得ています。

 自民党の麻生太郎さんもまんが好きで話題をよんでいますね。

戸田 そうですね「ローゼン麻生」なんて言われていますね。

 国際的にも日本のまんがと言いますのはひじょうに高い評価を受けています。高知はまんが家をたくさん輩出している。高校生まんが甲子園も開催している。地元新聞社がまんが投稿欄を設置し、積極的にまんがの振興を図っている。高新まんが道場もありますし。
 地方新聞社がまんがの振興でがんばっていることは大変なことなのであると奥田奈々美さんから指摘されました。なるほどと思いました。
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戸田 よくまんがを「サブカルチャー」と言われます。「わたしはサブカルチャーとは思いません。」という奥田さんの発言が印象に残りました。

 
 まんがの研究、事例の研究、全国のまんが館との交流のなかから導き出されたまんが文化の重視する発言だけに重みがありますね。

 また7月は浜崎一途(かずと)さん。この人は路上詩人はまじとしてはりまや橋商店街をはじめ活動されています。
 街頭で対話をしながらアートな字を描く。その字は力強く描かれています。

 いろんな人の相談にのられています。25~6歳の若者ですが、人の話を傾聴し、会話する「コミュニケーション能力」が大変優れた人であると思いました。
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戸田 あれだけはまじさんは若い人ですが、いろんな人たちの話を丹念に聞き、接点をつくっていかれて話が広がっていくようです。そういう部分は私達も大いに学ぶべき部分があると思いました。

 この時期は連続通り魔殺人事件などが起こりました。動機を語る犯人像などもありました。はまじさんの場合も決して生い立ちが恵まれているわけではないのです。しかし全然暗さを感じません。むしろ前向きに生きようとする姿を感じます。

 それは路上でいろんな人と対話することでそのエネルギーを得ていると思います。素晴らしい若者であると関心しました。

戸田 この番組でも言っていますように「人と人とが対話する」とういう重要さは常に言ってきているところです。

 そして8月のゲストは島本茂男さんと中平崇士さんですね。2人で出演いただきました。「高知の起源を考える」「高知らしさとは何か」ということで語り合いました。

 高知で言えば「おきゃく」ということなどです。「高知らしさ」とか「土佐」の起源を古代史にさかのぼり、「まれびと伝説」であるとか、そこから高知のおきゃくが着ているとか。

 邪馬台国は土佐にあったのではないかというお話とか。すぐには話にはついていけない部分はありましたが、なるほどそういう観点もあるのかということで、考えさせられました。
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 土佐の歴史と言えばすぐに「幕末・維新」「竜馬だ。民権運動だ」に収斂されていくようです。それだけでなしにもっと多様な起源があり、生業があるということを示していただきました。

戸田 そうですねこの土佐邪馬台国説ですが、何をとっぴょうしもないことをと最初は思っていましたが、お2人の話を聞いているうちになるほどそれはそうかもしれないと思えるようになりました。

 ひじょうに興味深いはなしではありました。

 そして9月のゲストは衆議院議員の福井照さんでした。この人はもともと国土交通省(旧建設省)の都市局のほうにおられた官僚出身です。「都市計画」や「観光」というものに大変ユニークな考え方をもたれた人でした。

 たとえば観光であれば中国とか韓国、台湾などアジア各国から高知へ来ていただかないといけない。高知の人間が面白おかしく生きていないとだめである。不平不満だらけでは観光客は来ない。と言われていました。
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 また都市計画に関しましても、「風水」の考え方で、「風の道」「水の道」を重視した都市計画。地方都市は特に重要であるし、実現できるのではないか。

 つまり街路ばかり建設して水路を埋め立ててしまう都市計画とは違うような観点があるように思いました。正直福井照さんの考え方には驚きました。

戸田 そうですね。都市問題といいますとなんかわかりにくい印象があります。それをわかりやすく、噛み砕いて話していただきました。

 そして10月番組のゲスト(衆議院の解散・総選挙の関係で安全策をとり9月の22日から25日まで放送)は橋本大二郎さん(前高知県知事)でした。
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 国政にチャレンジされるということで、どういう形で県知事から国政へ目標を変わられたのか。いくつか質問をしました。
 外交問題、安全保障の問題。産業振興の問題。地方の問題。道州制の問題。エネルギー問題など多様な観点から質問させていただきました。

 それに対して橋本大二郎さんにお答えいただきました。

戸田 こちらの放送は本当は10月番組として、金曜日の午前8時10分から30分にかけて4週(4回)分放送する予定でした。しかし9月1日に当時の福田首相が突然辞任し、その後の自民党総裁選挙、などがあり、解散・総選挙が10月に行われるという情報もありました。

 それで「前倒しを」しまして9月の22日から25日に特別枠で放送させていただきました。

 これも福田総理が突然辞任するなんてことは、収録時点(福井照さんは6月末。橋本大二郎さんは8月)ではまったく予想がつきませんでしたし。

 衆議院の解散・総選挙があったとしても年末年始かなと思い込んでいましたし。びっくりしました。戸田さんが言われたような番組特別枠での放送になりましたね。

 福井照さんも橋本大二郎さんも「国のありかた」について、「地方と国のありかた」について真剣に考えるお話をお2人から聞くことができました。

 福井照さん、、橋本大二郎さん以外にも後2人政党の公認候補者の人たちが出馬されるようです。そういう情勢の中で、情報提供ができたのではないと自負しています・

戸田 このお2人をはじめこれまでおこしいただいたゲスト出演者の皆様のトークはすべてこの番組のブログに掲載しています。ぜひともご覧いただければ幸いです。

 福井照さん出演番組での発言のまとめ

 橋本大二郎さん出演番組でのまとめ

 9月7日には高知青年会議所主催の「まちづくりシンポジウムー俺達の高知創造委員会」がありました。パネリストとしての肩書きが「高知シティFM放送けんちゃんのいますぐ実行まちづくり」でありました。

 このパネルディスカッションには尾崎正直高知県知事。岡崎誠也高知市長。高知青年会御所理事長の中村彰宏さん(サニーマート社長)とともに出席していました。

 わたしは「今すぐ実行まちづくり」が肩書きで知事、市長に混じり発言しましたので、そのあたりもお話したいと思います。
Kouchijc


戸田 どういう経緯でけんちゃんが参加されるようになったのでしょうか?

 わたしも昔高知青年会議所のメンバーで活動していた時期もありました。(大昔ですが)。青年会議所は40歳が定年ですね。卒業すると縁がなくなるものです。

 確かに青年会議所の現役時代は夜須町の問題であるとか、都市再開発セミナーとか、ロック野外コンサートなど多彩な活動を活発にしていました。

 たぶん現役メンバーの高知青年会議所の方々が私のラジオ番組を聴いていただいたり、ブログホームページを見ていただいたり、検索をされてから打診がありました。

 6月頃にお話があり、やりとりを何回かしました。まちづくりの話をしていただきたい。他のパネリストは知事と市長を予定していますが、けんちゃんにも出演いただきたいということでした。

 わたしは1市民に過ぎないし、もっと青年会議所のOBで立派な先輩達がおられると思います。と申し上げました。

 そうしますと青年会議所の担当委員長は「市民の目線で発言いただける人を探していました。」とのことでありました。

 確かにそうご指摘されたら、いろんなゲストの人たちは、さまざまな立場でした。まちづくりを実践されている人たちばかりです。
 以前の番組の「けんちゃんのどこでもコミュニティ」ではのべ300人ぐらいの出演者にお話を聞いています。

 だから高知のありかた。社会。文化あるいはまちづくりに関してはいろんな観点で意見を聞いていますし。市民の目線で市民の観点で発言ができるのではないかと思いました。

戸田 なるほど、それで実際にパネルディスカッションをされた内容はいかがでしたか?

 高知の自立。何をもって高知へ売り出していくのか。「食」にこだわるとか。「食」以外の方法なんかあるのか?青年会議所の活動についてどう思うのか。という内容でありました。

 わたしの意見は、オーガニックの野菜、有機無農薬の野菜栽培が高知は盛んです。それを活用した食文化の推進を申し上げました。
 具体的にははりまや市場がはりまや橋商店街に9月9日にオープンしました。土曜日に旧高知ー大阪特急フェリー岸壁で開催されている「オーガニック・マーケット」などを強くする作戦であるとか。

 太陽、風、水力、木質バイオマスなど自然エネルギー資源を活用する。農業で活用していますが、エネルギー分野でも火力や原子力に頼らない自然エネルギー資源を増やしていく活動をすべきであります。

 ドイツが太陽光と風力を中心に自然エネルギーの比率を高め現在15%から40%に国策で高めようと努力しています。二酸化炭素を出す火力発電や、廃棄物処理が難しい原子力発電の比率を下げようと努力しています。

 ところがそのドイツうよりも高知県は日照時間が200時間も長いのです。もっとドイツより推進できるはずです。高知では太陽光。風力。水力。そして木質バイオマス地域循環システム(間伐した林地残材をチップ化し熱源にして発電するしくみ)は高知県は可能です。

 自然エネルギーの活用で高知は世界から注目されるようになるでしょう。

 そのほか高知の強みである「まんが」や「よさこい」をコンテンツとして最大活用することを発言させていただきました。

戸田 発電の問題や設備の問題はあると思います。今ある、ものでまかなえるものはどうなのでしょうか?
  高知は「ないものねだり」をしてはいけないと思いますね。
  今あるもの。高知に豊富にあるものでどう活用していくか。ということを可投げないといけないと思いますね。

 数字的な統計でみれば、失業率が高い。県民所得が低いとかになりますね。「ないないづくし」の哀れな高知県になります。本当に景気が悪いと。

 高知へ進出してくるのは大手のパチンコ会社や家具店。ボーリングを中心とする遊戯場など。それでこうちには「未来はないのか」と言えばそうでもないと思います。

 それは「あるもの」を活用する。まんが文化であるとか、太陽光エネルギーであるとか、よさこいであるとか。あるもの自然であるとか川であるとか。歴史であるとかを見直して、落ち込む必要はないとは思います。

 卑屈にならずに自分達が自信をもって面白おかしく生きればよいと思います。「生きている」ことを確立することができれば高知の未来は明るいと思います。

 おびさんマルシェの大西みちるさんであるとか、ららら音楽祭なども素晴らしいイベントでありますけれども、そんなにコストはかかっていません。まさに高知の「あるもの」を上手に活用しています。

 自分達の文化や誇りを育てていくことを県民各位が立場を超えてやれば面白い街になると思います。

戸田 お金がないから何もできない。のではなく、ないなりになにかできそう!と思いますね。

 そうですね。活動的な人たちでありながら、広い周囲を見渡せる目を持った人たち。交流のできるひと。コミュニケーションのできる人。
 それでいろんな人たちの多様な価値観を受け入れながら、高知の未来を切り開くことができれば、それこそ「今すぐ実行まちづくり」で高知は豊かになると思います。

 中間総括させていただきました。

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2008.09.27

小泉と中山こそ自民党のガン

 またも中山国土大臣が放言を。「日教組は日本のガン」「日教組をぶっこわせ」などと右翼団体の街頭宣伝ばりに吠えています。実に勇ましい官僚出身者であります。

 日教組を過大評価しておるようですが、そんなに力はないでしょう。いまや労組組織率も低下していますし。なんかこの人時代錯誤ではないでしょうか?確かにおかしい。簡単に辞めないでほしい。自民党の「選挙の顔」でがんばってほしい。国民がどうなのか審判すれば良いのですから。

 小泉純一郎氏。引退は本当であるとか。しかしその選挙地盤を27歳の次男に継承させるとか。継承すれば「4代目」の政治家となります。これが「改革」を叫んでいた人の本質なのでしょう。

 選挙地場のない小泉チルルデンの佐藤ゆかり氏あたりが継承するというのであればまだわかる。息子が継承すtるというのはいかがなものかと思いますね。

 もう1つ小泉純一郎氏の迷惑な置き土産があります。原子力空母の横須賀配備。常時寄港ー母港問題です。これも対米従属0一辺倒外交であった小泉内閣の責任。国是の「非核3原則」はどうなったのでしょうか?

 じつにいい加減な男が5年半も首相を勤めました。日本をめちゃくちゃにしました。引退なんか許されるはずはありませんえ。罪をつぐなうまでは。

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映画「光州5・18」を鑑賞しました

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 上天気ですが今日は海でのセーリングではなく、自由民権記念館での韓国映画「光州5・18」を見に行きました。7月、8月と海での行事がいささかハードで雨で1日も中止がなかったことですし。それに文化も大事です。去年は9月は極度の疲労でめまいでひっくりかえったことでしたし。

 さてこの「光州5・18」は実話にもどづいています。時代は朴大統領が暗殺された直後の韓国。民主化運動を進めている学生達に対し、韓国軍空挺部隊が介入し、徹底した弾圧をこん棒で行っていました。1960年に学生革命で独裁政権を倒した国ですから学生達は社会的な支持があるのですし。

 両親を早くになくした2人兄弟が主人公ですが、タクシー運転手の兄と高校生で難関ソウル大学を目指している弟の平和な暮らしは軍の介入で一変します。

 情報操作と軍事独裁で全土に戒厳令を引き、市民を暴徒と決めつけ、弾圧することで権力基盤を強めていたチョン・ドハン政権時に実際にあった話のようです。全斗煥(ぜんとかん)時代の韓国は夜間外出禁止令があり、戒厳令がしかれていた。との話は聞いたことがありました。

 光州における軍の弾圧がこれほど酷いものであったとは。また光州市民は市民軍を組織し果敢に戦ったことも事実であると言います。

 平凡な生活が凄惨な市街戦に突入。なんとも迫力があり、また涙が出てくる映画でもありました。

 とさりゅうピクチャーズ田辺高英さんありがとうございました。良い映画でした。感謝します。
Koushou2

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中山成彬国交相は辞任せよ

  これほど市民大衆を馬鹿にした元官僚上がりの政治家も珍しい。今や「絶滅危惧種」ではないのだろうか。
 中山成彬国交相の発言には驚くだけでなくお笑いでもあります。

  成田闘争は「ごね得」と事情をわきまえず発言しました。とてつもない代償を国は支払わなくてはならないでしょう。もともと地元への事情説明をせず、戦後入植して開拓して農地にした成田の農業者の土地を強制収用することをしていた国と千葉県の態度が事態をこじらせた原因。それをこともあろうに当事者の国土交通大臣が言うてたまるかという暴言。この人やめないと成田空港の問題は進みせんね。

 日本は単一民族発言は、先住民の人たちを侮蔑する発言。差別発言であり、基本的人権の無視ですので、罷免に相当する暴言。浅生内閣の閣僚の人権レベルが低すぎるのです。

 日教組が強い地域は学力が低い。発言も根拠がない発言。そりゃ今の温厚な日教組でも怒りますね。
 麻生首相の「任命責任」は免れません。

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南アフリカは大丈夫なのか?

 2010年のワールドカップ開催国は南アフリカ。不屈の独立運動の闘士マンデラ元大統領の国です。しかしここへ来て治安の悪化と感染症の蔓延の可能性から、代替え開催地をFIFAがさがしているとか?

 各大陸は最終予選の真っ最中。日本もまたアジア最終予選で必死で戦っていますし。南アフリカ情勢が安定しないと日本での代替え開催案もFIFAにあるようですね。これも気になります。

 アフリカでの初めてのW杯開催は意義があると思います。最近実力が向上しているアフリカ諸国。個々の選手の身体能力と技量は素晴らしく、早くから欧州リーグで活躍していましたし。

 FIFAも金儲けだけでなく、アフリカによりサッカーを普及させ、問題を軍事力で解決するのではなくサッカーで解決するようにすべきです。ですから有料放送枠を増やすのではなく、アフリカでの大会は地上波でも見れるようし、テレビを無償で配布するぐらいの器量がFIFAにはほしいものです。

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2008.09.26

アフガンへの自衛隊派兵には反対します

  アメリカはイラクから撤退し、アフガンに兵力を投入しようとしています。日本にもインド洋での給油活動だけではなく、アフガンへも自衛隊の派兵を要求しています。

 麻生首相も「集団的自衛権の解釈を変更する」とか。自衛隊を海外へ派兵することは明確な憲法違反です。兵の派兵以外にも日本は多様な国際貢献ができる国です。狭い解釈でアメリカの言いなりになることは危険です。

 アメリカから自立して日本独自の解釈でアジアの国と付き合うべきでしょう。

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失言・放言は麻生太郎氏だけの売り物にあらず

  このところブログ記事のねたに不自由することはありません。毎日日にち麻生内閣の閣僚達が放言・失言をするでしょうし。首相の麻生氏や総務大臣になった「友人がアルカイダ」の鳩山邦夫氏は周囲がマークしていますが、昨日はノーマークの中山成彬国土交通相が「大放言」をしたようですね。

 中山国交相:成田空港問題「ごね得」 日教組批判も(毎日新聞)

 この人もともとは[優秀な官僚であったと思います。]東大卒の大蔵官僚出身者のレベル、社会意識や教養がこの程度だから日本は世界になめられるのです。本当に阿呆な奴ですね。

「成田空港問題はごね得」

「大分教育委員会問題は日教組が悪い。」

「日本は単一民族」

 とか非常識な発言を繰り返していました。1番放言をしそうもない東大卒の官僚あがりが、めちゃくちゃ言っていますので、これは国会の予算委員会の審議・答弁は見逃せないですね。「録画する必要がある必見番組」になります。

 福田内閣では「国民やかましい」の大田氏が問題閣僚。安部内閣から農水省は「定まらないポスト」でしたが、今回麻生首相は石破茂氏を「農水大臣に据え、意外に「手堅い」なと思っていましたが、思わぬ伏兵が現れました。

 なかなか前途多難な麻生内閣の船出ではありました。

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高知青年会議所が国政討論会を開催

  9月7日の知事、市長を招いたシンポジウム「俺達の高知創造委員会」を開催した高知青年会議所。1ヵ月後の10月7日には、高知1区の4人の衆議院候補者による討論会を開催します。

 

「衆議院議員 高知1区立候補予定者 公開討論会」

日 時:2008年10月7日(火) 19時~21時 (18時開場)

場 所:高知市立文化プラザかるぽーと・大ホール

主催 高知青年会議所

入場無料

 高知青年会議所jもなかなかがんばっていますね。実現すれば見に行く予定です。

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不満と不安の日本の政治

  先ごろの自民党総裁選挙。自民党員の「投票率」が低かったそうです。最初から「出来レース」であったために白けた党員もあったそうです。無効票のなかには「小沢一郎」(現民主党党首)と書いているものもあったとか。

 各種報道をぼんやり聞いていますと「不満と不安」という言葉が適切であると思いました。

 麻生自民党に対する「不満」たらたら。

 小沢民主党に対する「不安」だらけ。というところなのか。

 不満と不安を解消して国民の支持をどちらが集めることが出来るのか?選挙は近いですね。10月の終わりにしろ、11月にしろ総選挙モードであることは間違いない。

 

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無責任極まりない小泉純一郎氏

  昨日小泉純一郎氏が次期選挙には出ないことを表明しました。しかし後継は自分の息子が出るようです。政治家の利権は「相続」させるようです。何の政治的実績のない小渕優子氏が元首相の娘であると言うだけで大臣になれる国ですし。「世襲」は大きいですね。

 さて小泉純一郎なる人物。日本を「格差社会」に構造改革し、日本人の誇りや良さをめちゃくちゃにした人物であり、アメリカ追随主義者でもありました。1500兆円の日本人の汗の結晶の個人資産をアメリカに差し出そうとしていましたから。

 でもお手本のアメリカが見事にこけました。小泉構造改革は惨めな失敗に終わり、日本人に大きな傷を残しました。2004年の産銀選挙の時に、地元候補の応援に来たときの感想はそのままです。
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「1時30分過ぎに小泉純一郎氏は現れた。白いワイシャツ姿で街宣車に乗る。小柄で貧相な男だ。 」

 サイト記事「小泉首相が高知地方区選候補の応援に」3004年6月

 今度の選挙で民主党と国民浸透が躍進すれば、公約に「郵政民営化の見直し」が入っています。本格的な国会での論戦を前にした「敵前逃亡」であると思いますね。選挙地盤を子息に相続させようとして。

 こんないい加減な人物をマスコミは持ち上げ国民の一部は熱狂的に支持した時代がありました。大いに反省しないといけないでしょう。

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社民党と共産党は合併したら

  いまや小選挙区のなかでは「弱小政党」にすぎない社民党と共産党。主義主張は外から見ていて、それほど違いないので「合併」したらどうなのだろうか。

 民主党と国民政党が合併するとか言うていました。それよりも「社会主義政党」としてきちんとした旗印を立てる意味でも重要であると思います。

 昔のことを言えば、「労農派」と「講座派」の違いやルーツは異なるものがあるらしいが、今の時代もはや「どうでも良いこと」であると思いますね。

 日米安保見直し。護憲。反核。勤労者の保護。環境対策。など大きな政策の違いはないようですし。

 新自由主義の破綻。格差社会の是正は、新しい意味の「社会主義」に対する期待度はむしろ高まっている。

 古い歴史の政党で「プライド」はあるでしょう。でも「人民のために」そのプライドは討ち捨てるべきです。以下のことで「合併」すべきであると思いますね。

1)社会主義研究所をシンクタンクでこしらえる。

2)護憲研究所をこしらえる。

3)環境エネルギー研究所をこしらえる。

4)核兵器・原発廃棄研究所と組織をこしらえる。

 1日もはやくしなければいけないと思いますね。

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隣国の独裁政府の動向は?

 北朝鮮の動きがおかしいとも言われています。もっとも重要な式典に独裁者は現れず、式典の規模も随分簡素であったとか。
 
 一方で米国との核廃棄の協定は凍結。核配備に動き出したようです。韓国や中国は国境警備を厳重にしているようですし、アメリカも緊張して事態を観測しています。
 日本はどうなっているのでしょうか?

 危機管理の観点から当然配慮しないといけない部分です。このあたり何度も指摘していますが、日本の安全保障はどうなっているのでしょうか?アメリカ任せなのか?ノー天気なのか?

 防衛オタクの石波元防衛大臣に聞いてみたい。

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2008.09.25

疫病神(小泉純一郎)が政界を引退!?・・

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 日本人のメンタリティと日本社会を破壊しようとしたアメリカ追随主義者の小泉純一郎氏が次期衆議院議員選挙に立候補せず引退するらしい。

 小泉元首相、次期衆院選に立候補せず…政界引退へ(読売新聞)

 在任中の2001年4月から2006年9月までの間に日本を「格差社会」にし、年間の自殺者は3万人を超え続けました。在任5年間で15万人の日本人が日本社会に絶望して自殺しました。

 靖国神社に参拝して愛国者ぶっていましたが、彼のしたことは日本をアメリカの従属国にし、売り渡すことに他なりません。かつてMADアマノ氏が「看破」した小泉氏の本質はそのとうりですし。

 アメリカはブッシュ大統領が「テロとの戦争」に明け暮れ、勝利もしなかったし、多額の戦費を費やし成果を上げれません。戦争にかまけている間に経済対策が後手に回り大不況になりました。「政治不況」そのものです。

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 後世の歴史家は「日本人の相互扶助の精神を壊し、日本社会を格差社会ーお金万能社会につくりかえようとした首相。モデルをアメリカに求め、アメリカの属国になるようにしました。

しかしアメリカ経済は破綻。アメリカモデルの崩壊で小泉氏もすべて間違いであることが実証されました。政界を引退するのは当然です。

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IT講習会苦戦中

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 あるIT講習会に参加中。難易度はないとは思いますが、講師の若い女性講師のパソコン操作についていけないもどかしさ。どんどん遅れてしまう。

 パワーポイントという簡単なソフトですが、画像処理などにはもたもたしてしまいますね。講習会で覚えようとするがなかなか上手くはいかないもの。いかないなりに「頭の体操」と割り切るしかあるまい。

 毎度自分がとろくさいことを思い知らされるIT講習会ではあります。

ついていけないながらもしぶとく講習を受けました。講師の先生に聞きました。

「パワーポイントというのは、昔のOHP(?)でしたか、透明のフィルムに手書きで書いて、説明用の幻燈で説明してましたが、あれがパソコンでできるようになったのですか?」と。

「そうですよ。パソコンでできるので、ワードもエクセルも活用できるし、画像も写真も動画もできます。便利なプレゼンテーションの道具ですね。」とも。なるほど。でもついていけんですね。

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自然エネルギー開発に不熱心な国日本

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 太陽光、水力、風力、木質バイオマスなどの自然エネルギー。環境に負荷をかけないクリーンエネルギー。計画では2015年度においても水力が9%。新エネルギー(太陽光。風力など)が1%であわせても10%足らず。

 ドイツは現在の15%を40%にしようと努力しています。大違いです。
 それは日本が原子力発電を推進している「原発大国」であるからです。2015年には原子力の比率を43%にしようとしています。

 ドイツの事情に詳しい人によれば「ドイツは高知より日照時間が200時間も短い。それでも太陽光発電を国策で取り組み発電量を増やそうと懸命。それにひきかえ日本は全然熱心ではない。のです。

 原子力発電は、「発電時にはCO2を出さない」のですが、原料のウラン鉱石は日本にはありません。海外に依存しています。また原子力発電は危険な高レベル放射性廃棄物を排出します。それに日本は世界の地震の10分の1が日本で起きている地震大国です。

 原子力発電が増えると「バックアップ用に」火力発電も増えます。天然ガスや石炭火力も増えます。よってCO2は少なくなりません。

 日本のエネルギー政策には疑問を感じます。国策を転換しない限り、未来永劫「地球環境にやさしい」なんてことは言えないのですから。
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(画像は日本経済新聞の付録資料より。日経は原子力発電推進のメディアです。)

*付録記事の画像はクリックしますと拡大します。

*国政をめざす人たちの「エネルギー政策」にも注目しましょう。

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地球時代のリーダーとは 9月25日(木)

西村 今月のゲストは前高知県知事の橋本大二郎さんです。橋本さんは4期16年勤められた高知県知事を昨年12月6日に退任されました。そして今年4月2日に国政へ挑戦されると表明されました。
 知事時代と同様に政党関係の支持を獲得せず無所属で挑戦されます。
 今回のテーマは「地球時代のリーダーとは」でお話をお聞きします。

 橋本さんは「産業政策でも中央集権型で各省庁が、縦割りの事業を全国に一律に進めていたのでは高知県のように地理的に不利な条件を抱えた県は、いつまでも相対的な不利を解決できません。」と言われています。
 産業政策の分野でも中央主導の産業振興を転換させるということなのでしょうか?

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橋本 そりゃそうですね。産業政策でも補助金政策で、産業政策を進めようとすれば、中央の関係の省庁がつくった補助金を全国に配分する。そうすればそれぞれの県に全然違うような形でということにはなりません。

 やはり一律的な補助金を配分していく。ということになります。特に高知県のように産業面で遅れた県にとってみれば、税金やなんかをドラスチックに変えていく、その仕組みを変えていくということができれば、それはそれで「誘導策」として企業を呼び込むとか育てるとかということができます。

 そういうことができなくて、一律的な補助金を受けるということであれば、後進性、後発性というものを乗り越えるということは出来なくなってしまう。ということになります。

 ですからこういうような中央集権のなかでの産業振興というのは、今の時代に殆ど意味をなさないのではないか。国はもっと技術開発だとか、違うことにお金をつぎ込んでいくべきです。


西村 食料生産について。日本はカロリーベースで食料自給率が50%ありません。

橋本 40%を割っていると思います。
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西村 遠い外国から食料を輸入しています。そのことが物凄くCO2を排出していることにもなります。
 農業政策で自給率を上げて、国際公約にもなることは可能なのでしょうか?
7月30日には世界貿易機関(WTO)新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)が決裂しました。解決策はあると思いますか?

橋本 いくつかの問題が絡んでいます。というか複雑に入っていますね。
 そうした問題とまとめて言われましても答えようがありません。
 私は農業ということはこれからの国の基本に据えて取り組んでいかないといけない。と大二郎の旗で言っています。

 そのためにもこれも同じ話の繰り返しになりますが、農林水産省が補助金という形で全国に配分していく。また公共事業中心の農業政策を進めていく。そういうようなやり方は辞めるべきだと思います。

 一方で食糧危機だ。お米をもっと増産をしないといけない。自給率も上げないといけないと言いながら、減反政策を進めるなんて、全くナンセンスなことを平気でしています。それを自民党の農水族と一緒になってやるなんていうことは、言語道断だとわたしは思います。

 こういうような農業政策は基本的に改めなければいけない。ということを思います。そのための手法はいろいろありますけれども、短い時間でなかなかお話をしにくいのですが、企業の参入もあります。そのことにいろんな問題点を指摘される方もおられます。わからないのではありません。

 どこか一箇所だけに企業の参入をしてやろうとしても、農業は天候に左右され、収益性の見通しのつかないので、なかなか企業経営という考え方と、合わない。
 それぞれの地域で農業者、お百姓さんを給料でお雇いをする。しかもそれぞれの地域で年によって、出来高のいいもの悪いものがあります。

 全国で考えればリスク分散になってポートフォリオと言いますけれども、それによって収益をあげることができる。というような。年間100億円ぐらいの収益をあげる企業が出てきています。

 こういうようなやりかたの農業というものをもう少し真剣にわたしは考えていくべきだ。と思います。そういうものが次々と企業体として出てきたときに、今日本には1500兆円の個人資産があります。それを投資する場がない。お金が死んでしまっています。お金がまわらない状況になっています。

 申し上げた新しい形の農業をきちんとした産業にして育て、それをみんながもっている個人資産の投資先としてつかっていく。農業だけでありませんけれども、教育であるとか、エコ・エネルギーの新しい事業だとか、言うものをいくつか立ち上げていってそこに個人資産を投資をしていくと言う形で日本人の持っている資産をもっと日本の国内でまわしていく。

 このことが私は日本全体、地域も含めた経済の活性化に間違いなくつながっていけるのではないのかなと思います。そのビジネスモデルをもう少し細かく書き上げて、お示しをしていきたいと思っています。
 

西村 エネルギー政策についてお聞きします。ドイツなどでは国策で太陽光や風力発電など自然エネルギーの活用を提唱し実行しています。石炭や原子力の利用を極力抑えようとしています。
 そのあたり日本のエネルギー政策はどうあるべきですようか?
 また橋本さんは原子力発電についてはどう考えられていますか?
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橋本 まず原子力発電については、今の発電の30%を担っています。そのことを無視してはいけないと思います。
 わが県の東洋町でも高レベル放射性廃棄物最終処分場の問題がありました。これは私は高レベル放射性廃棄物を日本の国内で処理することにまっこうから反対していることではなく、ああいうやりかたでは絶対にどの地域にもできない。やはり地域の住民の理解を得られる手法を考えないといけない。という趣旨でわたしは反対の立場を貫きました。

 原子力発電というものも冒頭からバランスということを言っていますが、いくつかのエネルギーのリスク分散のなかで、バランスとしては日本では当然考えなければいけない。1つの手法だと思います。

 太陽光だとか風力とかエネルギーの政策に関しては、わたしは国として1つの方向を出していくことは大切です。これも地域自立型の国家構造ができていけば、高知県はエコ・エネルギーでいきましょうと。もっと明確に打ち出していけます。

 国から補助金をもらって太陽光や風力なんかをやっていくのではなく、高知県の政策として、四国州の政策としてそういうものを打ち出していく。まさに高知県なんかはそういうことにふさわしい。県であると思います。

 自然エネルギーなどを「県づくり」。地域自立型の国家構造になっていけば、明確に打ち出して県の特長にしていく。そういうことを、そういう国づくり、県づくりにつなげていきたい。とわたしは思います。

西村 原子力発電に関しては、橋本さんは否定的ではないのでしょうか?

橋本 否定的ではありません。

西村 使えるものは使おうと言うことですか?

橋本 使うべきだと思います。

西村 しかし原子力は廃棄物の問題とかあります。また日本は世界の地震大国でもあります。狭い日本の国土ですが、全世界の地震の10%は日本で起こっています。震度5以上であれば25%が日本で起きています。

橋本 それだったらそれで原子力発電を全部やめてどうするんでしょうか?

西村 すぐにはできないとは思いますが・・

橋本 すぐにはできないということでは、いけないわけですね。エネルギーというものは。1年止まったらそれは心臓にペースメーカーをつけたりしている人達が生きていけないとか。寒い中で生きていけない。そんな問題が出てきます。

 ですから現実のなかでのバランスでウエイトを上げるか下げるかを今後考えていかなければならないといけません。全否定してすむ問題ではないとわたしは思います。

西村 原子力発電は全否定はしないと言うことですか?

橋本 そうです。冒頭からそう申し上げています。


西村 青少年育成についてお聞きします。
 最近、無関係の人を殺害する通り魔事件が多発しています。
 橋本さんは知事時代に成人式で騒がしい新成人を一喝したことがありました。
 青少年育成のためのアイデアなどありますか?

橋本 青少年育成のためのアイデアということですが、私は小学校の教育体系を抜本的に改めるべきだと思います。
 よく「知・情、意」ということを言います。知性と感情と意志ということです。そのなかでも日本は知性よりも知識だけを重んじた教育をずっと続けて来ました。

 小学校に入った段階からそういう教育をしています。それを根本からあらためて,感性、感情と意志ということを重要な1つの教育材料として教えて行く。スポーツだとか芸術だとか言うことを中心に私は小学校教育というものを組み立てていく。

 知識やなんかのことを後から、中学へ入ってからでも間に合うと思います。そのためには東京大学を頂点にしている大学の受験体制、ピラミット体制と言うものを変えていく。受験のありかたも一緒に変えていく。そして小学校の段階から教育の仕組みを変えていくことが私は1番大切なことであると思います。

西村 地球環境を守るために「大二郎マニフェスト」はありますか?
あたためているアイデアや政策などがありましたら、おかまいない範囲でご披露下さい。

橋本 突然で全く違った話しになったもんで・・どういう意味ですか・

西村 さきほどの教育の話から飛んでしまいましたが、環境を守るために日本が果たす役割はあろうかと思います。日本の得意分野もいくつかあると思います。
 地域でやれる部分。国全体でやらなければならない部分。さきほど原子力発電の話にもあったんですが、たちまち止めたら困るというお立場であるということが初めて知りました。

 それ以外の方法。原子力以外の方法とか。あるいは共存型社会をつくる。。・

橋本 何と何をつくる?

西村 環境保全型ですね。そういう意味においてです。たとえば廃棄物を出さない。処理に困るようなものをつくらないとか。そういう意味においてです。循環型社会というのであれば、捨てる場所に困るようなものをこしらえない。すべきではないのかと私は個人的には思っています。それは原子力も含めてです。

 生産物。製品。農業でもそうでしょう。それをしていく循環型社会に転換していく役割を果たすべきであると思います。そのあたりを橋本さんがお考えになっていること。

橋本 お考えになっているという意味が余にも具体性を欠くので・・。わからないんですが・・・
 わたしは地球環境というのであれば高知県は80数パーセントが森林で全国1の森林の比率の高い県です。森林の整備の大切さを地球環境の1つとして訴えてきました。

 森林環境税もそうですし、企業との協働の森の動きもそうです。このなかでCO2の吸収証書を出したり、削減証書を出したりと言うことをきちっとしたPCCのガイドラインの計算式でしてきました。
Cut_5001

 わたしは日本全体の今後の排出量取引なんかで具体化をしてくる時の大きなテーマになってくる。またそのモデルとして活用していただけるだろう。と思います。
 やはり日本というのは緑・森林というものを大切な資源とする国です。こういうことを高知県からせっかく発信したものを全国に広げ、全国的な運動の取り組みとして行くということをやっていかなければいけない。と思います。

 世界ということでしたら公害の問題。水の問題。今申し上げた地球環境の問題などは日本はひじょうに多くのノウハウをもつ国です。これを世界貢献の1つの材料として使っていく。そういうことが日本の国家戦略として大切ですし、そういうプロジェクトをやはり日本はアジアの国ですから1つ中心にして、いくつかのプロジェクトを国として明確に立ち上げてそこに若い人、または私たちのような団塊の世代を含めていろんな人たちに参加をしてもらう。

 それを若い人達が日本を誇りにし、日本という国をベースに世界貢献していくベースにする。ようなことも国の力を強めることになります。

西村 防災対策なども日本は進んでいると思います。そのノウハウを伝授するということにもなると思います。

橋本 突然防災対策になりましたが・・そういうことでいえば防災もそうです。それから食糧危機に関して農業技術もひじょうに進んでいる県ですし。
 水不足の問題も世界中で起こっています。水供給の問題でも日本は技術が進んでいます。

 様々な分野で世界に貢献できます。世界1の長寿国でもあります。保健医療の問題でもそうです。教育を受けられない子供達に教育のチャンスを与える。様々な分野で国際貢献のプロジェクトをつくっていける。
 
 そこに若い人達が、どんどん参加をして日本という国、国力というものに強い意識を持ってもらう。そんな国にしてもらえばと思います。

西村 日本は衰えるばかりという印象をもっていましたらが・・

橋本 今のままならそうなります。

西村 国の形、ありかたを変えなければいけないということですね。

橋本 国の形を変えれば日本は間違いなく元気になります。それから1500兆円の眠っている個人資産をみんなが使っていける。投資をしていけるような形に変えていく。そういうことが出来れば、日本は底力は強いものがありますので、元気な国になるのか間違いないと思います。そういう国に是非していきたいと思います。

西村 今なら未だ間に合うのだと。

橋本 まだ間に合います。

 


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山本モナは復帰してほしい

 まったく個人的な見解にすぎませんが、なにかと不倫騒動を起こす山本モナさんですが、そろそろ復帰してもよろしんのではないでしょうか。
 さんざん魔性の女であることも世間にわかったことですし。お笑いでもなんでも復帰したもらいたいですね。

 朝青龍が強くないと大相撲も面白くないように、山本モナがいない「大田総理」も今ひとつですので。
 ぜひとも「打たれ強い」キャラの権化として、安部晋三氏や福田康夫氏との「競演」もテレビで見たいと思いますね。

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2008.09.24

石破農水省人事だけは合格

  麻生内閣が今日発足した。ハマコーや小渕首相の娘や、中曽根首相の息子がなんとか大臣になったようです。麻生首相も3代目なのでしょうか。鈴木康夫氏や田中角栄氏のようにたたき上げはいませんね。どうせ「選挙までの短命内閣」でしょう。日本記録を更新することでしょうし。

  麻生首相が閣僚名簿発表、34歳小渕氏が戦後最年少入閣(読売新聞)

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 そのなかで石破茂農水大臣人事は評価できますね。最近の農水大臣ときたら事務所経費問題で自殺した人。絆創膏の人。「国民やかましい」大臣とかおかしな人ばかりでした。そのあげくに「毒入り汚染米」の流通。「食の安全」を崩壊させた農水省でありますし。

 鳥取出身の石破氏。地方の苦境は肌でわかるでしょう。高知へ来ていた自民党総裁候補の中では1番地方のことに言及していましたし。単なる防衛オタクではありませんね。きっと彼のことですから生真面目にやるいでしょうし。

 ある意味麻生内閣が国民に信頼されるかどうかのポイントは石破氏の活躍次第ではないかとも思いますが・・。

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いま 不登校から考える

  学校へ行かない子を持つ親の会KOCHIの人から、広報告知を依頼されました。
 個人ブログですが、記事にして掲載させていただきます。

 「いま、不登校から考える」

講師     山下英三郎さん(日本スクールソーシャルワーク協会会長)

(とき)    10月5日(土曜日) 午後2時~4時30分

(場所)    高知城ホール2階会議室

(参加費)  1000円

(問い合わせ) 野中美樹 088-866-4933  胡摩埼ゆう子 088-842-5850

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(画像をクリックしますと少し拡大します。)

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土建業者を消滅させてはいけない

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(見事なユンボの操縦。自力でトラックの荷台から降りたのには驚き。)

  近所の家屋の建築現場。トラックに小型ユンボが乗っていました。ユンボを稼動させながら、トラックから自力でユンボは降りました。そのトラックにはリフトはありません。ユンボのつめを道路につっかえ棒にして降り、またまた手を回転させ、トラックの荷台をつっかえにしてスムーズに降りました。拍手です。

 なにげなくその土建屋さんはしていましたが、これは大変な技量ではないかと思いました。道路へどんと落ちるぞと思いきやなんの衝撃もなく着地しますし。すごいですね。
 
 その土建屋さんたちが仕事が減ってピンチであるとか。公共事業も必要ですね。特にこの下知は南海地震の防災対策工事をしてもらいたいと思う。土建屋さんが消滅すれば防災対策工事も災害復旧もできませんので。

 これは「政治」の問題であると思います。
 
 新堀川にふたをして道路をこしらえる工事は不要です。本当に必要な交響土木工事をして、土建屋さんたちを存続させないといけないと思いました。

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王監督の引退は残念

 昨日王監督(ソフトバンク)が正式に引退表明されました。プロ入りして50年間のご活躍。誰もが認める輝かしい実績。「名選手、名監督ならず」という「定説」もくつがえし、弱小チームの当時のダイエーを常勝軍団に作り変え、WBCでは世界1になりましたし。

 選手として監督としての名声に奢らず、謙虚で人格者。もう2度と現れないでしょうね。あのイチローが心酔している人物ですし。でも体調不良には勝てません。野球は結果がすべてのスポーツですし。

 王選手が現役時代1度だけ甲子園球場で見たことがありました。大昔でこちらは小学生の時代。よく覚えていませんが阪神側スタンドで見ていても王選手は存在感がありました。阪神ファンも1目置いていましたし。

 育った巨人を追われ、ダイエー監督になったときも大変であったと思います。かつて高知キャンプをしていたとき、サウナで一緒になったことがありました。
 「あの和田はいい。クロスファイヤーだ。昔の江夏のような玉を投げる。」と興奮気味に話されていました。本当に野球の好きな人でした。

 球界の宝ですので、少し休まれてまた復帰いただきたいです。

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あるべき国のかたちとは? その2 9月24日(水)

西村 今月のゲストは前高知県知事の橋本大二郎さんです。橋本さんは4期16年勤められた高知県知事を昨年12月6日に退任されました。そして今年4月1日に国政へ挑戦されると表明されました。
 知事時代と同様に政党関係の支持を獲得せず無所属で挑戦されます。
 今回のテーマは「あるべき国のかたちとは?その2」でお話しをお聞きします。
今回は外交や憲法のありかたについてお話をお聞きします。

 外交姿勢についてお聞きします。小泉純一郎内閣以降、日本の外交政策は対米一辺倒と思えるところがあり、見ていて「対米従属」にしか見れません。おかげで日本の存在は埋没し、日本の良さや独自性はなくなったうようです。次期米国大統領候補も日本には無関心なようです。このあたりはどう考えますか?
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橋本 アメリカという国は日本にとって非常に大切な国です。のちほどご質問が出るかもしれませんが、日米安全保障条約そのものも、私は日本の国の安全を守る上に必要な条約だと思います。

 また日本の位置というものを考えれば、やはり中国にも近い。中国とアメリカという大国に挟まれた国ですから、それぞれとの国との付き合いかた。これは経済的なマーケットということもありますし、政治的、軍事的、防衛的な意味もありますけれども、付き合いかたというのはひじょうに重要でバランスを崩してはいけない。ということを思います。

 その点、やはり小泉さんの考え方と言うのは、明らかにバランスが崩れていました。アメリカ追随型と言われてもも致し方なかった。その背景には外務省というものが、ひじょうに腰が引けていて、アメリカになんか言われるとそこに付いて行ってしまう。という外務省の体質があって、そこに小泉政権も引きずられたのではないか。と言うことを自分は思います。

 
西村 日本国憲法についてお聞きします。安倍晋三前首相は憲法9条の改正を提案し、自衛隊を海外派兵できるようにし、積極的な国際貢献をしないと日本は孤立するからと言われていました。
 このあたりはどのように考えられますか?
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橋本 このあたりと言われてもどのあたりかわからないので、憲法改正のことでしょうか?
 憲法改正のことで言えば、9条に限らずですが、憲法はやはり改正をして新しい国の形をつくること。何度も繰り返して言っていますが、地域が自立できる。国は国で国家戦略をもって戦う。そういう新しい国家構造というものを憲法できちっと位置づけなければいけない。

 これから100年の計という国づくりのために、わたしは憲法をみんなで議論して、新たにつくっていく。大切なことだと思います。

 そのなかで9条に関しても、日本という国民と国土というものを守るのは、主権国家としては当然のことですので、そのことは明確に規定をしていくべきです。自衛の為の軍を持つということも明確に既定すべきです。

 ただそこから先の例えば自衛隊が海外に派遣される。戦いのある場所で自衛隊が活動する。などどいうことは私は絶対にすべきではない。この日本という国が、戦争という大きな犠牲を払って、ある意味血であがなって、獲得した平和憲法というものは、平和主義というものは私は大切にしていくべきものだと思います。

 東南アジアやアジア諸国のなかでは、日本の軍というものに対してひじょうに敏感な想いというものが未だ数多く残っています。自衛隊を出していく問題を考えた時、そういう協力のしかたではない、日本の協力、国際貢献というものが当然あると思います。

 そういうことが日本という国がこれから目指していくところだと思います。


西村 橋本さんは高知県知事に時代に、非核3原則にもとづき、「非核港湾条例」を提案されたことがありました。条例は県議会で継続審議になり廃案になりました。
 最近高知県宿毛市への米軍核廃棄搭載可能なイージス艦が寄港しました。また宿毛市長は岩国基地の後方支援基地として米軍施設の誘致を言われています。このあたりはどうか考えたら良いのでしょうか?

橋本 それはちょっと。もうわたしの権限を離れている。どういう風にという。ですので何をどう答えればいいのでしょうか?

西村 県知事時代に「非核港湾条例」をつくろうとしたのでは・・・

橋本 私は条例をつくろうということを申し上げた。それぞれ条例がない時点で政治的な判断、行政としての判断をどうしていくか。現在の法律にしばられるところがあります。条例にしばられることもありますので、条例をつくろうということと、現状の法や、条例の体系の中でどういう判断をしていくか。それは別のことであると思います。
 

西村 さきほど日米安保のお話もされました。
 米軍基地の存在はどう考えられますか?世界2位の経済力がある国が今でも米軍に駐留している理由はわかりません。このまま米軍がいたほうが良いのでしょうか?また撤退いただいたほうが良いのでしょうか?

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橋本 それはバランスの問題で、今日本にいる米軍すべてが必要かどうか?わたしはそこまで全部調べてはいません。その辺をお答えすることはできませんけれども、さきほど言いましたように日米安保条約というものは日本の国というものを守っている。ひじょうに大きな意味合いを持っているという風に思います。

 またいざというときは、手助けをしていただく存在だ。と思います。そうした意味で日本のなかに米軍の基地をおいていくということは、私はとても意味のあることだと思います。


西村 さきほども話しに出ました。自衛隊の役目についてはどう思われますか?作家城山三郎さんは「軍隊は人を殺す組織。自衛隊は人を救う組織。みかけは軍隊に似ているが異なる組織」と言われています。

 国論が分裂したままイラクやインド洋に自衛隊は派遣されました。そのあたりはどう思われますか?アフガニスタンへの自衛隊の派遣の話もありました。このあたりはどのように考えられますか?

橋本 イラクとインド洋とアフガニスタンに関してはいずれも派遣には反対です。

西村 その理由はどういうところでしょうか?

橋本 さきほど申し上げたとうりです。戦闘地域に私は自衛隊が出て行くべきではない。日本の平和主義というのは貫いていくべきだ。そういう風に思います。
 ただ日本という国は、主権国家、独立国家です。国土、国民を自らの手で守ることは当然必要です。そういう手段も持たない。自分の国、自分の国民を守ろうともしない国を他国が助けてくれる。決してそんなことはない。

 自分の国は自分で守る。という姿勢と、それだけの軍を持つ。そのことによって初めて安全保障条約というものも活きて来ると思います。つまり難しい言葉で言えば、「個別的自衛権」というものは、当然主権国家にはあるべきもので、自衛隊もその個別的自衛権の中で、範囲で動くべきものだ。というふうに思います。

西村 中国人監督が製作した映画「靖国」。靖国神社のありかたが話題になりました。毎年政府閣僚や国会議員の靖国参拝問題が話題になります。
 橋本さんの考えはどうなのでしょうか?靖国神社についてです。
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橋本 靖国神社というのは、戦争で亡くなられた人を奉った神社です。そのことを日本人の1人としてそこに奉られた方々の想いをはせるという。その英霊の慰めをするということはそれは認められてしかるべきであると思います。

 ただ政治的意味合いということでいえば、私は中国がどうのこうの言うからではないですが、国内にそのことに賛成する方々、反対する方々がいる。国内の論議が2分されている。2分されているということは、誰かしかるべき政治家が靖国神社に公式に参拝した。必ず中国なり韓国なりが反対の声を上げられる。そのことに対して中国や韓国のいうことはもっともだ、という方々と、そんなことはないという方々が国内で分裂をする。

 ということになりますので、そうやって中国や韓国に日本の国論を分裂させることに利用させることを政治活動としてする必要はない。と思います。

西村 日本の国論が分裂したら・・

橋本 利用されるだけだから。


西村 日本は国連の常任理事国になるべきなのでしょうか?またなるとしたら自衛隊の海外派遣は必要なのでしょうか?

橋本 わたしはなる必要は全くないと思います。これは大二郎の旗の中でも言っていますが、国連の決議があっても自衛隊は戦闘地域へ自衛隊は行くべきではない。戦闘地域に派兵をすべきではない。と明言しています。

西村 韓国との竹島問題。中国との東シナ海の海底油田問題。ロシアとの北方領土問題。隣国との国境問題と友好関係の維持はどうあるべきなのでしょうか?


橋本  これはそれぞれ歴史的経過も違うし、経済的な価値も違います。政治状況も違います。いちがいに丸めてできません。

 竹島問題。韓国から言えば独島(ドクト)。これはわたしは日本の領土であると思います。ただ韓国の主張というものもあるわけですし。あそこはきちんと議論をしていけばいいし。本来は国際的な裁判所に問題を持っていって、きちんと決めてもらう。というのが筋であると思います。

 中国との海底油田の問題ですが、経済的な意味合いがあります。今回日本側から共同開発という形が進んでいて、その方向で良いと思います。

 それからロシアとの北方領土問題。4島についてはわたしは個人的な意見を申し上げれば、4島変換にこだわらないと思います。やはりロシアは大きな資源を持った国であり、そこに日本が共同開発して関わることができれば、ひじょうに大きくひらけているマーケットを考えた時に、4島返還にこだわって、平和条約さえ締結していない。そういう状況をいつまでも続けていくべきのではないのではないか。

 とりあえず2島を返してもらって、後の2島はペンティングという形で、条約を結びロシアとの経済的交わりを太くしていく。そういう風な戦略を私は練るべきではないか。

西村 北朝鮮との関係です。進展しない日本人拉致問題があります。これはどのような解決策があると思われますか?

橋本 わたしは今の金正日(キム・ヨンジョル)政権が倒れるまで待つ以外にはない。と思います。その間のいろいろ相手の出方によって外交的なことをきちっと決めていくことは必要です。

 やや中長期的に言えば、北朝鮮の体制が崩れるのを待つしかない。

 ここでもさきほどから外務省の弱腰を言っていますけれども、とにかく国が地方のことに口出ししてごちゃごちゃするよりも、こういう問題にきちんと対応しなければならない。そういう国になっていかないといけない。

 そのために私は地域は自立しないと。国は国の戦略を持って世界との交渉をすべきであると言っています。

 
西村 「歴史問題」についてはどう考えられますか?一方で中国や韓国でもしょっちょう歴史教科書問題でクレームをつけられています。
 それで右往左往しています。国論がこの問題でも分裂気味になります。これはどのように考えられますか?

橋本 私はこれまで日本の総理大臣が何度か発言をされています。もっと明確に、ここまで戦後60年以上経って敢えて言う必要があるか。やや外交交渉を経た上のことですが。

 やはり日本という国が朝鮮及び中国に侵略をした。そのことの過ちということを明確に認め、反省をしていく。私は日本の戦後のスタートとして絶対必要なことであった。と思います。

西村 素朴な質問です。現在の日本は小選挙区制度ですね。政党がひじょうに有利な選挙制度になっています。ポスターも政党関係者でないと候補者の顔写真入ポスターも貼れない。

 無所属でトライする人はひじょうに大変な状況になっています。先ほどの壮大な話で国を変える。はやく変えてくれ。地方のことは地方でやらしてくれ。そういう声はあると思います。それは政党の垣根を越えてあると思います。

 いつどの時点で橋本さんが明確にして集団をこしらえて、なさるのか。選挙の前にバンとやるのか。後でやるのか関心はみなあると思います、そのあたりはどうなのでしょうか?

橋本 それは今の段階ではまだどうできるのか。そこまでの見通しがついているわけではありません。と言うのは、やはり選挙の時期がいつになるのかにもよりますね。
 もし新しい政党でやるということになりますと、そこへ行き着くのであれば、選挙の前にそういうものをお示しをし、お示しをするというのは考え方は大二郎の旗の中にきちっと盛り込んでいますが、その党の名前も含めてです。

 そういう政党としての活動を示して審判を仰いでその後の活動につなげる。それが必要であろうと思います。
 たとえそうでなくても、単に無所属の議員として議席をとっても、それはどんな大言壮語してもそれが実現するわけではありません。やはり政党政治というその国会の中で多数をもって掲げている政策理念を実現していくというわけです。
 
 そのためには無所属のままであれ、新党であれ、議席をうる事が出来たのなら多数派の工作と言うものを当然考えなければならない。
 また事前であっても今の自民党、民主党の現職の議員が出てきて、党から離れて新しいグループをつくる。それは現実にはひじょうに可能性が少ない。難しいと思います。

 けれども、さきほどから言っていますように、両方の大政党に政策的なねじれがありますから、わたしが掲げている大二郎の旗の考え方に自民党の中にも、民主党の中にも賛成であるという方がいて、その方々がそれぞれのグループとして選挙前に考え方をお示しになり、これはわたしの大二郎の旗と同じだねとなるとそれぞれ連携をして、国民イお示しをする。つまり選挙を通じてそれぞれのクループが議席を得たら、これは選挙後にいっしょにやろう。ということを国民にお示しをします。

 それで選挙にのぞむ。ということは可能性としてはあります。それは当然多数派をつくっていく。それを目指さなければならないと言うことになります。

 

 

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どうなった消費者庁

 消費者庁構想はあるようですが、肝心の福田康夫首相が政権を投げ出したためになんだか、出来るのかできないのか。その矢先に「毒物入りくず米」の全国大量流通問題が噴出しました。

 農水省の対応は悪く、しらずに毒入りくず米を購入したお菓子屋や酒販店を公表してしまいました。流通を防げなかった農水省の責任はどうなるのでしょうか?監督責任はどうなるのでしょう?

 「被害者」でありながら名前を公表された菓子店や酒造メーカーなどは大損害です。農水省に対し損害賠償請求の訴訟を起こすべきでしょう。それぐらいはしないと農水省の出鱈目ぶりは治りません。

 野田聖子氏が消費者庁担当大臣だそうですが、なんだか影が薄いですね。自分の選挙区のほうが大事かもしれませんね。解散も近いことですし。

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市民の感覚と視点で政治状況を精査します

  わたしはそのこらへんの中高年親父。金持ちでもないし。有名人でもない。特別な才能もない。ありふれた平凡な市井の市民。だからその市民感覚で発信する情報には注目いただきたい。

 なぜならマスコミは全部「自民党劇場」を無責任に大量に垂れ流しているからです。まさにその無責任さ、ええ加減さに危機感を持ち、2001年から自作サイト「けんちゃんの吠えるウォッチング」で警告し。吠えて来ました。

 しかししょせんは「無名な市民の遠吠え」にすぎないことは十分承知しています。「どこでもコミュニティ」以降は、考えられるあらゆる立場の人たち300人余りとと面談し、話を聞き、その人たちの世界を手を加えずに「再現」して来ました。

 だからこそ高知発の情報に関しては信憑性があると自負しています。なぜなら全部私が面談した人。質問こそ自分の考えを表現していますが、対談番組のサイトなりブログは忠実に手を加えずに再現しているからです。

 今回の衆議院選挙に関しましても、まったく偶然ですが、国と地方のありかたを聞く。という観点で衆議院議員の福井照さんと前高知県知事の橋本大二郎さんの2人から話を聞くことができました。

 同じ高知1区の小選挙区で激突するお2人です。政策や考え方には2人とも注目する発言があります。テレビや新聞などの報道などでは伝えられなところをお伝えしたと自負しています。

 いろんな立場の市民の人たちの意見をきちんとヒアリングし、忠実に表現しているので、社会の動きが良くわかります。マスメディアの狭い政治部の記者クラブですべてが情報が管理できると思ったら大間違いです。
 小さなコミュニティFMで情報発信し、サイトやブログでも伝達してきました。今後その役割は重要になるでしょう。市民が自立するためには。

 以下のサイトを参考ください。


 福井照さん番組出演の記録をまとめました。


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 橋本大二郎さんの番組記録をまとめました。

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2008.09.23

社会性を持った議論をしよう

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 今日は午前中は仕事。午後から自転車で街へ繰り出しました。久しぶりに書店に入り書籍を購入しました。
 「ブログ論壇の誕生」(佐々木俊尚・著 文春新書)でした。表題に引かれて購入しました。ついにブログも「論壇」になったか。と思い購入したのですが・・

 内容は「ブログ論壇はマスコミを揺さぶる」「ブログ論壇は政治を動かす」「ブログ論壇は格差社会に苦悩する」「ブログ論壇はどこへ向かうのか」であります。

 日本のブログの現状は、アメリカや韓国のように政治を動かすようにはなってはいない。ほとんどが身の回りの「個人ブログ」であり、多くの「ブログランキング」という意味不明なランク付けで上位にあるブログは「食べ物ブログ」「居酒屋ブログ」の類が多い。
 
 あいかわらずタレントブログも多いし、最近は「迷惑ブログ」の多いこと。クリックさせるだけの宣伝ブログである。これなど迷惑そのもの。

Boroguhon2
 匿名掲示板でもそうですが、議論にならないことが多い。罵倒と誹謗中傷で「炎上」という事態も起こるようです。

 結局自分の仲間内から出なくて、異質の人たちを排除する考えが言葉になっているようですね。これはなにもネットの社会だけでなく、多くの日本の社会集団がそうなっているから。日本人は「縦割り社会」「同質系サークル」が好きなんです。

 商売人は商売人だけ。労組は労組だけ。政党筋は同じ政党筋だけ。同じ仲間と同じ趣味で、だべって行動する。楽だし気持ちが良いからです。コミュニケーション手段がブログでもSNSでも同じですね。

 よく言われるように日本は学校社会で「ディベート」の習慣がないし、社会的訓練がなされていないからであるとも言われていますね。ですので「しょうもない」自己啓発セミナーが流行していますね。実におかしな現象です。

 この本の著者もそのあたりは指摘はしています。でもどうしたら米国のようにブロガーが大統領選挙にも関与するだけの力を日本でも持てるのか。までの言及は残念ながらありませんでした。

 異質の存在や意見を受け入れ、自己主張をできるようなブログでの交流が広がれば、ブログによる世論が社会に初めて影響が与えられると思います。日本はまだまだであると

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衆議院高知1区の展望

 いつも「激戦区」であり、魔の選挙区と言われています。

 1996年選挙から小選挙区になりました。第1回目の当選者は共産党の山原健二朗さんでした。

1996年選挙得票

1 山原健二郎 共産党 前 当選 33523
2 五島正規 民主党 前 比当 31391
3 石田祝稔 新進党 前 30281
4 谷相勝二 無所属 新 21480
5 横田達雄 無所属 新


 2000年の選挙は自民・民主・公明・共産の組織政党の「ガチンコ選挙」でした。自民党の福井照さんが当選しました。

2000年選挙得票

1 福井照 自民党 新 当選 40,765
2 五島正規 民主党 前 比当 33,883
3 石田祝稔 公明党 元 32,687
4 浦田宣昭 共産党 新 24,241


 2003年、2005年は公明党は小選挙区の候補者擁立をやめ、自民党と選挙協力。比例代表に力をいれました。福井照さんが公明党の協力もあり、連続当選しました。しかしその差は2003年が6882,2005年は4050と次点の民主党の五島正規
さんに詰められています。五島さんは96年から比例代表で議席を得ています。

2003年選挙得票

1 福井照 自民党 前 当選 43,232
2 五島正規 民主党 前 比当 36,333
3 梶原守光 共産党 新 20,302
4 田井肇 社民党 新 4,531

2005年 高知1区 確定得票

1 福井 照 51 自民 前 当 53,754 42.72%
2 五島 正規 66 民主 前 比当 49,704 39.50%
3 春名 直章 46 共産 元 22,369 17.78%

 では2008年の衆議院選挙高知1区はどうなるのでしょうか?

福井 照   自民 (現)
春名 直章 共産 
田村久美子  民主
橋本大二郎  無所属(前高知県知事)

 現職の福井照さん(自民)は3回連続当選です。公明党の選挙協力があります。しかし今は自民党に逆風が吹いていますし。「事務所」問題の影響はあるのでしょうか?5人の総裁候補が高知へ来たところでも自民党の「重点選挙区」なのでしょう。

 春名直章(共産)さんは2度目の挑戦。共産党は2万票の基礎票があります。かつては山原健二郎さんで小選挙区で議席を得たこともあります。党勢の巻き返しはなるでしょうか。

 田村久美子(民主)さんは2区で頑張っていましたが、今回は1区で挑戦。民主党も2万票の基礎票はあるでしょう。また全国的に民主党は「上げ潮」であり、政権交代ブームに乗れるのでしょうか?

 無所属新人の橋本大二郎さんは今回の台風の目。政党の後ろ盾はないのでポスターも貼れず大変な前哨戦。4期高知県知事をしていますので知名度は抜群。しかし目に見える「部隊」はなさそうです。政党の基礎票はありませんし。

 過去の選挙の経緯からすれば「誰にも当選のチャンス」はあります。本当に魔の選挙区であると思います。

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あるべき国のかたちとは? その1 9月23日(火)

西村 今月のゲストは前高知県知事の橋本大二郎さんです。橋本さんは4期16年勤められた高知県知事を昨年12月6日に退任されました。そして今年4月1日に国政へ挑戦されると表明されました。
 知事時代と同様に政党関係の支持を獲得せず無所属で挑戦されます。

 今回のテーマは「あるべき国のかたちとは?その1」でお話しをお聞きします。国と地方のありかた。国のありかや役目についてお聞きします。

 橋本さんは著作「融通無碍」のP135でこういわれています。
「改革と言いながら。地方分権を実りのあるために欠かせない国から地方への権利移譲はないがしろにし、中央集権を強化しました。」とあります。

 三位一体改革は

(1)国の、持っている補助金。負担金の廃止、削減。

(2)税財源の地方への移譲

(3)地方交付税の仕組みの見直し  の3点セットだったはずです。

 実態は高知県においても国の財政運営のつけを地方に押し付けるだけの改革とは名ばかりであった。と言われています。2004年度で260億円の財源不足と言われていました。そうだったのでしょうか?

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橋本 そうですよ。全国で5兆円削減されました。先ほど説明にありました三位一体の改革と言うのは、国の、持っている補助金。負担金の廃止、削減をする。国が地方のことに細かいことで口を出しをする。そういう仕組みをやめましょうというのが1つです。

 交付金や補助金を廃止すれば、そのぶんの財源が浮きますからその分を地方に移して、国の紐のつかない財源として地方が使えるようにしましょう。それが2つめでした。

 そうすると財政の事情も変わってきますから、それに合わせて地方交付税も見直しをする。それが3つめでした。それを一緒にやろうというのが三位一体の改革でした。

 ところが、蓋を開けてみると、補助金と交付金は3兆円廃止をされました。地方に財源が移されたのはほんの僅かです。殆ど国の中で使い回しをされていました。

 にもかかわらず地方交付税だけが「先取り」をして一気に5兆円削減されました。このため高知県の場合では、2002年度にはほぼ収支が見合う予算を組んでいました。 僅か2年後の2004年度は263億円の財源不足が生じるということになりました。

 高知県だけではなくて地方全体のことです。約束違反だおかしいと言う声が、強くあがった訳です。だけど今の国と地方の力関係では、それ以上国のしてくることをはねつける力が地方にはなかった。

 そのために5兆円の削減は、そのままのみこんで、それがずっと今もボディ・ブローのように高知県だけではなく各都道府県に効いて来ています。

西村 橋本さんはご自身の公式ホームページのなかで「財源と権限を地方に全面的に移した、地域自立型の国家構造を実現することで、国の役割と地方の役割をより明確に分けていきます。」と言われています。

 一方最近「道州制」ということも政府筋から言われています。意味合いが異なると思います。橋本さんの言われる「国の役割、地方の役割」のモデルとなる国はありますか?
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橋本 アメリカなんかがそうですね。州と国は全く違った役割をしています。税金も各州で独自に決めています。

西村 ということは国が提唱している「道州制」ではなく、「連邦制国家」がモデルなのでしょうか?

橋本 それは道州制でもいいわけです。道州制と言う言葉が「同床異夢」で使われています。地方が言っている道州制と、国の言う道州制は違います。

 地方は国の権限・財源を地方へ移す。地方へ移して地域が自立できる。そういう社会体制をつくる。その時に高知県という単位が運営のときの単位でいいのか。それとも四国が一緒になった単位が良いのか。それとも更に中国・四国が一緒になった単位がいいのか。言うことを議論するのが、道州制です。

 ところが、国の言っている道州制は、今の中央主権、今の中央の官僚や政治家が地方の細かいことまで口を出し、地方を縛り付ける。こういう体制をそのままにして。47の都道府県は数が多すぎて財政的にも大変だから、9つか10にしようと。

 つまり国の言っているのは本来の道州制ではなく、都道府県合併なんですね。このことをきちんとわけていかないといけないですね。つまり権限財源が地方へ移っている。そういう国家体制なのかどうか。そうであるのかないのかを見極めないといけないのです。

 単に道州制という言葉を言っているだけですと、国と地方はまったく違う意味で双方が道州制と言う言葉を使うことになります。


西村 橋本さんはホームページのなかで「官僚が指導する現在の中央集権の体制を地域自立型の国家構造に変えることで、地方はこの国の伝統と文化が息づく個性のある地域造りを担い、国は平和主義と各種の国際貢献を通じて、地球時代のリーダーとしての役割を担うために国の形を変えていかなくてはなりません。」と言われています。

 橋本さんが国政の場に立つとすればまずなにから始め、実行されますか?
Kenchou
(高知県庁本庁者。地方自治体の役割が変化していくでしょう。)
橋本 今のことに関して言えば、国の権限と財源を全部地方へ移すことです。ただこれは何月何日から突然やることはできません。やはり3年なり5年なりが道のりの道程表をつくって、それに、もとづいてやっていくことです。

 たとえば国の官庁の出先がそれぞれあります。四国には局があります。こういうものを1つにまとめ地域の役所に変えていく。そういう風な段取りであるとか。

 いろんな手法があります。国民にお示しをして、何年後かには国の権限も財源も地方へ移して行きます。地方が税金を使っていく。それにより税金を納めた者が、税金の使い道を決めていく。将来は地域の人たちが決めていく。そういう国の構造にしていく。そうなろうと思います。


西村 現在の国会は自民党と民主党が多数を占めています。その2大政党の政策は橋本さんの「国から地方への権限の大幅移譲の政策」への反応はいかがでしょうか?
 賛同していますか、それとも否定的なのでしょうか?

橋本 自民党、民主党の話と、さきほどの「国から地方への権限の移譲への賛同の話とどうつながるのでしょうか?

西村 自民党のなかにも、あるいは民主党のなかにも国の権限を地方に移すことに賛同されている議員もおられると思います。あるいは連邦制国家のような、アメリカのような国と地方の役割を明確にわけて言う考え方に賛同される方は、自民党側にも民主党側にもおられると思いますが・・。

橋本 自民党の中にも、民主党のなかにもおります。自民党は今与党です。政府側として進めている道州制の考えは、さきほど言いましたように地域が自立した連邦制的なものを想定していません。単なる都道府県合併型を想定しているにすぎません。

 言うことから考えれば自民党のなかではわたしの言うような道州制の考えは少数であると思います。民主党の中にはむしろ自民党よりは私に近い考え方の人が多いように思われます。

 明確に全体がそうかといえばそうなっていません。それが前回言いました自民党も民主党も党の中にいろんな大きなねじれを抱えている。ねじれを抱えたままこれだけきびしい状況下でスピードのある政策決定ができるか。判断ができるかというか。

 今それぞれの政党がかかえている大きな問題点があると思います。

西村 天皇の位置づけについてお聞きします。現在の皇室は政治的な発言は控えられていますし、また皇室を政治的に利用することがあってはならないと思います。
 しかし天皇皇后両陛下や皇太子ご夫妻が海外訪問をされる場合は、相手国に政治的な意味合いをもったことは確かです。

 皇室のありかたはいまのままで良いと思われますか?それとも別の意味を持たせるべきであると思われるのでしょうか?

橋本 まず「結果として」と言われましたが、結果ではなく政府の狙いとしてそういう利用のしかたをしています。
 今の天皇陛下が皇太子時代に、アメリカを2度訪問されています。それぞれにいろんな政治的な問題があったとき行かれています。安保の後。日米繊維の問題があったとき。こういうときに行かれています。

 私も繊維交渉の後の訪米の時にはNHKの記者として同行しました。アメリカ駐在の日本の大使が、こういう時期に皇太子ご夫妻をお迎えをすることはたいへん日米関係のためにはありがたいことです。言うようなことを明確に言っておられます。

 ですので」政治的に「結果として」ではなくて、政府としては象徴天皇制は両国間の対立を和らげる為に使わせていただいたことが現実にはあります。
 私は日本という国の強みであると思います。他のやりかたでそういうことが他の国にできるのか。できませんので。わたしはそれを口に出すということは別にして行き過ぎた形でなければ、そういう存在として天皇制は日本の1つの形として続けていくことは決しておかしなことではないと思います。

 最後に他のありかたといわれていますが、どういうことなのでしょうか?

西村 例えば天皇の権限をもっと強くする。戦前のような存在に戻そうということですが・・

橋本 そんな人は多数いるとは思えません。

西村 また天皇制を廃止して共和制にすると言う人も少数派でしょうし。
 個人的な見解ですが、皇太子ご夫妻が外交をされたら、今の政府がやるよりもっと円滑にうまく行きそうなきがするのですが・・。それはなかなかできることではないのでしょう?

橋本 外交と言う意味をどうとらえるかです。さきほど申し上げた時に日米安保の時にハガチーと言う人が羽田空港まで来て「ハガチー帰れ!」というデモ隊に追い返されたと言うことがありました。

 そのすぐ後に皇太子ご夫妻が訪米をしています。外交的な大きな衝突があったときにうまく和らげていく。そういう意味での外交的な活動をしていただくことは私は意味があると思います。

 本来の外交と言うのはいろんな問題を柔らかくうまくやっていくというよりも、さきほどの国の役割と地方の役割を分けると言う国家構造にするということを言いましたときに、食糧危機の問題や、地球環境の問題や原油高、エネルギーの問題や様々なことを上げました。

 そういう厳しい社会現実の中で日本という国の利益をどう訴えていくか。言うことが本来の外交の役割です。日本の外務省は全くそういうことのできない役所なんです。

 英語がしゃべれ、外国語がしゃべれてお付き合いをというふうなことだけでやってきた役所です。本当の意味の国家戦略をつくって戦って行く形になっていません。

 わたしはこれからは外交と言うのはその国の役人が地方のことに細かく口を出すのではなくて、外交交渉と言うのを力を注いでいかないといけないと思います。
 そういう場合は皇室の役割と全くそれは違うものだ。

西村 石原慎太郎東京都知事が東京五輪誘致に際して皇室のお出ましをお願いしたいと言いましたら、宮内庁がそれはできません。と言いましたら石原さんが逆切れされていました。あの問題はどう思われますか?

橋本 オリンピック誘致のためにと言えば、宮内庁としてそれはのめないとなります。表立ってそういえばです。さきほど申し上げた皇太子ご夫妻を日米の繊維交渉のトラブルを和らげる為に利用したいと言えば宮内庁は「NO!」と言います。

 あうんの呼吸と言うものを考えないと政治家もいけないと思います。

西村 「格差社会」の是正に対しては、どのような政策が有効であると思われますか?
橋本さんは構造改革を推進するというお立場のように見えます。
 労働市場の規制緩和しすぎた結果、経営者側の都合の良い労働条件の改悪がまかりとうり、派遣やパート、臨時雇用が急造し、結婚も子供もつくれない、子供の進学もままならない格差社会ができました。このあたりどのように考えられますか?

橋本 経営者側に都合の良いということを言われましたが、一方的な見方であると思います。例えば、トヨタやキャノンと言う企業は世界で競争しています。
 全くコストを考えなくてものづくりをしていけば、それらの日本を代表する企業が全部海外へ出て行ってしまいます。

 そうなれば日本のなかの雇用ももっと少なくなるかもしれません。良い悪いは別にしてグローバル化が進む中で日本の産業はどうあるべきか。どう考えていくか。一方的に経営者のためにと決め付けてしまうのは、わたしは日本経済のためにはならないと思います。また雇用ということを考えた場合には危険な考え方です。

 しかし経済のグローバル化というものが、すべての格差の背景にあることは間違いありません。ですからそれに対してどういうルールをこしらえるのか。行き過ぎた資本主義にどうやって歯止めをかけるのか。いうことは国内でもルール化しないといけませんし、サミットなどの時に地球温暖化だけの問題ではなく、こういう行き過ぎた資本主義にどうやって歯止めをかけていくかと。そうしたことを各国首脳が議論する時期に来たのではないかと思います。

 そういうことを国家戦略として議論していくうえにも中央主権と言うしくみはやめ、地方のことは地域独立、地域自立でやっていく。国は今まさに格差の背景にあるグローバル化へ対応していくのか。このことを戦略としてまとめて先進8カ国と話をし、そして世界と議論していく。そういう日本国にならない限り、グローバル化のなかの格差の問題には小手先では対応できないと思います。

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小泉構造改革の亡霊の一掃を!

 アメリカの代表的な証券会社リーマンの破綻。この会社聞いたことがあると思ったら、かのホリエモンが、ニッポン放送の株を買い占めたとき、その買収資金を出していたところ。羽振りのいい時代もあったようですね。

 ともかく小泉構造改革は、このホリエモンや村上ファンドや人材派遣や語学専門学校の悪徳経営者を生み出し、日本を格差社会にしました。ビジネスモデルはアメリカ。それは今回の経済破綻ですべて間違いでした。

 人間を冒涜し、金儲け万能主義。そうした金権主義は一掃しないと日本は滅びます。小泉氏の「再起動」も@再登場」もありえません。日本国民は馬鹿ではありません。

 きっと総選挙できっちりした結果がでることでしょう。
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(後期高齢者医療制度も小泉内閣が強行採決で導入しました。「諸悪の根源」でしょう。)

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2008.09.22

あんどーなつが終わってしまった

  わたしの好きだったテレビドラマ「あんどーなつ」が今日で最終回。ビックコミック・オリジナル連載の原作のばんがはまだ続いているのにドラマのほうは終わりました。残念です。

 今日の最終回。満月堂の親方である梅吉が、なつにこういいます。

「これで終わりじゃないんだ。
同じことを重ねていく。
これが俺達職人の仕事だ。」

 命日の繰り返し。同じ味を出すことも難しさも梅吉は説いていました。

 来週から定番の「水戸黄門」シリーズが再スタートであるとか。

 やはり「あんどーなつ」も水戸黄門の視聴者のやや高齢者が安心するドラマであったようです。
 であったとしても個人的には面白かったとは思います。漫画とは全然内容が異なってはいましたが・・。

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公表する主体が間違っている

  農水省は食用でない米を使用した事業所や食品加工メーカーや菓子店を公表しました。この事業所はいわば「被害者」マスネディアで公表され、デパートからも返品されている会社もあるやに聞きます。農水省は「やかましい」大田大臣も辞職。次官も辞職。「敵前逃亡」した行為です。

 被害者である会社を公表するのは誤り。消費者保護と言うのであれば、被害企業の品物を農水省はすべて買い取らないといけない。その上にこのような事態を招いた農水省の幹部職員の名前をすべて公表すべきでしょう。手徹底的に批判しないといけないでしょう。これは。犯罪者ですから。

 マスコミも追求が甘い。農水省幹部の追及をしない報道機関は国民の味方ではありません。

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麻生太郎氏はリーダーの器なのか?

  予想どうり自民党総裁選挙では麻生太郎氏が圧勝。出来レースであることが証明されました。総裁選などやるよりは、景気対策、危機管理を優先すべきであろうに。あまりに当事者意識のない自民党には呆れますね。やはり賞味期限も、消費期限も切れていますね。

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 さて麻生太郎氏。乱世のリーダーとなるのでしょうか?なにやらMIXIでの呼びかけで怪しげな若者たちが麻生氏の私設応援団で自民党本部前に押しかけていましたが、自分たちとあまりにかけ離れたリーダーを称える感性がおかしいと思わないのでしょうか?

 麻生新総裁の記者会見を聞いていました。べらんめえ調のトークは意外にも説得力はありますね。ただ自民党と民主党の違いは?との説明に「総裁選挙をやったかやらないか」という答えはおかしいですね。選挙の当事者であるから当然ですが、国民が評価するのは政策ですからね。

NHKでの記者会見のなかで麻生太郎氏はおかしなことを言っていましたね。
「みなさん後期高齢者医療制度はわかりますか?説明を聞いてもわからなかった。今説明したけれどもそれだけ時間がかかるもんなんだ。すぐにわかるわけはないよ。」とか。それはないぞと思う。麻生さんは小泉内閣の一員ですし。わからなかった。疑問だというのならその時点で反対しないと。行動履歴と発言が一致しない人ですね。

 それにこうも記者会見で言いました。
「後期高齢者医療制度。廃止しようという意見が自民党にもある。廃止してもかまわんけれども、現行制度で70%の人は保険料が安くなっている。それが元へ戻すと70%の人は保険料が上がるんです。いいのでしょうか?」と自民党内の不協和音をそのまま出す始末ですね。いかがなものか。

 民主党と自民党の政策がどちらが優れているのか?まもなく民主党がマニフェストを出すようです。自民党も対抗して出すでしょう。その時点でじっくり国民として精査し、選択すればよいと思いますね。

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自民党は”再起動”できるのか?

 今回の自民党総裁選挙は、自民党県連の県議によれば「自民党再起動」であるそうです。この言葉はどこかで聞いたことがあると思いきや、昨年の東京都知事選挙で石原慎太郎陣営が使用していました。つまりは「ぱくり」でありました。

 「再起動」程度で日本国をリードするリーダーが誕生できるのでしょうか?疑問であるといわれる人もいます。自民党は「OSがだめではないのか」という人もいます。

 確かに今の時代に「95」ではVISTAのソフトは動きませんし。新しいとされ最強とされていたアメリカ経済。アメリカ追随政策といわれた小泉内閣時代の「構造改革」は、アメリカ経済そのものが破綻寸前なので終わりました。使えません。がらくた以下ですね。
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 従来型の公共事業投資型をするのか、どうするのか?麻生太郎氏は「3年で経済を再生する」と景気対策を打ち上げているのですが、何かリアリティがありません。

 自民党はハードディスクもメモリーもCPUもマザーボードもすべて取り替えないといけないのではないでしょうか?リーダー(総裁)を取り替えて「再起動」できるほど簡単な状態ではないとは思いますね。
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大二郎の旗について 9月22日(月)

本来は10月に放送予定でした。福田首相の突然の辞職に伴う自民党総裁選挙ー解散・総選挙の関係で急遽9月22日から25日の日程で高知シティFM(76・2Mhz)にて放送します。時間は午前8時45分からです。

西村 今月のゲストは前高知県知事の橋本大二郎さんです。橋本さんは4期16年勤められた高知県知事を昨年12月6日に退任されました。そして今年4月2日に国政へ挑戦されると表明されました。
 知事時代と同様に政党関係の支持を獲得せず無所属で挑戦されます。

 何度も聞かれていると思います。知事になられるときには「政治家は高知県知事が最後です。」と言われていたことを記憶しています。
 今またなぜ国政への挑戦なのでしょうか?
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(2007年12月6日の知事退任式の様子です。)
橋本 16年の間の変化ですね。16年前、正確には17年前です。当時の国政は完全な年功序列でした。(議員)を十年、20年積み重ねてようやくなんとか委員会の委員長とか、大臣になるとか。そういうことですから、あの当時44歳で高知へ来たのですが、44歳で(議員を)始めれば、もう60歳過ぎて、70歳になって大臣を1回やると。

 そんなことであれば、地方の政治に身を投じるほうが、遥かに自分の力を試せるのではないか。また世の中のために尽くせるのではないか。いうことを思いました。

 けれども16年の間に細川政権が出来たり、政治改革他様々な変化のなかで、国政も大きく実力主義に変わりました。16年知事をやるのかで、いかに知事という立場で頑張ってもどうしても突き破れない国の壁がある。国の壁を破って、この国の形を変えない限りこれからも地方はたぶん立ち至らなくなるだろう。

 ということをもって、ここは私自身もう1度国政の場で力を尽くせればと思いました。

西村 国政へ挑戦する動機として橋本さんは、実兄の橋本龍太郎さんのご逝去があり、「兄がなにか語りかけるようでした。兄の忘れ物をとりに行きます。」と言われていたように思います。
 確かに橋本家はお父さんも政治家、お兄さんも政治家。橋本さんも高知県知事を歴任され政治家一家です。個人的な動機を語られています。

 橋本大二郎さんにとって「職業としての政治家」とはどうあるべきなのでしょうか?

橋本 それはちょっと意味がよくわかりません。どういう意味でしょうか?

西村 よく言われるように政治家の子弟が2代目、3代目の人が政治家を相続します。家業のように。そういう意味で安倍さんも小泉さんも政治家になっています。

橋本 今問われている「職業としての政治家」と言う意味は「家業として代々続いていく政治家はどうなのか?」という意味なのですか?

西村  どうしても(地盤・看板。カバンのある政治家一族)に政治家はなり勝ちですが、そうではない政治家はありえるのか?橋本さんはどうなのでしょう。
 橋本さんは政治家の一族のなかでお育ちですが、高知県に「誘致」されて高知へ来たいきさつは「あったとしても」・・

橋本 それは「あったとしも」は大きな違いですね。それは違いますね。

西村 今また国政に挑戦されるということはどういう意味なのか?

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橋本 それはさきほど言ったことですね。16年17年の間の政治の内容が大きく変わったからです。16年の経過の中で自分が知事と言う仕事に大きな限界を感じた。
 職業としてうんぬんというのとは全然関係ありません。職業としてという意味が全然わからない。ということです。親から子に継ぐという意味で言えば、それは同じ選挙区で親から子に政治家が継承していくというのは私はおかしいと思います。

 そういうことはやめていくべきですし、わたしはそうではありませんでした。

西村 江田けんじ衆議院議員が橋本さんの「同士」と言われている人なのでしょうか?

橋本 言われているのではなくて同士です。

橋本 元官僚の人で、「官僚国家日本を変える元官僚の会」(「脱藩官僚の会」)を旗揚げ!とホームページなどには書かれています。

 江田けんじさんを含め現職の国会議員やこれから国政へ挑戦される人達が何人か賛同者がおられるのでしょうか?

橋本 現職の国会議員で一緒にやっていこうと意思統一というか、気持ちを1つにしているのは江田けんじさん1人です。

西村 橋本さんが知事時代の選挙のときに長野県知事として応援に来てくれた田中康夫さんであるとか、高知県選出の参議院議員の広田一さんとの関係はどうなのでしょうか?

橋本 広田一さんとは仲良くいろんな話をしています。広田さんは民主党と統一会派を組んでいます。わたしが挑戦しようとする選挙区には民主党の候補者もおられますから、直接私の応援はなかなかできないという立場であると思います。

西村  新党日本代表の田中康夫さんとは連動されないのでしょうか?

橋本 田中康夫さんとはとくに連携はありません。


西村 橋本大二郎さんは「自民党は消費期限切れだと・・

橋本 「賞味期限切れ」です。


西村 民主党「は自治労などの既得権益者が主体の党」と2大政党を厳しく批判されています。

橋本 それだけではないです。
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西村 最近橋本さんは各メディア(週刊誌など)にて「政界再編の接着剤になる」「自民党も民主党も必ず再編成される。その場合の変革の渦中にいるだろう。」と発言されています。
 無所属のスタンスはそういう観点から来る独自の政治観なのでしょうか?どうしてそう思われているのでしょうか?

橋本 自由民主党と民主党の問題点。それから日本の中央集権というものの体制の仕組みをささえている1つが、自民党で言えば「族議員」と言われるように、国からの補助金をそれぞれの地方に分配をする係りをしてる国会議員。
 こういう体質を変えない限り、日本の国家構造というのは、変わらないと思います。

 それから民主党においてはさきほど言いました自治労に代表される古いタイプの労働組合運動からなかなか抜けきれない。そういう人たちを抱えてなかなか「行政改革」などできるわけがありません。

 あわせてそれぞれの政党のなかに経済的な問題について考え方であるとか、外交防衛についてのありかたであるとか。外交防衛で言えばよく右・左と言われますけれども、全く違った考え方の人が、たまたま小選挙区制というなかで、こちらの党からでれなから、こちらの党から立候補であるとか。

 ねじれた形が自民党、民主党双方の党にあります。ねじれた形を抱えながら、政治の中で本当に大きな決断ができるのか。しかもスピーディな対応ができるのか。わたしは自民党も民主党も変わっていかざるをえない。

 変わっていく形は具体的には政界再編という形で行われるだろう。

西村 橋本さんが尊敬される政治家は誰ですか?またご自身はどのような政治家になりたいと思われますか?

橋本 わたしは特に尊敬する政治家はいません。また政治家に限らず昔から「尊敬する人は誰ですか?」と言われても、あげる人はいませんでした。

 それから「こういう人がこういう話をしていた。」とか「こういう格言がある。」ということを自分の言葉として使うのはあまり好きではありません。自分の経験から物事を語っていきたいと思っています。

 ですから政治家としても人の言葉を借りて演説をする。話をしたりするのではなく、自分の経験と自分の考え方を国民の皆さんに語っていけるという政治家でありたいと思います。もっと日常の国民のいろいろ感じていることを肌で感じ取れるような政治家でありたいと思っています。


西村「大二郎の旗」というのは仮の名称なのでしょうか?
 これから誕生する政治集団の名前なのでしょうか?

橋本  名前ではありません。

西村 それから誕生する政治集団の1番の売り物とはなんでしょうか?

橋本 1番ということはありません。政党の考え方と言うのは、外交防衛問題から、経済問題から、社会福祉や教育問題から、国と地方との関係からそういうものを総体的にきちんと国民示すことが、政党の綱領であり、お約束である訳です。

 これが「売り物だ」というものを売るものではありませんので、それは全く考え方の違いです。

西村 橋本さんから観察されて国会はどうあるべきなのでしょうか?
 小選挙区制度や比例代表制度。参議院など改革の必要性はあるのでしょうか?

橋本 小選挙区制度そのものを変えるべきだ。とか深く考えたことはありません。比例代表とも含めて言えば、今の経済状況とか政治状況から言えば、国会議員の数は現状では多すぎると思います。

 それはもっともっと国会議員が前向きな仕事をしているのであれば、それは何人いてもかまわないと思います。今のような仕事の内容で、あれだけの数の国会議員が必要なおかと言うと私はそうではないと思います。

 国民のみなさんもそうではないと考えられていると思います。ですから、国会議員の数を減らしていく。と大二郎の旗のなかでは書いています。

西村 政治資金についてお聞きします。政党の候補者でないので、政党交付金もなくご自身で政治資金を集めないと活動できません。年間1万円会費でチーム大二郎のサポーターになれるようですが、会員は順調に集っているのでしょうか?

橋本 会員はまだそんなに順調に集ってはいる段階ではありません。けれども「チーム大二郎」というものをもう少し組織的に形で広げていく。そのための準備会を開き、次のステップに、向って進んで行きたい。そう思っています。

西村 平沼赳夫さんと週刊ポスト誌で対談されていました。平沼さんと「共闘」される可能性もあるのでしょうか?

橋本 全くありません。外交・防衛の考え方が違うからです。

西村 市民県民には、橋本さんに対する期待度があると思います。反感も負けないくらいに強いとは思います。
 市民県民は橋本さんが「日本をこのように改革する!」と言い出すのを待っていると思います。高知県知事の経験から何を県民に国民に主張されますか?

橋本 1つか「国の形を大きく変える。」ということです。
 今の日本の国は中央集権で、中央の官僚が地域から集った税金を使って、補助金をつくり、それを国会議員が各地方に運んでまた自分の支持につなげると。そういう構造が出来上がっています。

 しかしこれは国全体が右肩上がりで、税収が増えているときはそうした財源の配分もあったと思います。今はそういう時代ではありません。
 そういうなかで中央集権の地方の動きが出来ないようにしばったまま、財政だけが細っていく。高知だけではなく地方全体が生きてはいけない。そうなると思います。

 世界に目を広げれば、良いも悪いも含めて「グローバル化」は避けられません。こうした中で国はいろんな面の市場を開いていかなければなりません。

 そうすると国の役人が地方の細かいことまで口を出す。地方が自分の地域の将来も決められない。こんな国の形で市場が外に開いていく。地方は身動きできないまま外の波に飲み込まれることになります。

 こういうしくみを徹底的に変えていかないといけない。地域の将来を自分達で決めていく。税金を納めた場所で、税金の使い道を決めていく。そういう国家構造に変えていく。

 国は食料の危機であるとか、地球温暖化の問題であるとか、様々な大きな課題がある。そういうことに国家戦略でもって他の諸外国と交渉し取り組んでいく。そういう風に国の役割、地方の役割をきちんと分けていく。

 そうすることこそが高知県も含め地方がこの厳しい時代に生き抜いていくわたしは唯一の道であると思います。

西村 似たようなお話は、少し前に「せんたく」というグループも言われていたようですが?

橋本 全然似ていませんが・・。どう似ているのか教えてください。

西村 国の形を変えるとか。地方からの発信だとか言われていますが。

橋本 地方からの発信なんて今私は言っていません。地方は地方の将来を自分達で決めていく。自分達の税金を納めたところで、税金の使い方を決める。そういう形になれば、知事を選ぶにしろ、市長を選ぶにしろもっと慎重に考えないといけないし、知事なり市長なりが地域の将来を、地域の住民に提示をして、地域運営。将来を決めていけるように。

西村 国のありかたを根本的に変えるということですか?

橋本 根本的に変えていくことです。これは地方のためだけではなく国のためでもあります。国もこれだけ世界情勢にさらされる。国の優秀な役人が地方の細かいことに国だしをする。社会福祉法人が建てた施設の廊下の幅であるとか。そこまで国の役人が口をはさむ。

 そんなことに時間と労力を費やしている場合ではない。そういう力を国家戦略として食糧危機の問題であるとか、原油高、エネルギー問題だとか、地球環境問題であるとか、そういう日本という国が生きていけるための戦いに向けていく。

 そういう風に国と地方の役割と力というものを分けていく。そういう国家構造に私はしないといけないと思う。そうしないと日本は本当に沈没します。

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2008.09.21

アメリカモデルの崩壊

  ついにアメリカモデルが崩壊しました。
 2001年から継続していた小泉ー安部ー福田の「新自由主義ー構造改革」(格差社会推進派)のモデルが、音を多たて崩壊してしまいました。手のうち用がなく右往左往しています。

 これ以上アメリカの追随はやあmてほしい。日本の身の丈にあった社会にこしらえるべきでしょう。民主党の中にも「構造改革論者」がいることも確かです。でjもそれはもうだめになりました。

 自民党総裁選挙で5人の候補者の主張は空疎でした。説得力がありません。

 今度の総選挙は、日本の進路を決める大事な選挙になりそうです。

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心の自由民権ー人生主義とは? 9月26日(金)

西村 今月の「けんちゃんの今すぐ実行まちづくり」のゲストは衆議院議員の福井照さんです。福井さんは元建設省に勤務され都市問題に大変詳しい人です。取り付きにくいと市民には敷居の高い都市計画問題や、まちづくり問題をわかりやすくお話いただけると思います。

 今日のテーマは「心の自由民権ー人生主義とは?」でお話をお聞きします。

 福井さんはホームページのなかで「好きな時に子育てができ」「好きな時に親の介護ができる」「またなによりも大切な事、即ち自分の心のケアも好きな時にできる」、自分の人生を設計どおり生きることができる、そんな人生を支援することを本意とした社会を創らなければならないと思っています。」

 そのためには

「今必要なのは枝葉のような個別の政策ではなく、より上位概念であり、個別の政策をコントロールする領域、即ち人間のあり方を根本から見つめ直すベーシックポリシー、或いはスーパーポリシーといってもいい領域であると考えます。

 今の日本からこの分野がすっかり抜け落ちてしまっているからこそ、政治不信はむろんのこと現代人の根源的な不安、不満に立ち向かうことができないでいるのです。」と言われています。哲学のようですが、今一度解説をお願いします。

Fukuimm
福井 今言われた途中で、皆さんは「気を失った」と思うんですけれども。
 たとえば後期高齢者医療制度に対する国民のブーイングというのも、1つの現われなんですね。というのはやりたいことは、できるだけ長生きしていただきたい。1分でも1秒でもわくわく、どきどきして長生きしてもらいたい。そう生きてくださいね。と。

 そのために必要な医療費は確保したいので、こういう仕組み(後期高齢者医療制度)にしますと。今まで市町村ごとにアンバランスだったしたので、県全体で1つにしますと。そういうことなんです。それだけなんですね。

 後期高齢者とか。いきなり年金から天引きするとか。あまりにデリカシーがない。ということなんです。僕に言わせばデリカシーがないとか言う問題ではないんです。
 つまり目的なんですね。僕も行政にいましたので、目的意識がはっきりしていなければ、すべて誤解を生んだり、うまくコミュニケーションができなかったりします。そういうことなんですよ。

 今まで戦後経済を立て直す。地域を立て直す。それから貿易をもっと増やす。それが行政目的でした。もうそれは終わりました。もちろん外交や防衛も必要です。今からは「人間1人1人が1番大事。」「1人の人生がいかに守られているか」がお互いに分かり合うこと。「1人1人の人生が1番大事であると言う社会を作り上げること。」を目的にして政治も行政も魂の底から心を合わせていかないとならない。

 というのを自由民権運動にひっかけて「心の自由民権」と最初から申し上げていました。自由民権の国高知ではそう言っているけれども、東京ではコミュニケーションできないので、「今までは経済中心の資本主義だったけれども、人間を大事にする。1人1人を大事にすると言う意味で、資本主義から人生主義へ。人生が1番大事。目的である。そんな世の中にしましょう。」と言っています。

 いろんな事件も起こるでしょう。くっついたり離れたりするでしょう。殆ど苦しみの人生ですからね。でもそのたびに暖かく、支援できるような、人生の都合に合わせて行政が動いていく。そういう仕組みに変えなければいけないということです。

 例えば市役所の部署(課)の名前も「20代課」「30代課」とか。そういう風でいいんです。今は縦割りも厚生労働省とか経済産業省とかの霞ヶ関の様式にあわせて県庁も市役所も組織になっています。

 そんなんじゃなくて市役所ぐらいは私たちの人生にあわせた、段階に応じた課(部署)であったらいい。ホテルによくありますなんでも相談できます人が、そこにいます。そういう組織。行政の考え方。政治の世界もそういう風に変える。根本的に変えなければ今は立ち行かないのではないか。そういう思いの投げかけなんですね。

 
西村 同じような質問です。われわれ市民の側からしますと「政治家はどうしてあんな大きな家に住んでいるのだろう?」「政治家はどうして自分のことしか考えないのか?」とか「どうして政治家は金儲けできるのか?」と批判をします。

 しかし政治家主催の国政報告会などをたまに聞きに行くこともあります。
国政の報告などでは「これこれの道路をこしらえました。どこどこの地域に国の交付金を取り付けました。」という「成果を誇示する」説明があるのが普通のようです。そういう説明を聞かないと市民は納得しないようですし。

 有権者としては「地域に公共事業をたくさんもってきてくれ」と言うし、市民としては「政治家は自分のことしか考えないのではないか」とも言います。市民であり油研社の側が矛盾しています。

 お立場上困っておられると思いますがそのあたりの聴衆の反応とか。最近の政治の動き。あるいは国政の動きなど。かなり市民というか有権者の意識は変わってきたのでしょうか?
Niyodogawamori

福井 9年前に第1声を上げたときはすごい熱い思いがありました。お互いに、僕自身がすべて考えたわけではなくて、皆さんと一緒に話したことをだんだん昇華して言って水蒸気になったんが「心の自由民権」というものです。

 そういう意味から言いますと高知県民はひじょうに進んでいるんですよ。ただそれは「潜在意識」なんですね。それをはっきり意識として顕在化して、表面に出てきて、だからこういう考えだ。と意識にのぼるというところまでは高知県民もそうだし、ましては日本国民全体はいっていないです。

 私も行政にいましたから、けっして政治家は尊敬しておりませんし。尊敬していない政治家にどうしてなったの?と家族に言われたりして。ですから政治家になったつもりもなるつもりもないですけれども。志はそういう日本全体を変えるとか。日本が世界に恥ずかしくない国にするとか。

 文化をつくる。ということをずっと都市計画をしてきましたので。文化をつくる。歴史をつくる。そういうことを生涯の仕事にしようと。やっていました。

 政治でもヨーロッパの政治家はほんの一言で、文化的知性と教養を感じさせることがあります。バチと言ったりします。そういう発言をする政治家は未だかつて日本にはいませんでした。

 あるいはパリの大改造をしたのは政治家の発想、デザインでやったのだけれどもそういう政治家は日本にはいません。

 戦前に後藤新平という人がいました。歴史的にはただ1人だけです。そういう意味で知性と教養。文化をつくるという様な政治家が1人でも2人でも出てきたら最高ですし。

 私の訴える「心の自由民権」というのは人の幸せとはなにかだけを毎日24時間考える政治家がもし100人いたら、抜本的に日本は変わります。

 幸せとは何かを考えず。なにも考えないでずっとこの100年間来ました。だから根本的な目的意識を持つことが未だにない。と感じています。

西村 福井さんは「私の政治信条」のなかで「ユーバーポリテック」=超政治、次世代のための政治。哲学・思想・歴史観・宗教性・時代認識・長期展望を備えた政治と言われています。

 それはグローバルな観点から、ローカルのことを考えることなのでしょうか?
 福井さんとは考え方が違うかもしれません。
 昔石橋湛山という政治家がいましたが、宗教家であり、エコノミストであり、「小日本主義」という大局観がありました。植民地主義を放棄しアジアの国々と共存して反映する展望をきちんと持っていました。
 自由民権運動の先駆者を先祖に持つ高知県民は「ないものねだり」をせず高貴な目的を持って活動をしようよということなのでしょうか?
 高知県民は潜在意識で高貴な目的があるとのことでしたが、表に出てくる兆候は出てきたと思われますか?

福井 十分出てきていると思います。
 こんなことを言いますといつも怒られています。政治の世界には「階層」があります。

 まず「選挙のレベル」があります。次に「政局のレベル」があります。この前の国会のような。それから「政策のレベル」があります。その次に「政治のレベル」があって、その次に「「ユーバーポリテックというレベル」-大政治という歴史認識があります。

 私たちが付き合っている政治家の人たちは、殆ど選挙のことしか考えていない人たちとしか付き合っていない。ということですね。
 
 今変わりつつあるのは「環境」です。2人の話は共通しています。地球環境で自分を見つめ直すこと。日本人が世界に誇れることは「自然との一体感」です。

 今分子生物学で60兆個の人間の細胞があります。100兆個の微生物がいて、長くても半年。早ければ3ヶ月くらいで酸素も炭素も水素も私たちの体の中で入れ替わります。

 だから食べるのです。食べたものはすべてわたしたちの血になり、肉になり脳細胞になり、すべての細胞になります。それで入れ替わったものが便や尿や汗で排泄されます。半年前の自分と今の自分とは分子レベルでは全然違います。なにも残っていない。すべて風になっている。

 これが自然との一体感を日本人は持っている。だから地球を大事にする。家族を大事にする。地域を大事にするのです。そういう発想は欧米人にはないのです。

西村 2000年以降日本の自殺者は3万人を越えています。少子高齢化社会で人口減少になっている日本で自殺者の数が減らないのはなぜなのでしょうか?
 小泉内閣の構造改革により「格差社会」がより大きくなったからなのではないのでしょうか?3万人の自殺者の数は異常であると思います。

福井 異常事態です。3万人の下にピラミッドがあります。うつ病の方が30万人。うつ病予備軍が300万人。日々苦しんでいる人が3000万人。そういう大きな山があり、水面上に出てきているのが3万人ということです。

 ですから何千万人という人々の心が病んでいるのですね。と言うのは最初の話しに、戻りますが、「思いやり」とか「尊厳」とか、日本人が農耕民族としてずっとしてきたここと。助け合って生きてきている。助け合いいつくしみあい共同して働いて、同じ分け前で暮らしていた。

 そういう農耕民族としての暮らし方が、小泉ー竹中路線の「新自由主義」のリベラリズムでぶち壊されました。それで格差が出てきました。それで心が病んでいる。というのはまさに至言だと思います。そのとうりだと思います。

 ですから自殺者対策とか、うつ病対策とかなんかではなくって、今の私たちの暮らし方の根本原理というものをもう一回見つめなおして、日本人の良さは、「一緒に助け合って生きていくんだ。」と。同じ分け前で生きていくんだと。

 それは社会主義だと言われようが、そうなのです。

西村 それは以前福井さんが言われていた「ソーシャル・キャピタル」という考え方でしょうか?いわゆる共同体意識でしょうか?

福井 共同体ですね。

西村 僕らも中途半端にしか習いませんでしたが「ゲマインシャフトとかゲゼルシャフト」とか。ゲマインシャフトのようなものでしょうか。

福井 中国人の諺に「日本人に気をつけろ。社会主義者になってしまうぞ。」というのがあります。それぐらい世界では日本は「社会主義国」だったと。
 つまりいかに平等に「分け前」をもらっていたか。かつての日本。つい20年前、10年前までの日本です。

 それはつい30年前、40年前までは福井さんの田んぼもご近所全部が出て、田植をし、稲刈りをした。同じ分け前で、同じ所得で。助け合って生きてきました。というのが日本民族の原点です。その生き方を忘れてはいけません。

 

西村 ユニバーサルな社会の実現は可能なのでしょうか?そのためには市民1人1人が差別も偏見ももたないユニバーサルな考え方にならないと実現しないのではないのでしょうか?

そのあたりはどのようにお考えになるのでしょうか?

福井 ユニバーサル・デザインの根本はそれこそ、普段の普通の人がいかにラクチンで、気持ちいいなというデザインができるかということです。
 道路にしてもLRTにしてもそういうことだと思います。

 ですから原点で、いかなる人も同じように、同じような気持ちで、造ったりできるかというふうなことです。

 すべてのひとが共同して、ソーシャル・キャピタルですね。すべてのひとが参加して同じ喜びを味わえるような。そんな場をどうやってつくれるのか。それがユニバーサル・デザインです。

西村 先日も福井さんは高知福祉機器展も見学行かれたようですね。人間の尊厳を保つための福祉機器とか。機器をいろいろ体験されたうようですが・・。

 そのあたりの感想などはいかがでしょうか?
Fukuifukusikiki
(福祉機器店を見学される福井照さん)
福井 個人的にはいろいろ失敗したことがありました。車椅子をエスカレーターに乗せる機械をつくろうと思ったりしていました。本当に難しいんですよ。

 ものすごく微細な技術が必要で、遅々として完璧にならないのです。実際開発に携われておられる技術の方々は頑張っても誰が乗ってもスムーズに行くなと。

 恐怖感もないような。是非設計をしてもらいたいとおもいます。
Fukikkikitenn2

 

 

 

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橋本大二郎さんが番組出演されました

 8月に収録しました。橋本大二郎さんは高知県知事時代にも出演されたことがありました。番組収録は手馴れたものです。今回は国政へ挑戦する立場であり以前とは異なっています。

 10月放送の予定でしたが、9月1日に福田康夫首相が突然任表明し、自民党総裁選挙になりました。10月の臨時国会会期中に衆議院の解散・総選挙が予想されます。そうしますと10月放送予定分の橋本大二郎さんの番組の放送ができなくなります。
 急遽予定を変更し、9月22日の週に4回分を高知シティFMにて放送することにいたしました。


大二郎の旗について 9月22日(月)

あるべき国のかたちとは? その1 9月23日(火)

あるべき国のかたちとは? その2 9月24日(水)

地球時代のリーダーとは 9月25日(木)

 また今週は9月番組ゲスト福井照さんの最終回が放送されます。

*9月26日(金)は福井照さんの放送です。

 心の自由民権ー人生主義とは? 9月26日(金)です。

 高知市の1市民のけんちゃんが徹底的に質問しています。緊迫のやりとりを読んでみてください。
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2008.09.20

ルールの急な変更はむちゃくちゃ 大相撲

  幕内力士の大麻問題。新入り力士へのリンチ殺人事件。国技である大相撲は大ピンチ。
 不祥事の責任をとり5年ほど理事長を務めた北の湖理事長が辞職。後任はモラルに厳格な武蔵川理事長。それは良いし、きちんと挨拶で謝罪しました。「責任はすべて大相撲協会にあります。」と潔く責任を認める姿勢は相撲愛好者に好感を持って迎えられました。

 しかし今場所から厳格になった立会いのルール変更はいかがなものか。「両手をきちんとついて立たないといけない。」とし、厳格にルール化しようとしています。横綱朝青龍や大関琴欧州などはこの基準で厳格に行かれるとすべて「ノーゲーム」取り直しになりかねない。

 野球で言えば急にストライクゾーンの変更と同じ。「星野JAPAN」が北京五輪でメダルも取れず惨敗しました。それはルール変更に選手の体がついていけなかったからです。韓国は1年前からプロ野球ぐるみで対策していましたし。

 せめて場所前にきちんと説明し、ルールを徹底するために、2場所と地方巡業で徹底すべきでしょう。下の力士から幕内まで徹底しないと意味がないからです。

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3代続けてひ弱な貴族を自民党は総裁にするつもりなのか?

  22日の自民党総裁選挙では麻生太郎氏が総理になるでしょう。最初から決まっていました。延々とマスコミ・ジャックして「投票権」のない国民の大多数は眺めるだけ。

 一部に麻生太郎氏は「庶民派」だとか「漫画が好きだから庶民の気持ちがわかるはず。」だとか言う的外れな見解もあるようですが全然違うのではないのだろうか。

 週刊ポストの最新号になかなかシビアなことを書いているようです。

 週刊ポスト最新号

 「野中広務を激怒させた人権感覚――この男は宰相の器なのか」の記事はなかなかシビアでありますね。また韓国や中国のメディアが早速警戒感をあらわにするなどリアクションは早くも起こっているようです。
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 どちらにしても大衆のなかから出てきた政治家ではなく、2代目、3代目ですから、庶民感覚はなく大衆心理はわからないのではないか。あまりに「軽すぎる」のではないのでしょうか?
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 小泉純一郎氏のときもマスコミの宣伝で国民は「乗せられました。」。その「結果」が後期高齢者医療制度であり、今回の汚染米事件であり、「格差社会」でしたし。マスコミのはしゃぎぶりを疑う姿勢が国民には必要です。自分で点検しませんと。
 

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吹田市長を断固支持します

  大阪府の橋下知事が「勇ましく」教育委員会批判を行い、「学力テストの結果を公表しろ」とすごんでいるらしい。それに対し吹田市長は真っ向から反論されています。

 「ばかげた議論」吹田市長が成績公表で橋下知事に“宣戦布告”(産経新聞)

 ことさら「教育に熱心な政治家」がろくな連中がいないことは歴史が証明している。もちろん教育は国の柱である。最重点課題と言っても良い。

 吹田市の言うように限られた教科の成績でいろんな評価をすること事態が危険であるという指摘はもっても。今でもあると思うが、昔の学力テストでは、教師が生徒にテスト中に正解を教えていたという不正行為も公然と行われていました。

 学力テストで地域間格差ができることは、よくないと思いますね。他にももっとすべきことがあるのに。橋下知事は実に愚かな人物であると思いますね。

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学力テストはもうやめろ

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 全国評価なんて下ったところで、地域格差はどうしても出ます。それよりも最低学力を底上げすることのほうが大事です。
 字が正確に書ける。暗算が出来る。自国語の新聞がちゃんと読め、政治評論が出来る。その「能力」が中学校を卒業できるまでに獲得できるのかどうか。それが肝要です。

 かつて英国では学力テストの成績で、学校間格差をつけ、低い評価の学校には設備の改善も教員の補充をしませんでした。その結果は犯罪者の巣窟になり、政府やその「格差」の解消のためにかつての数倍の予算で改善策を実施しています。

 日本も間違った教育分野の規制緩和が導入されました。教育委員会を安部内閣は破壊しようとしました。ひ弱なファシストであったため、安部内閣は自壊したので良かったです。

 すでに破綻している結果がでているのに、わざわざ日本の世界最高水準の義務教育制度を破壊しようというのですから愚かも愚かですね。

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2008.09.19

ようやく国民やかましい大臣が辞職

  ようやく大田誠一農林大臣が辞職しました。これほど誠意のない、大臣も珍しい。辞職も「選挙目当ての」対策で辞めさせられたのでしょう。

 だいたい農水省は自分達が汚染米を売り出しておきながら、業者だけの責任とし、使用した末端の食品加工業者や給食会社の名前を公表したものだから社会的な騒動になりました。そのあげくに農水大臣と事務次官の辞職。ふざけてはいないか。

 いかに福田内閣が「安全・安心」をなおざりにしてきたかの動かぬ証拠となりました。

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台風の中?のはりまや橋サロン

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今日の高知は台風13号にともなう大雨思いきや雨はほとんど降りませんでした。人間の思いどうりにはいかないのが自然。
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 今日は谷ひろこさんのお店でカレーを食べました。知り合いの人とおしゃべり。今日は大雨で車で来たので長居はできません。
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 はりまや市場へも寄りました。なかなか客足も好調のようです。高知の有機農家の人たちの期待がありますのでぜひがんばっていただきたいものです。
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どうなる総選挙の日程

  9月1日に福田首相が突然の辞職。ただちに自民党総裁選挙が始まり、テレビ・新聞の「メデイァ・ジャック」に成功。民主党や野党は霞んでしましました。最後に福田康夫氏も自民党を再興した人とあんるでしょう。の筈でしたが・・、。

 ところがまたまた農水省関連の不祥事が出ました。「事故米」「農薬入り米」が大量に市場に出回り、お菓子屋。酒造メーカー、更には学校給食や老人保健施設でも食用されていたという大事件。
 あいかわらず「国民やかましい」の大田農水大臣は「人体に害は出るほどの量ではないので」という役人の弁明を読むだけ。国民の命と健康を守る気持ちはさらさらない。
 
 また福田内閣の「消費者担当大臣」に就任した野田聖子氏。こちらもやる気がない。農水省前で抗議集会している市民代表と対談し、引き連れて農水大臣室へ乗り込むかと思いきや何もしない。自分の選挙区の方が気になるからでしょう。

 そうであるならば「悪者」の農水省を攻撃したら自分のポイントが上がるでしょうに。それはしない。この人もこれで終わりと言うか伸びしろはない政治家ですね。

 朝鮮半島問題もどうなっているのか。かの国の独裁者の動静が不明であると言うことで、アメリカや中国、韓国は緊急会議を何度も開いているのに。日本はどうだ。無意味な(当選者が決まったいるのに)全国遊説している始末。

 もっと大事なのはアメリカ発の経済危機。リーマン・ブラザー証券の破綻。AIG保険の国有化など。日本へも経済危機が押し寄せて着ています。さすがに経済担当大臣の与謝野氏は、立会い演説会をキャンセルし公務に戻りました。当然ですね。

 いわば「国難」」であると思います。元寇や鎖国、幕末維新、世界大戦での敗北に匹敵するぐらいの国難であると思います。あまりに与野党とものんびりしすぎではないのか。

 そうなると総選挙の予定はどうなるのでしょうか?

 10月3日解散 26日投票と思っていましたが、11月投票になるかも。
 どちらにしても発足するであろう麻生太郎内閣は「選挙管理内閣」でしょうから、腰をすえて国難に対処できないでしょう。

 何人かの報道関係者にヒアリングしましたが、「わからんぜ」と言う事です。政治記者ですらわからんというのですから市民にはわかりません。
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(主役の1人は麻生太郎氏。きちんとした政策を出し、国難に立ち向かうリーダーであることを示すべきでしょう。)

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地方の地価はますます下落傾向に

 またまた地方都市の地価が下落しました。商業地も住宅地ともに。全国で1番下落してのは高知市であるとおうことです。それだけ高知の土地は「価値がない」と投資家に見られている証拠です。

 基準地価:商業地、再び下落 景気低迷、地方の格差さらに(毎日新聞)

 とでん西武百貨店跡の再開発は先が見えない状態に。アメリカの猿真似の経済運営は破綻したのですから。独自の観点での経済の再構築が必要であると思います。
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(高知市中心部はりまや橋交差点南東角地の旧とでん西武百貨店跡。再開発のめどはありません。)

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安心・安全内閣の完全崩壊

  農林省の官僚トップの事務次官が辞職したようです。責任を認めるようで認めない。官僚らしい「しぶとい」辞任記者会見のようでした。

 事故米食用転売:白須・農水次官が辞表 汚染米流通で引責(毎日新聞)

 そもそもこの「事故米」の最初の出荷元は国であります。三笠フーズなどの悪徳業者が独自に中国やタイから輸入し、不正行為をしたわけではない。仕入先が国であることは明白。農林官僚が責任逃れをする発言をすること事態、すでに「食の安全」は崩壊しています。

 WTOの関係で米だけは自給率100%の日本が、消費量の10%にあたる外国の米を輸入しています。多く葉輸入段階や倉庫の中で農薬や殺虫剤などで汚染されているようです。まともであったとしても日本の消費者には「売れない」外国産米でありました。

 かさむ倉庫代。はやく処理せよとの中央からの叱責。焦った地方の農政局は悪徳業者の三笠フーズに「お願いして」事故米を買い上げていただいた。どうやらこういう図式のようですね。となると1番の悪党は農林水産省ではありませんか。

 国民生活に脅威を与え続けた農林水産省。このところ「ろくでなし」の大臣で有名ですが、年金問題ででたらめであった厚生労働省、「タクシー居酒屋」でたかりの財務省、特定業者との癒着していた防衛省。不正経理の国土交通省。

 国民のために働く国家公務員の規律が緩んでいるのは長年の自民党政権の「弊害」でありましょう。とうとう「安心・安全」内閣は崩壊しました。

 国難に政権を放り出す無責任さにも呆れます。2年連続でひ弱な首相を自民党は圧倒的な支持をして送り出してきました。そして今回は麻生太郎氏が本。

 麻生氏が本物かどうかは、ただちに国民に審判してもらいましょう。そうしなければだめです。

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共産主義思想のリバイバルか?

 学生時代に読んだことのあるレーニンの帝国主義論。こう書いてありますね。

「「帝国主義とは、独占体と金融資本の支配が成立し、資本の輸出が顕著な意義を獲得し、国際トラストによる世界の分割がはじまり、最大の資本主義諸国による地球の全領土の分割が完了した、という発展段階の資本主義である」
 
 わかったような、わからんような表現。アメリカブッシュ政権による「テロとの戦争」と称するアフガンやイラクへの侵略戦争。新自由主義による格差社会の推進、世界への蔓延。そしてサブプライム問題での金融資本の崩壊。アメリカ経済の破綻。不況。

 出口を探して「戦争」の恐れがでてきましたね。

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(この人がレーニンさん。大嫌いな人物ですがマルクスの読書ノートとしての「帝国主義論」は面白そうです。)

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国難をどう打開するのか?

 まさに日本は国難。この8年。アメリカ追随の小泉内閣-安部内閣のおかげで、日本の国力は弱くなりました。原因は社会に格差を持ち込み国民を分断し、階級社会をこしらえようとしたことです。

 今後は政治の力でこうした誤った構造改革路線を一掃し、根絶しないといけません。

 少し考えましたが現代風の「水道哲学」が普遍性があり、良い様に思います。いろんな社会基盤が完備され、しかも生活必需品は誰にも行き渡り、安くなければならない。現代風「水道哲学」を考えてみましょう。

また近隣国の動向については日本は「安全保障会議」も皆無なようですが、それもどうなっているのでしょう?韓国や中国、アメリカはびりびりしているのに。与野党とも「ノー天気」ではないのか。

 まさに国難です。これを乗りきりには国民は覚悟がいる。指導者はより一層覚悟がいるのです。

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2008.09.18

自民党高知県連は大誤算?!

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 13日に高知城追手門前広場での自民党総裁選挙の立会い演説会。4000人を超える県民が参集し、注目を大いに集めました。
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 ブログ記事 高知城ー板垣退助退助銅像前での自民党総裁選

 当日の司会進行を仕切っていたある自民党県議。しきりに「自民党再起動」をアピール。バックミュージックもマドンナの曲を使用していました。また5人の総裁候補者が壇上に登壇する場合は、サッカーの国際試合で使用される音楽を使用、国際試合同様に子供達と手をつないで出てくるという若者(40歳以下の有権者)を意識していました。
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(子供が手を引いて入場する、サッカーの国際試合を意識した演出である。)
 それは良いが、よからぬ情報が1市民のけんちゃんに寄せられました。
「翌日にららら音楽祭があり、高知城追手門も音楽祭の会場。前日から電源などPAの準備をしないといけないのに、自民党が後から割り込んで来た。しかも自民党のPAやステージを撤去した後からでないと準備ができない。」

「ずいぶん前かららら音楽祭のために許認可もとっているのに、。後から割り込んできて、しかも自分達が撤去した後でないと準備をさせないという。何様だ!」とのお話が。
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(なかなか大掛かりな舞台装置とPA.これらすべてが撤去しないと、翌日のららら音楽祭の準備ができなかったと言います。)

 音楽関係者は感性豊かで温厚ですので、文句を言いません。でも市井の1市民のけんちゃんは違います。自民党もせっかく「若者」を意識した演出をしたつもりなのに。これではららら音楽祭の関係者の悪い印象しか与えていないようですね。ちゃんと仁義を切っているのでしょうか?公園管理者に強引に割り込みをしただけであれば、これは印象悪くなりますよ。もしそうであれば今からでもららら音楽祭の関係者に自民党高知県例は謝罪をすべきでしょうに。

 当日のららら音楽祭の様子をレポートされているブログです。

  ラジオな集い。

  第7回目の高知街ラ・ラ・ラ音楽祭

   高知街ららら音楽祭 サイト
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(ららら音楽祭の当日は1部だけ見せてもらいました。)

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イチローはたいしたものです

 日米両国の経済危機など何かと暗い話題ばかり。そんなとき8年連続の大リーグでのイチロー選手の200本安打はとにかく凄いことです。

 <イチロー>8年連続200安打達成! 107年ぶりメジャータイ記録(毎日新聞)

 とにかく明るい話題です。最下位球団で奮闘するイチロー選手。素直に称えたいと思います。

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ゴーヤさんありがとう

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  5月に種を撒いて、小さなプランターで育ててきました。「盆栽ゴーヤ」と名づけ親しんできました。9月になり朝晩涼しくなるとこちらは元気になりましたが、熱帯の植物と思われるゴーヤはめっきり弱ってきたようです。
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 葉も枯れたり、黄色くなったりして勢いがなくなりました。実のほうも大きくならないうちに熟れたり、中を虫に食われるように。勢いがあるうちは多分虫を寄せ付けない力があったと思います。
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Gouyasaku

 今年は添え木を建築現場の足場のように組みましたし。100円シュップで調達しましたが、結構結果的には出費しました。でも来年また使用できますし。
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 種も乾燥させて袋にいれ冷蔵庫で冷やしておきます。来年の5月頃に外気温が25度を超える気象条件になるころに種まきします。水遣りさえ怠らなければゴーヤは成長しますね。
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 またゴーヤは根を張る植物です。「水栽培」(ペットボトル・ゴーヤ)で気がつきました。ゴーヤは勢いがある植物ですが、同時に根を張るのです。根を張る面積が大きければ大きいほど成長するのです。
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 ゴーヤさんのおかげで東京からテレビ局が訪問してくるハプニングがありましたし。
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 ありがとうございました。お役目ご苦労様でした。
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 片付けさせていただきました。
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フィルード競技関係者も気象に敏感に

  セーリングという大自然相手の遊びをしているので、どうしても気象には敏感になります。天気予報のチェックは入念。テレビや電話での気象情報は「大局」の天気。ネットの気象状況はより細かいが、実際には現地の夜須へ行って見て、海岸に立たないとわからない。

 隣のヤ・シィパークの椰子の木の上部の様子やハーバーの旗の様子、海面の様子を観察して、出艇するかどうかを決めます。風はぎ装(ヨットの組み立て)の時に感じ、海上のセーリングを予想します。

 自分の技量を超える気象条件であれば中止します。強風は怖いですが、雷は更に怖い。遠くで雷鳴が聞こえたらまず海へは出ません。海の上ではそれこそ逃げ場がありません。

 20年前野外コンサートを主催しましたが、1番怖かったのは雷。命の問題なので、当時特別に依頼して、雷雲情報を電力会社の人に提供いただきました。翌年の池田のロックコンサートでも応用されました。

 今回判決がでました大阪でのサッカー試合での判決は妥当であると思います。

 サッカー大会で落雷「学校、予見できた」 差し戻し控訴審で高松高裁(日本経済新聞)

 屋外スポーツは自然のなかでおこなっているという自覚を体育関係者はもっていただきたいです。痛ましいこの事故の教訓を関係者は活かしていただきたいです。

 雷鳴が聞こえたら適切な処置を行っていただきたいです。そう思いました。

 

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小沢一郎さんという人

 自民党総裁選挙で、世間はわいわいしていますが、次期自民党総裁は麻生太郎氏で決まりです。そうなると野党民主党党首の小沢一郎さんとの次期国政選挙は「一騎打ち」になります。

 2004年に「けんちゃんのどこでもコミュニティ」に出演いただきました平野貞夫さん。小沢一郎さんの側近だった人です。

 参考サイト記事「小沢一郎さんはどう動くのですか」(2004年7月)

 平野貞夫さんが言われるように、東北人らしく「シャイ」な性格。テレビで見ても原稿見てしゃべっているし、弁舌爽やかタイプではないようです。しかしかつての宰相田中角栄氏の1番弟子と言われるだけあって、全国の選挙区を熟知し、手を打つことも確か。昨年の参議院選挙で与野党逆転をつくりましたし。
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(2004年の参議院選挙で高知市に来られた小沢一郎民主党党首)
 さて今回はどうなるでしょうか。つくっては壊しの歴史のある人です。悲願の政権奪取の最後の機会であります、それだけに今回の衆議院選挙は注目ですね。目が離せないですね。

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日本JC会頭は雲の上の人

 自民党総裁になる予定の麻生太郎氏。若い頃は日本青年会議所(日本JC)の会頭であったそうです。27年以上前のことでさすがに私も麻生氏の日本JC現役時代は知りません。

 とにかく日本JC会頭ともなるとスケジュールは半端ではない毎日日本のどこかで会議があるよういですし。海外での会議もあります。よほどの大金持ちでありませんと到底就任できません。私が現役時代に何人かの日本JC会頭を目撃しましたが、桁違いのお金持ちの人たちばかりでした。

 ある会頭は食品メーカーの社長でしたが、全国どこへ行くのも運転手付の車で移動していました。当時は珍しい自動車電話も備え付けていましたし。

 麻生太郎氏が初めて選挙に出たときの演説が「下々の皆さん!」と言ったことは有名。それだけお金持ちでないと日本JC会頭にはなれないのですから。麻生氏はまさに貴族ー大金持ち階級出身ですので、自然にそういう言葉が出るのでしょう。

 ただ政治となると貧富に関係なく有権者の1票は1票ですね。その怖さがありますね。

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2008.09.17

与野党は緊急経済対策を示せ

  アメリカの証券会社や保険会社が破綻し、公的資金をつぎ込んで懸命に大恐慌回避をしています。日本にもその影響が波及、昨日は株価が下落しました。今日はアメリカ政府が保険会社を救済するのに税金を投入することで株価が上がりました。この先どんな破綻があるやもしれません。

 のんびりと自民党総裁選挙をしている場合ではないとは思います。本命の麻生太郎氏もまたまた名古屋で「放言」して謝罪していましたが、そういう大道芸をしている暇などないのです。自民党は麻生太郎氏で総裁が決まりであれば、総裁選挙をk前倒し、早く経済対策をだすべきでしょう。

 また野党側も選挙も大事ですが、経済政策を堂々と出すべきです。「影の内閣」が記者会見をし広く提言すべきです。ですので総選挙は両方の経済政策の賛否を問うものでなければならないのですから。

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無責任極まりない農水省

 毒物入り工業米を使用した事業所を昨日農水省は一方的に公表しました。お菓子業者、食品加工会社、酒造会社。影響は大きく不安が拡大しています。農水省は自分の責任は棚上げして、「被害者」であるこれらのメーカーや加工業者をなぜ公表したのでしょうか?

 三笠フーズが転売した汚染米の流通先(農林水産省 中間報告分)(毎日新聞)

 そもそも「国民やかましい」発言と事務所経費の出鱈目さで追求されていた大田大臣。「心配ない。」というのなら汚染米を毎日食べてみたらどうだ。

 政府の「規制緩和」の政策で米の流通ルートが把握できなくなり、おかしな業者の参入もあり、おかしなことになりました。いわば「政策の失敗」が国民に大きな脅威を与えたことになります。

 不正行為をした業者に接待をうけていた農水省職員の名前こそ公表し、弁明させるべきでしょう。国会へ参考人として招聘し、真相を明らかにすべきでしょうに。

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人間に投資してもらいたい

 アメリカ経済が破綻しそう。「金が金を生む。」。お金のために世の中があり、食料や石油など生活関連物資まで投機し金儲けしていた劣悪な資本主義体制の金融システムがついに崩壊するようです。

 今になって聞いみれば、返済不能の所得しかない低額所得者に過大なお金を貸し続けていたそうだ。でもそれは住宅価格が右肩上がりの上昇があればこその神話。10年も続いたので弊害もまたまた大きく、予想がつかない被害額であるとか。

 人に投資すべきではないのか。

「巧みの技術を持った金属加工職人」

「JASS認定有機野菜農家」

「まんがの上手い若い人」

「間伐作業を真摯にしているNPO」

「自主防災活動を活発にしている町内会」

「まちのコミュニティになっている介護事業所」などなど。

 わたしなんぞも「地域の真摯な人たちとの立場を超えたネットワークづくりに貢献」として投資いただけないかとも夢想していますが。。

 いずれにしても「資本主義の最終段階の金融資本主義の破綻」と定義されるのでしょう。こうなるとマルクスは正しかったということになりますね。

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乱世の時代 出番があるかも?

 ラジオ番組の収録で6月は福井照さん。8月は橋本大二郎さんに会いました。7日の「まちづくりフォーラム」で知事や高知市長とパネリストとして同席。番組を通じて東洋町長や市民運動の担い手の人たちとの交流もありますし。

 分野、政治的信条、年齢を問わず「話を聞きたい」と思った人たちの話は聞きました。300人に会いましたし。そしてサイト記録に残しましたし。市井の市民としてはやれることはやりつくした思いはある。

 国政選挙や知事選挙のような大きな選挙のときは、大手の土建会社の人が訪ねて来られ、しばし政治談議。その人はゼネコン同士の談合がお仕事で、選挙ともなれば裏選対の先導役に。市民活動している私と、自民党の実働部隊の人とで情報を付き合わせれば、だいたいの選挙動静が読めるというもの。

 今のところ個人的に「選挙の当落予想」をして1人にやついているだけで、世の中のお役には立っていない。これからも表へ出ないと思う。情報収集が偏っているマスメデァの政治部よりは遥かに市井の情報はあるとは思います。
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(出来レースをやっている場合ではないでしょうに。未曾有の経済危機ですよ今は)
 今回の自民党総裁選挙は大手メスメディアの政治部と大手広告会社の共同作業。アメリカのように市民1人1人が情報発信する事態に日本は未だになっていません。
 いつかは世の中のお役に立てることもあるかもしれませんが、来ないかも知れません。

 でもそれならそれで良いとは思う。世の中面白おかしく生きれればそれで良いとは思いますね。生きている時間は短いものですので。

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失速する欧米経済と日本

 サブプライム問題が深刻化し、アメリカ経済は景気後退局面になりました。住宅価格の下落は株価と企業業績の低下をもたらし、輸出依存型の中国経済にも影響を与えています。

創業150年の大手証券会社(野村證券の倍の規模の)リーマン・ブラザーズが倒産するぐらいですので大変なことになっていますね。
 またGMなどの自動車産業も個人消費の低迷とガソリン高で深刻な業績不振になりました。こちらも危うい状態です。

 日本経済も今までは景気が良いと宣伝されてきましたが、実は米国と中国頼みの輸出依存型であり、勤労者を不安定雇用にし、パートや臨時雇用を増やして国内市場を縮小させてきましたので、内需拡大といかない歪な経済になっています。

 それもこれもアメリカ経済を猿真似した小泉内閣の「構造改革」が、日本を格差社会にし、勤勉な日本人を破壊した結果なのですから。「アメリカこけたら皆こけた」のひ弱な経済になりました。

 人口構造も変化し、少子高齢化社会になりました。これからの日本はどうあるべきか。どういう経済構造にするのか。きちんと政治は答えを出さないといけません。

 衆議院選挙での政策論議がその答えにならないといけないのです。
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バブルの塔の六本木ヒルズ。なんだが虚栄の象徴のようにも思えますね。

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2008.09.16

民主党は「影の内閣の閣議」を開催したら

  リーマン・ブラザーズの破綻。株価の大幅下落。ついに来るべきものが来ました。世界恐慌と言っても過言でもありません。

 自民党総裁選挙で「ご当地ねた」ではしゃいでいる場合ではありません。国民も馬鹿ではないです。次期総裁候補を見学に来ましたが自民党に投票するとは限りませんし。

 では民主党はどうなのか。小沢一郎党首が選挙区の「国替え」とか言うています。そんなことよりも「次期内閣」の「閣議」を開催し、緊急経済対策や、食の安全対策、雇用対策や年金問題や少子化対策などを打ち出すべきでしょう。

 緊急で実効性のある政策を「閣議」で打ち出すべきでしょう。それができなければ民主党もおしまい。

 結局選挙で問われるのは「政権担当能力」。ちゃんと政策を公表しないと国民は信用しないでyそうから。

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低調な自民党総裁選挙

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 やはり「出来レース」であると思いますね。自民党の国会議員や地方組織の票の過半数以上、6割は既に麻生氏支持なのでしょう。外の4人は合わせても過半数になるとは到底思えませんし。

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 そうなると麻生太郎氏の資質が気になります。「放言癖」のある人だけに、国際問題を起こさなければ良いがとも思います。この人「口は災いの元」を地で行く人だけに回りはさぞかし大変であると思います。

 そうなると3年連続で総裁選挙に「圧勝」した人のリーダーシップが問われるでしょう。麻生太郎氏はタフであると思いますが、放言でいらぬストレスを国民各位に与えるのではないでしょうか・それが心配ですね。

 結果がわかっているのですから、総裁選挙も低調ですね。「見物」に各地で人々は押しかけますが、聴衆の拍手がまばらなのは、ほとんどが「見物人」である証拠でしょう。

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世界恐慌が始まりました

  アメリカの大手証券会社のリーマン・ブラザーズの破産は影響は大きい。アメリカ経済はがたがた。株価も大幅ダウンですね。1987年の「ブラック・マンデー」以来の株価の暴落。

 ゴールドマン・サックス、モルガンスタンレー、メリル・リンチ、リーマン・ブラザーズ、ベア・スターズの大手5社のうち、リーマンとベアとメリルが破綻もしくは買収に。とうとう来るべきものが来た。

 額に汗して働くことを蔑視し、金融工学だ投資だとかはしゃいでいましたが破綻しました。この8年小泉内閣以来アメリカの猿真似をして郵便貯金をアメリカに「差し上げて」しまいましたので事態は深刻です。なんでもかんでもアメリカ追随してきたつけがきましたね。

 「国民生活をぶっ壊した」小泉内閣の亡霊を一切追放しないといけないでしょう。アメリカ型経済からの脱皮が必要です。日本型経済モデルの推進ですね。地域を豊かにし、足元からの経済再生です。勤労者の待遇を改善し、身分を保証し、国内経済を豊かにし、日本の強みで勝負する。

 新たな「水道哲学」もその1つでしょう。地域通貨券など真剣にやるべきでしょう。「エンデの遺言」が現実味になる世界が来てしまいました。

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大丈夫なのかアメリカ経済

 アメリカの大手証券会社リーマンがとうとう経営破たんしました。第4位の証券会社と言われています。
 アメリカ人は日本人と違い、銀行に預金せず、資産を投資信託や債権、株式などで保有しているようですので、このところのサブプライム問題での株価の低落などで消費行動はかなり下がっていると思いますね。

 米SEC、リーマン顧客の保護に向けて措置を講じていると表明(ロイター)

 それへきて石油価格の暴騰があり、大型自動車の売り上げが減少、米国の3大自動車メーカーはどこも経営危機になりました。とくに金融工学の優秀な人たちが練りに練った債権や証券市場ががたがたになってしまえば、アメリカ経済の自律的な回復はないのではないでしょうか?

 アメリカでは個人消費が経済の7割(日本は6割)を占めておりますので、個人投資家が大損する事態になれば、アメリカ社会は深刻な社会不安を示すようになるでしょうから。

 あるエコノミストは「1920年代の世界恐慌よりは深刻。この事態は少なくとも数年は続くであろう。」と恐ろしいことを言っています。

 2001年より小泉内閣以来、日本はアメリカの真似をし、「構造改革」をして日本社会を格差社会に変えました。勤勉で向上心のある日本人の労働者を徹底的に蔑み、侮蔑し、お金万能の社会こそが天国だと、ホリエモンや、人材派遣や語学学校の悪徳経営者を賛美してきました。

 そのあげくの不況。明らかに政策不況です。徹底的にアメリカ発の新自由主義を「ぶっ壊さないと」いけないです。しかし自民党だけでなく民主党の1部や、無所属新人議員のなかにも新自由主義の亡霊がいるようです。

 ブッシュ大統領が「テロとの戦争」にうつつをぬかしている間に、経済危機が深刻になりました。アメリカ帝国を「ぶっ壊した」大統領としてブッシュ氏は歴史に名前を残すことでしょう。

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規制緩和は責任放棄であった

 とめどもなく広がる「汚染米」問題。「やかましい」発言の大田氏が農林大臣をしているのですから、解決などできるはずがありません。「人体に影響がない」というのなら、毎日汚染米を毎日食べてみたらどうだ。

 国会議員食堂でも汚染米を食べてみろ。できもしないであれこれ言わないでいただきたい。

 そもそもこの問題。2003年頃の小泉内閣時代の「規制緩和」によるものが多い。お米の販売を登録制から届出制にし、扱い量が少なければ認可申請もいらないことにしました。

 食料自給率から言えば100%自給できる米ですが、外国からも米を輸入しなければいけないことになりました。それはいいですが、規制緩和したために、毒物や農薬が大量に混入した危険な米を調査し、検査することが不可能になりました。流通ルートの把握が出来なくなったからでしょう。

 「食の安全・安心」を取り締まることが出来なくなりました。売れないやっかいな輸入米をさばく三笠フーズは農林省にとってはありがたい存在であったようです。捜査の進展によっては国の根幹を揺るがす問題になるような気がします。
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(やはりこの人の時代の政府の政策は、日本を「格差社会」にしただけでなく、国民の「食の安全」も脅かされることになりました。)

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2008.09.15

あきれる農水大臣の放言

  またまた大田農林大臣が放言をしました。「やかましい」発言だけではなく、「たいしたこと無い」発言ですが、あまりにも社会常識がなく、恥ずかしいと思いますね。

 「あんまりジタバタ騒いでいない」太田農水相また失言 (ZAKZAK)

 いやはや「放言」では有名な浅生太郎幹事長が見放すぐらいですから。筋金入り。

 自殺した人、絆創膏だらけの人。農水大臣はどうして問題行動を起こす人ばかりになるのでしょうか?

 浅生太郎氏が総理総裁になればだれが農水大臣になるのかある意味注目ですね。

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土佐派の家でしょうか?

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 近所に木造2階建ての家が建築されています。先日足場がはずされ外観が出ました。壁面は銅版が張られ、漆喰が塗られています。木を豊富に使用した木造住宅。
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 基礎はきちんとしていますので耐震建築のようです。これほど時間をかけて仕上げ工事をされていますので、建築主は長者の人なのでしょう。うらやましいものです。

 高知駅駅舎の売店などは、こうした建築物にすればいいものにと思いました。
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ゴーやもそろそろお終いかも

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 猛暑の中あれほど勢いがあったうちの盆栽ゴーヤ。9月に入り朝晩が涼しくなり、人間のほうは楽になりましたが、代わりにゴーヤが弱りました。枯葉も目立つし、実も虫に食われだしました。
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 こうなるとそろそろおしまいすねゴーヤも。台風13号が不気味に本土を狙っています。直撃コースであれば、ゴーヤも撤去しようと思います。
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共和党が優勢になった米国大統領選挙

 ペイリン氏を副大統領候補にしたことで、マケイン共和党が優勢になりました。おそらくこの流れで11月の本選もいくと思われます。アメリカ人はなんだかんだ言ったところで保守的であり、人種偏見の強い国ですから。

 「銃から国をこしらえた」という銃砲民主主義ー国民武装主義の国柄。全米ライフル協会が絶大な政治的影響力を持っている国。ペイリン氏はその「アイドル」的な存在ですね。
 黒人に対する人種的偏見も根強くありますし。

 マケイン氏はかつて「アイク」と呼ばれていた軍人あがりの大統領アイゼンハワーを意識していることでしょう。彼の軍歴はベトナムで撃墜され5年半も抑留生活を過ごしたタフさが売り物。

 日本にとっては共和党政権の方が良いと思います。ただアフガニスタンに自衛隊を出せと言われても困りますが・・。

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2008.09.14

おびさんマルシェとららら音楽祭 9月

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 9月14日は高知市のセンスのあるスーパーイベントがダブルブッキングしています。アートでこだわりのフードの店舗のおびさんマルシェと高知のあらゆるジャンルの野外街中音楽祭であるららら音楽祭りが同時開催されていました。
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 高知市のおびさんロードでは街路市の隙間には、音楽グループが演奏していました。隣ではアートな露店で作品を販売したり解説しています。
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 今日はおびさんマルシェ実行委員長の大西みちるさんの発案で、高知シティFMの朝の番組をしている関係者が集合しようということで、集まりました。
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 大西みちるさん、笹岡和泉さんとけんちゃんです。こういう集まる機会というのは実は2006年の2月の第7回番組出演者交流会以来でした。
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 またららら音楽祭では、今年6月から「しおりのトラットリア」を担当されているとみやましおりさんが、帯屋町公園のブースで音楽祭の進行役をされていました。聞いていましたが、なかなか堂々としていましたね。
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 とのやましおりさん、笹岡和泉さん、けんちゃんで記念撮影をしてみました。このメンバーが揃うのは初めての試みです。
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 日本1週写真家の川村公志さん。ヘアーを短くして少し感じが変わりました。
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 とさりゅう・ピクチャーズのコーナーです。田辺高英さんに韓国映画「光州5・18」を薦められました。9月26日(金)、27日(土)に自由民権会館ホールでの上映です。
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 城下秀二さんにも会いました。仁淀川エコツアーの後だそうです。県外から10人の参加者があり、ようやく採算ベースのツアーになったとか。夏はエコツアー、冬はみませの干物屋で頑張るそうです。

 中平順子さんのコーナーです。ユニークな作品が置かれています。
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 オリジナル作品でヒットしているのは「うんちょこ」(150円)洋風と和風があるそうです。
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 わたしも1個購入しました。

 都市の「あるもの」「ある資源を活用した」おびさんマルシェとららら音楽祭。実に優れもののイベントです。夜も居たかったのですが、中座させていただきました。残念です。

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国の施策の最大活用法とは? 9月19日(金)

西村 今月の「けんちゃんの今すぐ実行まちづくり」のゲストは衆議院議員の福井照さんです。福井さんは元建設省に勤務され都市問題に大変詳しい人です。取り付きにくいと市民には敷居の高い都市計画問題や、まちづくり問題をわかりやすくお話いただけると思います。

 今日のテーマは「国の施策の最大活用法とは?」でお話をお聞きしたいと思います。
 福井さんは国の施策を活用して地域の振興を図る。それには知恵がいるのではないかと言われてます。低迷する高知県の地域経済。
 とりあえず活用できそうな国の施策はいくつかあるのでしょうか?

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福井 今高知でできるのは、「輸出」と「観光」であると思います。
 「輸出」は高知の「農林水産物」の輸出です。政権は放り出しましたが安倍総理の最初の施政方針演説のなかに、今3000億円の輸出を1兆円にするというものです。

 りんごや小夏や文旦を中国やインドや台湾に輸出しようと。順調に輸出額は増えています。1兆円を超えそうな勢いです。毎年15%、20%を超える勢いで増えています。日本で買うよりも遥かに高い値段でりんごやお米が北京の百貨店で売れています。

 量さえ作って、うまくマーケティングしルートさえつくれ上海、北京、高雄とか、台湾でも私たちがいつも食べている小夏や、文旦やトマトがどんどん売れると思います。
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 今は量が足らないのですね。ルートがなくて量が足りない。せっかくの機会を失われている。農林水産物の輸出ですね。

 それと第1回目「あるべき高知の観光とはでお話しました観光ですね。これは日本人の1億2千700万人のマーケットの奪いあいではなく、どんどん人口が増えているインド,台湾、韓国。14億人のうち4億人はもう先進国と同じ所得だといわれている中国の方にどんどん高知へ来て頂く。どんどんお金を使っていただく。

 言うことだと思います。どんどん豊になりますからヨット遊びとか、海で遊ぶことなどはアジアの方がしてくれると思います。そのための黒潮ですね。そのために宿毛のさんご礁。そのための鏡川。日本銘仙100選にもえらばれた鏡川。30万都市の街の真ん中を流れている川が日本名水に選ばれています。坂本龍馬が泳いだという。子供が泳いでいる川。そんなところはありません。

 観光資源には事欠かないので観光客の誘致。それは別府のように留学生を呼んで。例えば高知観光大学をこしらえて毎年留学生を2000人ぐらい来て頂いて、高知で遊んでいただいて。それで帰っていただいて、宣伝していただいて、どんどん親戚を連れて来て頂く。そういうことで飛躍的に観光客は伸びると思います。

 「農林水産物の輸出「と「観光」です。これについて国が手を取り、足を取って指導してくれるのかと言いますとそうはなりません。やはり地方自治の原則ですね。実は都合に良いときだけ地方自治の原則なんだけれど。いちいちはしてはくれません。地元の人達が知恵を出さないといけないのです。

西村 もう一つお聞きしたいことがあります。最近完成しました高知駅周辺連続立体交差事業です。これなんかも国策の1つでしょう。
確か一度は鉄道高架事業は取りやめに成った経緯があり、もう一度がんばって復活されました。
 また高知駅前に関連した事業で高知市はどのように都市改造すべきなのでしょうか?活用する方法はあるのでしょうか?

福井 鉄道を2階建てにして踏み切りを解除する。というのはツール(道具)であって、本来の目的は高知市の北側にあった土地を私たち市民に向けた土地に治すということでした。
 鉄道操車場というのは鉄道マンのために必要でした。国鉄に働いている人に顔を向けていた。土地でした。今や高知市民に顔を向けた土地に大化けしているんです。どんどんマンションも建っていますし、新しいお家も建っているし、もちろん地震にも強いけれども下水道も公園も出来ている。お店もどんどん出来ている。

 それが弥衛門のほうまでずっと続いてますます大化けします。ポイントは県がもっている土地。市がもっている土地。それから四国JRが持っている土地にちゃんとお客さんを呼べる建物。そして綺麗なもの。

 今後500年、1000年してなるほどこれが高知の風土だと。まず建築物を立てるののならまず景観があって。景観形成は風景になって。が風景が500年、1000年すれば風土になる。それが私たちの志ですから。風土になるうような設計をいかに県庁なり、市役所なりが、JRができるか。そこがポイントですね。今のところは原っぱですが・・。
 だから物凄くウォッチしないといけないのです。

西村 また意見が異なるかもしれません。最近の国は「迷惑施設」を地方自治体に押し付けることが多いようです。受け入れる場合は多額の交付金を出すが、反対すれば出さないという露骨で強引なやり方が目立つように思います。東洋町への高レベル放射性廃棄物問題や岩国市への米軍艦載機の移転問題など。

 国の方針というのはこういうものなのでしょうか?それともこれは「異質」なものだったのでしょうか?
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(2007年の東洋町長選挙。東洋町の町民の良識で高知の自然と海が守られました。)
福井 まあ「札束でほっぺたを叩く」ようにそういう感じでしたね。あの時(東洋町の高レベル放射性廃棄物採取処分場文献調査)の場合は。
 だけどもたとえば今水道の水は世界1なんですね。殆どそれはダムで食べていますけれども。ダムにより何百年も暮らしていた人達がふるさとを追い出された人達が新しく住み替えておられます。

 何万人いらっしゃるるんでしょうか。北海道から九州まで。そういう協力いただいた感謝を忘れてはならないと思います。

 先ほどの原子力は理論はあるんですね。地球環境だから原子力を増やさなければならないという立場もふつう世界中そうですけれども、ドイツなんかスウェーデンみたいにこれから原子力は使わないんだという国もあります。

 原子力でどうこうというのはまた別の話しです。日米安保条約。これも別の話しです。いずれにしても被害を被っている地域の方の被害を大きさをいかに小さくするか。被害を受けていない殆どの国民が一緒に考えなければならない。と思うんです。ですから国のけんちゃんがご指摘のそういう思いやりを考えていますよ。後期高齢者もそうですけれども。一緒に考えてます。

 同じ立場でやりましょうねと。ぬくもりとか。あったかさとか。そういう感じが役所に全くないんですね。それが必要なんです。それを魂から入れ替えた後の、補助金とか、交付金のありかたはどうなのか?同等なのか?それは行政改革が必要なところですね。

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(高知には手入れのできない公共建築物が多数あります。地方は多いです。)
西村 別の観点からの質問です。先日NHKの番組でも放映されていました。約6万ある日本の橋のうち1割に当たる約6000橋が即維持管理作業をしないと危険であるとのレポートには驚きました。
 現在日本の仕組みでは、道路や橋の新設には国の補助が半分あり、残り半分に関してもうち半分は地方債の発行が認められています。新設橋の建設は割合簡単ですね。地元負担も少なくてすみますし。

 ところが維持管理の場合は100%地方自治体負担であり、財政力の弱い高知県などでは道路や橋の維持管理が十分にできない可能性があります。この状態で地震でもくればどうなるのか?先日の岩手・宮城内陸地震のような地震が来ればどうなるのか?
 ひどい災害なら国が手助けはしていただけるのでしょうが、そうなるまではどうするのか。
 維持管理を促進するような国の施策はあるのでしょうか?

福井 必要な歴史かもしれません。アメリカもそうでした。アメリカも同じ道をたどりました。バーと高速道路やインターステイト・ハイウエイをこしらえて、つくりきっやんでそんなもんいらんやないかと。

 ガソリン税もなくして、道路への投資をずっとしなかったんです。ロサンゼルス五輪(1984年)あたりから、痛みが全米で目立ち始めました。何10年も道路整備をしなかった後に、メンテナンス・プログラムをこしらえてそれで今は道路をこしらえ維持管理をしています。それで日本も今その道をたどろうとしています。

 マスコミは止められませんわ。高知ではお陰さまで「命の道」を守るということになりましたが、公共事業や道路事業にみなさんの協力をいただいています。
 全国的にはマスコミを中心に「道路は悪である」という声が席巻しておりました。今は抵抗出来ないですね。

 そんなには予算は減りませんけれども、日本もアメリカと同じ道をたどろうとしているのです。そのあたりを理解いただければと思います。

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(高知市下知二葉町。海抜0メートル地帯です。)
西村 海抜0メートル地域の私が居住する下知地域では電柱地中化工事(共同埋設菅工事)が国土交通省の直轄工事でされていました。
 むしろこの地域は地盤が弱く、浸水する危険性が高い地域です。耐震性のある津波避難ビル機能のある公共建築物や、昭和40年代に建設された高潮堤防が劣化しています。こちらは高知県の管理だそうですが。

 地域住民の危機意識が国の事業に反映されないように感じています。このあたりはどのようにすれば良いのでしょうか?どこにどういう風に訴えれば国と話がつながるのか?そのあたりはどうすれば良いのでしょうか?

福井 目的が今までは経済でしたからね。戦後から高度経済成長が終わっても、経済難ですよ。公共事業の目的は経済なんです。
 その時代はとっくの昔に終わっている筈なんですが。終わらせないといけないんですが未だに続いています。ご指摘のように聞こえましたのですが、まさにそうなんです。

 地震の時に私たちの命をいかに守るのか。公共事業のバランスを考えれば。公共事業の目的を考えれば、全然違った答えになる筈です。

 例えば今は「港が余っている」と言われています。道路事業はそんなにでもないけれども、港湾事業は余っている。だけどいざというときに船で罹災者を助けないといけない。

 経済ではなくて命を守る。そういうときには港の工事や整備は足りないのではないかと言うことが見えてきます。そういう意味で命を目的とする。そして防災を目的とする。地域のマネジメント。地域の経営を目的にすることです。

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西村 塩野七生・著「ローマ人の物語」を読んだことがあります。全15巻の著作集の中に「すべての道はローマに通ず」という著作があります。ローマ帝国の公共事業のありかた。社会基盤整備(インフラ整備)のありかたについて述べられています。

 ローマ帝国は本国の施設を属州の都市にもこしらえています。道路網、水道、橋,劇場、浴場、競技場、などです。

 また維持管理もきちんとしていたようで500年ぐらいは施設は保全されていたようです。もちろんローマ帝国は古代国家で、今の日本は近代国家であり、社会体制は異なります。税制や社会制度の違いは当然あるでしょうが、参考になるのではないでしょうか?
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福井 まさにそうです。皮肉を言いますと・・
 インフラ。インフラ・ストラクチャーですね。公共工事でこしらえる施設ですね。道都とか、下水道とか。上水道の整備事業を今の社会でもインフラ整備と言いますね。
 そのインフラという言葉がまさにローマ時代につくられました。

 そのインフラというのは、例えば、インフラ・レッドであるとか、インフラ・ソニックとか言うのは高周波で耳に聞こえなかったり、目に見えなかったりするんです。
 つまりインフラというのは、普段は目に見えないし、わからないものなのです。ここで隠喩として暗喩としてローマ時代から、あったということです。

 これはとても深い話です。だから常に重要性をPRしていませんと国民に理解してもらえないのです。ローマが続いたのは地方自治ですね。それぞれの民族を殺さずに、支配はするけれども、属国にするけれども、今までどうり生活してください。

 民族として仲良く暮らしてください。そのためにインフラストラクチャーがあったと。物凄く志が高かったんです。志がいかに大事であったか。常にわたしたちは言わないといけないと思います。

 だけど僕たち日本人は「ソーシャル・キャピタル」というものを持っています。隣組とか。日本人の農耕民族としてのおつきあいです。一緒に農耕して作業して、田植し、稲刈りとか仲良く暮らしていました。そのあたりはローマ人はありませんでした。

 僕たちの日本は持っています。それをソーシャル・キャピタルと言うのです。社会的な基盤。私たちは忘れてはならないと思います。「ローマ人の物語」を読むと常に思い出すところです。

西村 国の補助はだいたい50%で、後は地元自治体負担です。高知県の場合地方自治体が弱っているので補助すら受けられない状態になりつつあるのではないのでしょうか?
 福井さんは「農業の輸出」「外国人観光客、特にアジア地区からの誘致」を言われていました。

 地元を「元気にする」方策は国のメニューで「高知の特性を生かし使えそうだ」というものがありましたらご紹介いただけないでしょうか。

福井 人と意識ですから。教育そのものであると思います。地方の元気再生事業というので「環境と食」が高知は滅茶苦茶いいのである。JTBのアンケートでも高知で1番お気に入りのものは食べるものでした。と言っています。

 小夏や文旦や野菜にしても、お酒にしても。およそ口にするものは高知では素晴らしい。もう一回見つめなおして、棚卸をして、どこがどうなのか。素晴らしいのかを私たち自身が、理解しないと。理解しないとアピールできません。


西村 高知は大きな川があり国直轄のダムもあります。森林の間伐をした折に発生する林地残材をチップ化し、木質ペレット化しますと「木質バイオマス地域循環システム」がダムで展開することが可能です。
 熱源と電気も起こせ、エネルギーの地産地消と環境対策、排出権取引の対象となりダム上流域の人たちにとり仕事を生むしくみになりえます。ダムは迷惑施設から利便施設へ転換できます。

 早明浦ダムや大渡ダム、中筋川ダムなどに可能性があると思いますがいかがでしょうか?(木質バイオマス地域循環システムについては別紙参考)
 国の直轄のダムで木質バイオマス地域循環システムが稼動すれば山間部は元気になると思いますがいかがでしょうか?

 ダムの上流域の人たちは水没したりして生活や暮らしの場が奪われてきました。国土交通省の直轄のダムで木質ペレットをこしらえるプラントがありますと、そのペレットをつかって発電したりできます。また地域の人、上流域の人も間伐材を持ち込んでそいれが現金収入になれば地域が元気になります。そうなるとダムが迷惑施設から、ありがたい施設になると思うのですがいかがでしょうか?

 高知県は森林が多く大きなダムもあります。ダムにその視施設ができると山間部の人は元気になり間伐も進みます。その先鞭を国土交通省直轄のダムでしていただきたいのです。

 福井さんのサイトで自然体験の学校なども組み合わせて出来る。と表現されていましたが・・。これは1つの政策になるのではないでしょうか?

福井 だれも注目していただけなかったのですが、福田ドクトリンでこの間出しました。「排出権取引やります」がありました。誰もマスコミは誉めてくれない。
 これはごっついことなんです。どうしてかと言いますと、京都議定書の時に、当時の大木環境庁長官が「6%マイナス」を約束しました。

 その時は凄いバトルがありました。経団連と秘密文書が交わされました。約束するけどええからと。経済界とは。そのことを最近言われる人が出てきたので、本当ではなかったかと思います。

 今回福田総理は、洞爺湖サミットで「2050年に二酸化炭素排出量を半減しましょう。私たちも60から80%下げましょう。」とこれは凄いことであと40年で現在の二酸化炭素排出量を6割から8割削減することですから。

 今の石油消費量を2割にすると言うことですね。それをやるのに際しては僕たちだけではできません。

 排出権取引ですね。これから増えようとしているインドの工場に省エネルギー技術を差し上げて、今から排出量を増えようとしているのを抑える。その排出権を買うのです。地球全体で排出量が減ります。

 私たちの分を減らすためにインドで減らす。それは京都議定書で認められています。経済界は最初こそやり気はなかったですが、今回は「やります」と言いました。

 物凄いことです。誰も誉めてくれませんが。排出権取引で、日本国内取引ですが、木質バイオマス地域循環システムは使えますね。

 間伐材をチップ化し、ペレット化し、木質ペレットを燃焼させてエネルギー、冷暖房や発電につかいますね。石油の削減にもなりますし。

西村 高知は大きなダムが国土交通省関係でありますので、先鞭をつけると言うことでは可能ではないでしょうか。

福井 国土交通省も環境目的になっています。ガソリン税も環境目的税になります。

西村 水資源公団の人達が」大きな関心を持って中嶋健造さんの話を聞いていただいたようです。早明浦、大渡、中筋川、坂本などの大きなダムが高知県にはありますし。ダムの近くに木質バイオマス地域循環システムのプラントをこしらえていただいて、地域交流センターも併設してやれば、ダムの上流域の人たちにメリットが出る仕組みでうs。

 どんどん間伐した材木を持ち込んで来ます。間伐が進みますから森も生き返ります。現金収入にもなります。ダムも活用されます。悪いことは1つもありません。地球閑居の為にもなりますし。

 その事例を「アジアの人たち」に売り出すこともできますから、即実行できれば良いと思いました。
 仁淀川町も間伐がどんどん進行し、個人林業主などからどんどん間伐材が持ち込まれすぎて、抑制しているようだとも聞きました。木質ペレットを消費する先をもっと今後開拓しないといけないのです。

 その先鞭でダムにそのプラントが出来るととてもいいのです。
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福井 木質ペレットを効率よく燃焼させる実験が行われていますね。ボイラーレベルの実験段階であると聞いています。

西村 この実験などがうまくいくと森がたくさんある高知県は「宝の山」を持っていることになります。

福井 一昨年から間伐が公共事業になりました。コペルニクス的転換です。「間伐が公共事業ですから」だけど個人の山は1割負担です。その1割の負担が払えないのです。
 他所の県は1割負担分を県で出しているところもあります。高知県はその1割負担を県が出すことが出来ないのです。

西村 間伐材はプラントへ持ち込めばトン3000円で購入してくれます。ダムのあるところはどんな山奥でもきちんとした道路がありますし。
 「呼び水」的に国土交通省あたりが、木質バイオマス地域循環システムのプラントをダムに併設してこしらえていただいたら、モデルになるので、早く促進できます。

 ダム周辺は道路が整備されています。間伐した地域から車で0分程度のところに、間伐材を売る場所があれば言うことはありません。高知県の拠点、拠点にダムがありますし。流木も活用できますし。燃やして灰ができれば、畑で活用できますし。クリーンエネルギーですし。
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福井 ダムの周辺の市町村は小さく財政事情も厳しい自治体ですね。例えば早明浦の上流域になる大川村には道路や橋があります。今の状態では維持管理は村の予算では殆ど出来ないと思います。

 こういうプロジェクトをこしらえているから道路の維持管理が必要である、使えますねと言うことで使えますね。


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2008.09.13

高知城ー板垣退助退助銅像前での自民党総裁選

 午後4時から高知市の高知城追手門を抜けた広場にて、自民党総裁選挙に立候補している5人の候補者が揃って登場するとあって、いつもは閑散としている広場は立錐もないほど人がいました。
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 前座として高知県選出自民党国会議員の山本有二氏、中谷元氏、福井照氏、西本和子氏が演説している最中に見に行きました。私が来るころから、見る見るうちに人が増えました。
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 注目度が高いようでマスコミ各社も脚立を持ち込み、テレビカメラもすえつけらています。ものめずらしいことなのか、普段この種の自民党の集会では見ることのない高校生たちや若者たちもいました。私のような中高年や高齢者たちも大勢詰め掛けていました。
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 (ステージとPAを構え集客を当て込んだ演出を自民党はしていました。果たして「役者」が面白いのだろうか。)
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 5人の候補者はサッカーの国際試合で使われる音楽に乗り、子供と手をつないで登場。いかにも自民党官僚らしいおっさんがなにやら総裁選挙の説明をしていました。
「昼は大阪なんばでの演説会、そして高知へ。全国17箇所で立会い演説会をします。」とのこと。

 1度皆が退席し後、最初に登場したのは石原伸晃氏
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「行政改革大臣で地方を回ると、コストカッターのように忌み嫌われました。しかし贅肉を落とすと動きが軽くなります。以前私は80キロ体重がありました。今は69キロです。無駄を省いて行政改革をして、本当に必要な福祉や介護の分野に投資しないといけない。」とのこと。女子高校生にはこの人が1番人気。皆携帯で写真を撮影。

 2番目は小池百合子氏。
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「政策を戦わせて活発な議論をしている政党は自民党。民主党は党首選挙に出ようとした人を押さえ込みました。小泉総理は自民党をぶっ壊しました。わたしは霞ヶ関の官僚政治をぶっ壊します。」ほか何たら言っていましたが、弁説爽やかですが何故か印象に残らない。

 3番目は麻生太郎氏。
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「世の中の激動期には高知から政治家が出てきます。幕末維新期には坂本竜馬や板垣退助。産業家の岩崎弥太郎も高知。戦後であれば祖父の吉田茂。
 わたしは筑豊炭鉱の街飯塚市が地盤。炭鉱が閉山され2800人の従業員の生活が私の責任になりました。懸命に努力して新しい分野の企業を誘致し、育てた、今や飯塚市は65社のベンチャー企業があります。

 高知だって世界企業があります。サイレント(消音)パイラーの技研製作所。世界のシェアは90%。電池の中のセパレーターは紙。その紙を製造しているのはニッポン高度紙で、ここも世界の7割を抑えている。高知の人は誇りに思ってほしい。

 福祉も介護も経済が豊かでないとできません。わたしは3年で経済を再生して見せます。」とのこと。軽いのりで地元ネタもおりまぜ、経済再生の「プロ」であることをちゃっかりPRしていました。やはりこの人が次期総裁の大本命でしょう。聞いてもそう思いました。

 4番目は石破茂氏。
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「テレビでは恐そうだと言われます。わたしは人口60万の鳥取出身。過疎高齢化の現実は体でわかっています。地方の声を国政に届けたい思いは人1倍あります。
 でも私は日本は国防や安全保障に関心を持たないといけません。1991年の湾岸戦争のとき日本は1兆円クエートに資金支援しました。しかし感謝の言葉がありませんでした。
 今イラクやインド洋からも日本は撤退しようとしている。こんなことで責任を取ることを再び放棄していることに私は危機感を持っている。」国防と安全保障のエキスパート。田舎の苦労も理解できることを懸命にPRしていました。大田総理での印象より街頭では力強い。

 5番目は与謝野馨氏
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「いくら奇麗事をいっても実行できないことを政治家は言うべきではない。自民党は責任政党です。行政改革で無駄を廃して、同時に国民の皆様にも「割り勘」でご負担していただきます。
 2年続けて自民党の総裁が1年で辞めてしまったことはまことに申し訳ない。日本は潜在力があります。きちんとした政治主導で財政秩序を確立すれば、日本は再建されます。」この人の言い分が5人の候補者ではしっかりしているように聞こえました。政治家というよりは財政・経済学の大学教授の講義を聞いているようでした。
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 集会は約1時間。聴衆は皆スタンディングで聞いていました。半分ぐらいは私のような物珍しさの野次馬か。直接次期日本国首相を観察するのは悪くはないと思いますね。
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 演説会終了後は、5人の候補がフェンスのなかで聴衆と握手しながら退場していました。こちらもなかなかの人気でした。

 今月「けんちゃんの今すぐ実行まちづくり」に出演いただいている福井照さんに会いました。支援者の人とツーショット写真です。
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 板垣退助像と高知城。きっとだれかが演出を考えたことでしょう。
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 ちなみに高知県の自民党国会議員は麻生氏支持が、山本氏、福井氏、西本氏。与謝野氏支持が中谷氏ということです。自民党県連の票のうち2票は麻生氏、1票は与謝野しか。どちらにしても麻生氏圧勝の勢いでしょう。

 全体の感想ですがやはり皆さんプロの政治家。スピーチは上手いし、聞かせますね。ただもう少し、具体論や行動計画の提案がほしかったですね。

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やはり10月に総選挙

 さてだいたいの選挙の予定がでましたね。

9月22日   自民党総裁選挙
  
  24日   臨時国会

  29日   所信表明演説

10月1日   各党代表質問

   3日   衆議院解散

  14日   衆議院選挙公示

  26日    投票日


  個人的にも問題があります。「けんちゃんの今すぐ実行まちづくり」は9月番組は福井照さん(衆議院議員)。10月は橋本大二郎さん(前高知県知事・国政へチャレンジ表明)でした。橋本さんの放送ができなくなりました。
 こうなるとは思いませんでした。福井さんは6月に、橋本さんは8月に収録しましたし。

 今日は5人の自民党総裁候補が高知へ来るそうです。午後4時に高知城前へ来るとか。野次馬として見学に以いくつもりですが・・

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タフな指導者の条件とは?

 アメリカの大統領選挙は1年がかりで候補者を絞り上げていく作業。綿々と続く。個人経歴や言動が徹底的に暴露され、マスコミだけでなく、最近はブロガーのチェックもある。先の中間選挙では差別的発言がネット上の動画で暴露され、有力議員が落選することまでありました。

 それだけに大統領にいったんなりますと、3軍の指導者という世界帝国の軍司令官。また国家元首として国民の尊敬を集める存在となります。20年前の1988年に高知に来られたジミーカーター元大統領にも米国本土からシークレットサービスが2名随行してきたのですから。

 一方日本の指導者はどうなのか?圧倒的多数の政権与党の自民党・公明党の支持を受けながら安倍晋三氏、福田康夫氏は1年と持たず、総裁任期を満了せずに政権を放り出しました。

 現在自民党総裁選挙は7人の候補者が乱立しています。最終的には5人程度になりましたが、誰を見てもひ弱さを感じます。G8の首脳だけでなく、中国。韓国やアジア諸国との外交・防衛への対応も即日問われます。安息の日はないポストです。

 とにかく来る総選挙で与野党どちらが勝つにせよ、タフな指導者を出さないと日本国は世界の笑いものになります。

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2008.09.12

ゴーヤもそろそろ終わりでしょうか・・・

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 あの猛暑の時は勢いのあったゴーヤ。最近めっきり朝晩が涼しくなって来たので、勢いがなくなりました。葉も彼はが目立ちます。
 また実も虫に食われるようになりました。成長していない小さな実まで食べられています。

 受粉もどこからか虫がやってきて行い、葉っぱや実もどこからか虫がやってきては食べるようです。広報などしないのに都市部の盆栽ゴーヤでもちゃんとそういう世界になっていました。
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 小さな実まで虫に食われだしました。

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9月12日にはりまや橋サロン

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 9月12日のはりまや橋金曜市の様子です。今日は仕事が立て込んでいましたので、訪問したのは12時40分。open heartさんたちの販売はお寿司は売り切れ。ぶっかけうどんを買いました。谷ひろこさんの露店で、珈琲とベルギーワッフルを購入しました。
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 さて9日に開店したはりまや市場。なかなか盛況です。「けんちゃんの今すぐ実行まちづくり」のゲストに宇田川店長の出演をお願いしました。
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 さくらバーカリー製の玄米パンを買いました。

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崩壊した安全・安心内閣

  くず米、汚染米の食品用米としての販売は、構造的な問題に発展しています。お菓子メーカーや酒造メーカー各社に波及しました。知り合いの酒造メーカーにも累が及びました。約7000万円の損害であると聞いています。また給食業者にも転売されており、三笠フーズと言う悪徳会社だけでなく、あと何社もこのビジネスに関わりがあるようですので呆れ果てます。

 おるいしも自民党総裁選挙もためなわ。国民生活の「安心・安全」の問題に踏み込む候補者はおらず、テレビ受け狙いのパフォーマンスばかりしている。テレビ局もどうでも良い「追っ掛け」ではなく、国民の安心・安全問題について、次期リーダー候補者に問い詰めるべきだろうに。

 「国民やかましい」大臣が農林水産省のトップ。事務所経費をうやむやにした人物が、国民の安全・安心を担えるのか?福田内閣のキャッチフレーズも完全に崩壊。看板倒れでした。

 どの政党、候補者が本当に国民の側にいるのか。じっくり見極めないといけない。今度の衆議院選挙は、正真正銘の「体制選択選挙」ですし。

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米国はアフガニスタンで滅亡する

  2001年の「9・11テロ」の7周年の追悼式典にオバマ(民主)、マケイン(共和)の大統領候補者がかけつけました。オバマ氏は「イラクからすみやかに撤退してアフガニスタンに軍を増強派遣する。」と言いました。
 マケイン氏は「イラクでの完全勝利が前提。徐々に兵力をイラクからアフガニスタンへ移行させる。」と次期3軍司令官としての見解を表明しました。

 しかしどちらも間違い。アフガニスタンに介入して勝利した国はありません。そもそも1980年に当時のソ連がアフガニスタンへ軍事介入。その行為にアメリカは抗議。モスクワ五輪をボイコット。反政府勢力であるタリバンを支援しました。後のアルカイダとの関係の深いといわれる国際テロリスト(アメリカはそう言います)である、ビン・ラディンもそこにいたそうです。今度はかつてアメリカが支援した勢力と「終わりなきテロとの戦争」を継続しようとしています。

 隣国パキスタンは親米独裁者のムシャク大統領が失脚しました。今までどうりにはいきません。アメリカはアフガニスタンに足をとられ、かつてのソ連のように滅亡に向うことでしょう。

 そもそも「9・11テロ」は何故起こったのか。「格差の象徴」「開発途上国の人民から収奪したバブルの象徴」である世界貿易センターが狙われたのではないか。新自由主義の牙城が攻撃されたと思います。

 であるならば「格差」を生み出す社会の是正、政策の転換、開発途上国への広汎な支援が、本当のテロ対策になると思います。軍事介入して、誤爆して反米感情を現地の人たちに植え付けているだけではないでしょうか?
 イラクでも層でしたし、アフガニスタンでもそうなっています。
 
 自衛隊のインド洋での「無償ガゾリンスタンド」はこの石油高ですので感謝はされているのでしょう。しかし「テロとの戦い」と称して、米軍に給油する行為が「世界平和のため」になっているかどうかは検証の必要があるでしょう。

 国連も他国のNGOも入らない地域で、地元の人に慕われながらNGO活動をされていた伊藤和也さんが、反米武装勢力に拉致され殺害されたのも、自衛隊の米軍支援活動にあると言われています。
 石場氏のような「力強い感情的なトーク」ではなく、本当の国際支援とはなにか。そのあありかたはどうあるべきかが問われなければなりません。

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生命力に感服

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 沖縄の知り合いから写真を送っていただきました。カジュマルです。

 大きく育つ木です。この木もかなりの老木であるとは思います。なんか木も年輪を重ねると風格がでますね。仙人のような感じでしょうか。何かを語りかけているようです。

 願い事がかなうようなことも言われています。わたしの場合は家族皆健康で、家内安全・商売繁盛を願いたいと思います。

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新自由主義から水道哲学へ

 格差を際限なくこしらえる新自由主義。経済テロリストであると思う。世界に格差を広げ、生活必需品まで投機の対象としました。資源を持つものと、持たざるものとの差へ広がり、絶望した人たちは暴力行為に走ります。

 アメリカが新自由主義の布教の軍隊として世界中で戦争をしています。でも「成果」は出てきていません。イラクでもアフガニスタンでも成功していると思えません。それでもアメリカ経済は好調かと思いましたが、金融工学のプロの人達が練り上げていたサブプライムという金融商品が崩壊し、アメリカ経済に深刻なダメージを与えました。

 それはブッシュ大統領が「テロとの戦争」というドグマに囚われ、世界中を敵に回して軍事行動し経済を疲弊させ、的確な手が打てず経済対策が後手を踏んでしまったこともあるでしょうし。

 それで日米両国の新自由主義は陳腐化し、もやは何の効力もなくなり、有害無益な存在(格差拡大の)になりました。結局世界中に格差を広め。結果テロを誘発させただけの有害無益な経済思想でした。

 むしろ見直されるべきは松下幸之助氏が昔提唱していました「水道哲学」を発展させることでしょう。日本では水道水を通行人が飲んでもそれほど罪には問われません。それだけ供給がしっかりし、コストもやすくなっているからです。水道事業がきちんとするまでは、水騒動があり地域紛争まであったぐらいですし。

 社会基盤整備をきちんと普及させること。教育も情報通信も、基本的な産業も地域。地域で展開できるうようになれば、格差社会にはなりませんし。
 新たに再構築した「水道哲学」が必要であると思います。

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2008.09.11

広がる一方の汚染米

  大相撲会の大麻汚染問題は、3人の関係力士の解雇と、理事長の辞任で収拾に向っているようです。しかし社会問題化した「汚染米」問題は当初思われたyとりも大規模で構造的な問題になってきました。単に1社の悪徳業者だけの問題ではなくなりました。

 購入した側はお菓子メーカーや酒造メーカー。安く購入したかと言えばそうでもないようですので、「被害者」になっています。しかし会社名が公表されたので、泣く泣く製品回収をしています。

 知り合いの酒造メーカーも含まれており、そこも回収費用で7000万円かかるので、存亡の危機であると言われています。じかしなんと罪深いことをしたのでしょう。

 食の安全、安心を徹底していくことが大事。体たらくの農林水産大臣はちゃんと仕事しているのでしょうか。まさかこの問題を「やかましい」ので嫌々しているのではないでしょうか。

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青年会議所という存在意義

 今回高知青年会議所主催の「まちづくりシンポジウム」にお呼ばれしてあらためて青年会議所(JC)について考えてみたいと思います。自分もかつて所属し、結構活発に活動していたことですし。

 まず最大の特色は、「原則会費で運営し、行政や企業からの補助金で運営されていない独立自主の組織である。」ことです。また「定年が40歳。理事長の人気も1年。3年間でメンバーの半数が入れ替わる新陳代謝の激しい組織。」「思い切った事業が自己責任でやりきれる組織」であることです。

 また「世間知らずの金持ちのぼんぼんが宴会ばかりしている。」「極右思想を広めようと言う危険な団体」と言う指摘もあり、あたらずとも遠からずというところもあります。

 昨年共産党の人のブログでは、「靖国政治団体と化す日本JC」で青年会議所は「偏向した政治団体化している」とのご指摘が。

 この方は以前「けんちゃんのどこでもブログ」にも出演(土佐高知さん)いただいたことがありました。それで以下のように説明しました。

「青年会議所は多様な価値観や政治思想を持たれた人がメンバーにいます。公益青年団体であり、政治団体ではありません。たとえ極端な思想の持ち主がリーダーになったとしても1年限りのこと。来年は原則その考え方は継承されないでしょう。別のリーダーが登場するからです。

 そのあたりは組織政党の皆さんは理解不能でしょう。原則なんでもありの団体はこの世の中そう探してもあるものではないのですから。」と申し上げました。

 青年会議所の会合では、君が代を斉唱。日の丸も掲げられています。綱領には「われわれJayceeは、社会的、国家的、国際的な責任を自覚し、志を同じうするもの、相集い力をあわせ、青年としての英知と勇気と情熱をもって、明るい豊かな社会を築き上げよう。」されています。いまでも暗唱できますね。

 この言葉は60年安保闘争のときに、全学連ブントに対抗するためにこしらえられたと聞いています。70年安保の頃には全共闘運動に対抗するためにJC運動はあったとも、日本青年会議所の研修委員会で習いました。

 だとしてもわたしのようにかつて極左思想で行動していたものも入会していましたし、現役時代に夜須でのネットワーキング(アメリカ研修・結果はヤ・シーパークに結実)やヨット教室(高知国体後YASU海の駅クラブへ)、都市再開発セミナーや、ロックコンサート、浦戸湾花火大会など多数の県民市民を巻き込んだ活動をすることができました。
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 それは多くの青年会議所のメンバーの賛同があればこそ出来た事業であり、わたし1人でやったものではありません。

 と今回の「お呼ばれ」で青年会議所の現役時代のことを思い出しました。遠い昔のことですが昨日のことのように思い出されます。
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 2000年から続けている高知シティFMでのラジオ番組も、1人で出来る市民運動。学生時代の社会運動。わかいころの青年会議所での活動がベースになっているから、コンテンツは湧き上がってきます。番組ネタで苦労したことはないのは、まちづくりを意識した活動をしてきたからであると思います。
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呆れる毒物米の組織的偽装販売

  この三笠フーズと言う会社。うそで固めた毒物入り米を3円で購入し、70円で販売していたとか。どうしようもない悪徳企業ではないか。

 三笠の流通量は約229トン メタミドホス米で農水省 (47news)

最近も赤福だとか、不二家だとか、ミートホープとか悪徳企業もありました。この三笠フーズは十年以上前から「業務」としてしており,、悪質さは群を抜いています。

 「人体に影響はない」と無意味な「安全宣言」をする農水省。同じ言葉は「微量な放射能だから人体に影響はない。」という通商産業省と体質は同じ。

  福田首相の「目玉」であった「消費庁」はどうなるのでしょうか?消費者の味方の官庁はできるのでしょうか?

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9・11テロから7年目

 2001年9月11日は何曜日だったのか覚えていません。その日は高知シティFMの「けんちゃんの吠えるウォッチング」の収録日でした。午後8時半過ぎまで収録し、自宅へ戻りテレビを眺めながら遅い夕食をしている時でした。

 家内が「なんかおかしい。」と言うのでテレビを見ていましたら、ニューヨークの世界貿易センタービルにハイジャックされたという大型旅客機が体当たりして炎上していました。

 あのツインビルが炎上!そうこうするうちにもう1機が体当たりしました。どちらかのビルが崩れ落ちました。ただただ驚いて眺めるだけでした。

 1988年に「米国東海岸研修旅行」を組織し、夜須の人たちも含め、実際にニューヨークへも行き、この世界貿易センタービルへも行きました。そして最上階のレストランでソフトドリンクを飲んだ記憶があります。
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(ワールド・トレードセンター前。引率の安岡正博さんの説明を一堂は聞いています。1988年)
 自由の女神のある島へ行くフェリーからも世界貿易センターはランドマークとして美しくそびえていました。それが跡形もなく崩れ去りました。
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(フェリーからの風景。1988年)
 その直後アメリカは狂ったようにアフガニスタンを空爆しました。そして証拠を捏造し、大量破壊兵器を持っているという理由でイラクへ軍事侵攻し、「終わりなき」戦争を始めてしまいました。

 ブッシュ大統領は、テロとの戦争と当方もなく破壊活動を行うことで、アメリカの威信と良心を失ってしまいました。もはや「名誉ある撤退」などありません。

 次期大統領には重たい課題が残されました。でもそれを処理しないとアメリカの再建もまたありえないのです。

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2008.09.10

ニューカッスルは凄い都市

  最近のニュースでは、ジーコ氏(元日本代表監督。ブラジルサッカーの英雄)が、英国プレミアリーグの古豪チームのニューカッスルの監督になるかもしれないとか。

 ニューカッスル市は英国北部の都市。人口は30万程度。しかしこの街にはプロサッカーチームがあり、その本拠スタジアムは5万2千人収容。「この街はサッカーが宗教なのだ。」と米国サンジェイゴから来たテスト生サンティアゴは、スカウトに言われます。映画「ニューカッスル市のサッカーチームを舞台にしたGool」の1シーンです。

 昨日は見たい番組もないので、録画していたこのFIFA公認のサッカー映画をみました。ベッカム、ジダン、ラウールというサッカー選手もちょい役で出演していました。

 それで何を言いたいか。それは「30万都市で5万人収容のスタジアム」があることが凄いと思います。
 この街は「サッカーが宗教」だという現実ですね。なんかヒントがあるような気がします。

 人口が少ないからどうの。ではない現実。なんかヒントがあるようにも思えます。高知市も30万程度の都市。やりようによっては夜間照明のあるスタジアムはこしらえることができると思いました。

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ひ弱そうな5人の総裁候補

  自民党総裁選挙の候補者が5人揃いました。ここ2年圧倒的な党内の支持で選ばれた自民党総裁の安倍晋三氏と福田康夫氏は1年持たなくて、政権を投げ出す体たらく。この国のリーダー選びのシステムに問題があるのではないのか。

 それで今回は5人が立候補しました。投票が22日だそうですから、わずか12日でリーダーを選びます。しょせんは自民党内の内輪の党首選挙ですが、多数党ゆえに日本国首相を兼ねるので意味合いが重いのです。でもメーバーを見るとみなひ弱で、日本国リーダーの器ではない。

 資金力は麻生太郎さんでしょう。自民党国会議員の大半は麻生さん支持。地方支部の半分は麻生さん支持。出来レースのように思います。ではこの程度の内部の選挙で「タフなリーダー」が登場するのかどうかは疑問です。

 野党との党首討論や、政策論争をのなかで少しは鍛えられるのでしょうか?

 簡単に政権を投げ出すようなひ弱なリーダーでは日本国のリーダーは務まりません。

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ゴーヤの紅葉?

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 9月の声を聞きますと、なんかゴーヤが元気がなくなったように思います。なにやら葉っぱも黄色くなり、枯れるはも出てきています。紅葉するということはないのでしょうが、いちょうのように黄色く葉がなっているのもあります。

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 ゴーヤの実も虫に食われだしました。涼しくなるとそういう現象になります。そろそろ終わりなのでしょうか?
 そろそろゴーヤも終わりなのでしょうか?
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環境破壊が進む新堀川

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 高知県土木部高知駅周辺都市整備事務所の道路工事である県道はりまや橋ー一宮(いっく)線の工事も道路特定財源によりどんどん進行しています。
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 新堀川中ほどに何本もケーソンが打ち込まれ、生コンが注入され川が破壊されています。道路の橋げたになるようです。
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 また階段護岸周辺も無数にケーソンが打ち込まれ、包囲されています。やがて地下に(埋設保存)されるようです。無残なことです。
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 一方新堀小学校角から南の部分については、2006年に当時の橋本大二郎知事に聞いたところでは、「新堀小学校から南の部分ー横堀公園横は、協議する余地があるのではないか。」とのことでした。9月県議会での坂本、吉良県議の質問にも同様の答弁をしていると思っています。

 関連ブログ記事 橋本大二郎と李明博(イ・ミュンパク)の違いShinbori9093_r

 しかし現実はその南側の新堀川にもケーソンがどんどん打ち込まれています。県は完全に新堀川に蓋をする意向です。高知市中心部の貴重なビオトープと歴史資源がさほど価値のない、環境破壊でしかない県道工事により破壊されつくすのでしょう。
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 かるぽーと(左奥)とはりまや橋バスターミナルという無用の長物のツーショット。再生プランはかるぽーとを「よさこい会館」化し、バスターミナルをレンタサイクル・ターミナルにして活用すべきでしょう。

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自治労が合併して名称消滅とか

日本で最強の労働組合と言われていた自治労。2年後に全水道と交通との3者で合併し、名称も変更し、新しい労働組合センターになるようです。


「自治労」の名、消滅へ 2労組と統合後は新名称に(朝日新聞)

 零細企業に勤務する私には全く関係のないお話。日本の労働組合加盟率はとうの昔に20%を割り込んでいますし。派遣やパートや外部委託がどんどん進んで経営者有利の日本の労働現場に一石を投ずることができるのでしょうか?

 本来なら労働者評議会(レーテ)を組織して、地域社会や国家も経営するぐらいになりませんと。面白くもなんともありません。社会運動体というものはそういうものでしょうし。

 そうでなければ、しょぜんは「特定の人達の特権的な組合運動」であると思います。

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2008.09.09

やはりYahooのコールセンター」

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 高知市宝永町の旧高知スーパー宝永店店舗跡は、改造工事が急ピッチで進行しています。いろいろ噂はでておりましたが、7日の「まちづくりシンポジウム」(高知青年会議所主催)のパネラーの1人である岡﨑誠也高知市長が「Yahooのコールセンターです。」と席上明言されました。

 当初20人の採用で出発。最終的には100人を超える規模の雇用になるとの見通しを述べられました。これは「明るいニュース」ととらえて良いものでしょうか?今のところわかりません。

 旧とでんボール跡のラウンドワン高知店はすぐ近く。若者たちが集る事業所と遊戯施設が出来ます。そうなるとコンビニの1件ぐらい近所に出来るかもしれませんね。

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はりまや市場が開店

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 今日からはりまや橋商店街に「土佐の農家こだわりの店」はりまや市場が開店しました。初日はかなりの人達が来店したと企画者の松田高政さんは言われていました。
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 自分が行ったのは午後4時過ぎでしたが、それでも店内には何人かお客さんが来ていました。有機の野菜、JASS認定の野菜。材料や製法に配慮した加工食品や、お弁当、パン、キムチやおかずなども販売されていました。
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 ベースが高知暮らしの楽校。高知市西部の西塚の原で展開されていましたし。商品構成も充実してきていますし。毎週土曜日の「オーガニック・マーケット」にも関わりがありますし、今後本格的にファーマーズ・マーケットに成長すれば良いとは思います。
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 私が購入しましたのは、さくらベーカリーのデニッシュ・トースト336円。アートイーズまるふく農園のスペアミント&ココアクッキー300円。ぽっちり堂 ゆずとりんごパウンドケーキ280円。JASS認定野菜ピーマーン(井上正雄いごっそう農園)138円で、合計1054円でした。

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どこもかしこも混乱状態

 民主党は小沢一郎氏が代表に無投票当選。一方自民党は7人の候補者がひしめき賑やか。こちらは麻生VS与謝野の争いでしょうが、はしゃいでいるのは関係者だけ。国民意は投票権もないし。さっさと総選挙をしてほしいもの。

 10月解散と言う声も大きくなった。そうなると「けんちゃんの今すぐ実行まちづくり」の10月ゲストは橋本大二郎さん。番組放送予定の変更が必要。9月番組は福井照さんだけに、偶然とは言え、こんな事態になるとは予想も出来ませんでした。

 そんなことよりも「国技」大相撲の大麻汚染が深刻。結局2人の外国人力士は解雇。理事長は辞職。14日から始まる大相撲秋場所は大丈夫なのか?

 また薬物汚染米を食用として販売していた悪徳会社。次々と被害の実態が拡大。農水省は「人体に害を及ぼす程度ではない。」とのたまわっているが、「安心・安全」の食の安全を守る官公庁部署にすればいささか間延びしている。

 アメリカ大統領選挙は混迷気味で大接戦の様子。遂に住宅金融会社2社に公的資金を注入。不況も深刻状態に。インドの核開発をアメリカは承認。これで北朝鮮やイランの核開発を押さえ込む歯止めも大義もなくなりました。

 カオスの時代と言うのでしょうか。世も末なのか。21世紀の始まったばかりなのに混乱が先行しています。

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まちづくりシンポ裏話

 今回の高知青年会議所主催の「まちづくりシンポジウム」ですが、表で表現できなかったことがいくつかありました。
 まず尾﨑正直知事ですが、週末は土佐清水市と黒潮町の「対話と実行座談会」に出席されたとか。「どちらも3時間半を超える対話集会なので大変でした。」と懸命に県民の声を聞く姿勢が見られました。

 シンポジウムで「よさこいプロチームと一緒にバスに高知県の産物を積んで道中行商する。その場合はのぼりを立てた大八車を歩いて引っ張って知事と市長が行商。いつぞやどこかの村の村長さんが歩いて東京銀座を目指したように」と言いました。

 そしたら尾﨑正直知事は「それは面白い。そのときはあなたも参加せんとあかんぜ。」と壇上で声をかけてこられました。シンポ終了後も「こういう会合の前向きな話は疲れないでえい。」と上機嫌でした。この人は意外にフットワークが軽くてお調子者(良い意味で)かもしれない。官僚にありがちな尊大さがみられないし。面白い存在と再認識。

 一方の岡﨑誠也高知市長。どうしても番組へ出演しないので、不信感を持っていました。楽屋裏で「まんが甲子園が危ないと聞いています。北海道や新潟が狙っているとの噂もありますが?」と聞きました。すると否定はしません。それどころか「全国新聞社やテレビ局が主催をやらせてほしとの動きもある。視聴率が取れるからだ。まんがは高知の有力コンテンツ。絶対に守らないといけない」と言われました。少し市長を見直しました。

 朝日新聞高知版に7日のシンポジウムの記事が掲載されていました。

 高知の街づくり語る(朝日新聞高知版)

 讀賣新聞にも掲載されていました。

 まちづくりシンポ 知事 「観光資源生かす計画を」

 (讀賣新聞高知版)

 「場違いな」パネラーとして参加させていただきましたが、個人的にも意義のある行事でした。高知青年会議所の皆様に感謝です。

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1度政権交代したみたら

 ねじれが解消しないなら、衆議院も野党が勝利し政権交代してみればいい。選挙で正当に政権交代すれば1993年以来の政治改革がようやく完成するというものです。

 民主党に政権担当能力があるのかないのかがわかりますし。野党に転落した自民党もきちんと政策論争して再建されるでしょうし。良いこと尽くめです。


【福田退陣】「日本は変わらない」 英国は辛辣な見方(MSN産経ニュース)

 英国は小選挙区で政権交代している議会制民主主義の国。英国に馬鹿にされないためにも民主党は力をつけ政権交代できる実力をつけてもらいたい。

選挙で政権が交代するのが1番良いと思いますね。

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2008.09.08

よさこいプロ化構想の真意

 昨日の高知青年会議所主催の「まちづくりフォーラム」のパネラーとして知事や市長、青年会議所理事長と同席させていただきました。そのおり「よさこいをプロ化すればどうだろうか」と発言させていただきました。

 地元紙朝刊にも昨日のフォーラムのことが小さい記事になっていました。その記事の中でもその発言が取り上げられていました。知事も反応し「それは面白いね」と言いました。
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 わたしの発言の真意は「サッカーもプロ化し、裾野を広げたから強くなりました。よさこいも高知が本家であるならば、踊る人をプロにし、年中踊ってもらう仕組みをこしらえたらどうだろう。全国各地へ高知の物産販売とともに出張し、踊を教える。
 よさこいも今や全国200箇所で開催されている。その指導に行けば高知が本場であるとみな心底思いますね。」

「現地へ来て、指導すればれば、今度は本場の高知へ行って踊ろう。という気分になるでしょうし、高知のファンは拡大します。高知の物産もその信頼関係で販売は拡大します。
 それにヘアーや化粧、衣装や、地方車(じかた)、音楽など関連産業もより活性化するでしょうし。そのためには「プロ化」が必要です。」と。
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 サッカーや野球は「プロ化」して競技力が大幅に向上しました。よさこいも同じです。
 10人のプロをこしらえる。年収は500万円を保証する。よさこい会館で本場の踊を披露し、指導もする。もちろん県外へ出張して指導もする。

 プロの下に日当2万支払うセミプロ(予備軍)を100人養成する。これも県外へ出張したり、よさこいともなれば踊る部隊です。その下に1000人のよさこいサテライトを登録する。踊の上手い人を組織する。それでプロ化する。

 音楽や地方車をどうするのかとか問題はあるが、プロ化を前提に考えていけばなんとかなるでしょう。

 本音は南国FCがJFLに昇格し、J2へ昇格してもらいたい。でもそのためには夜間照明のあるスタジアムが地元に必要。結構ハードルが高そうです。それは今後の高知の課題として皆で取り組みたいが、高知の「強み」を活かすプロジェクトとすれば面白いかもしれない。

 「宝塚」のようにわざわざお金を払って遠くから見に来るようになればしめたもの。そう思いつきました。

 よさこいは「女性の祭り」であると思います。個人的には乱暴で死人がでるような祭りが好きでよさこいは子供の時にも誘われましたが踊る気になれませんでした。でもそれから急成長し、全国に広まると言うことはそれだけのパワーがあるのでしょう。

 高知は本家本物のオリジナルがあるのですから、その強みを活用する為の「よさこいプロ化」なのです。

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まだまだ厳しいアジア予選

 日本は7日未明のバーレーン戦に辛勝しました。最終予選最初の試合の勝ち点3は大きい。しかもアウエーで。日本のサッカーも首の皮1枚で残りました。

 猛暑とアウエーは気持ちで相手を上回らないと勝てません。最後まで気の抜けない試合でしたがなんとか勝ったのは良いとしましょう。結果が逆になっていれば日本はこの時点で終わっていましたね。

 ブログレポート やはり最終予選は厳しい

 先行逃げ切り型の日本です、逆転ができる力はありませんし。石油高騰で中東の湾岸諸国はサッカーにまで投資しているので手ごわい相手です。初戦に勝ったとはいえ残り5分ではスタミナ切れ。危ない試合でした。

 まだまだ油断はできません。

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2008.09.07

まちづくりシンポにパネラーで参加

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 今日は昼から高知青年会議所の「まちづくりファーラム」の講演会とシンポジウムに参加してきました。アウエーの洗礼でした。普段は年始周りの挨拶と結婚式ぐらいしか着用しないスーツを着て行きましたし。調子のでないこと。
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 第1部は中奥良則氏(まちづくり塾)の講演が1時間ありました。全国各地の事例を参考に高知の可能性についての提案がありました。印象に残った言葉を拾ってみました。

「県のブランド戦略がしっかりしている県は実績をあげています。島根県や鳥取県はしっかり文化の発信をしています。」

「愛媛県今治市は、松江ー尾道ー今治ー松山ー高知の文学の道の構想を進行中。同志社大学が関与して各市にゆかりの文学者に光を当て、まちづくりにしている。」

「明治大学や早稲田大学も地域社会との関わりを強めようとしています。大学の活用は必要です。とのことでした。
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(シンポが始まる前に壇上から客席を撮影してみました。客席が近く迫ってきます。NYのブロードウェイの劇場みたいなつくりなのだろうか?)
 その講演を受けて第2部は「まちづくりシンポジウム」です。「場違いなパネラー」として参加していました。県知事と高知市長と高知青年会議所理事長らのパネラーと同席させていただきました。

 市井の市民代表として発言させていただきました。蒸し暑い気候と、こんな天気では絶対に着用しないスーツを着て会場へいきました。壇上へ上がりますとやはりアウエーの雰囲気。でも顔見知りの人も何人かいるので自分を励ましながら発言しました。

 知事も市長もそれなりに自分の言葉で話していました。市井の市民のけんちゃんも発言自体は破滅はしなかったようです。(壇上にいたために知事と市長の話しのノートはとれませんし、それなりに緊張してますから・・)

 自分としては「食」であれば、オーガニックにこだわりをもつこと。高知県物産公社をこしらえること。「食」以外の高知の自立であれば、自然エネルギーの供給(太陽光、水力、風力、木質バイオマス)で発電する県になること。
 「よさこい」をプロ化してチームを作り、全国へ教えに行く。各地で高知物産市を開催。そこでよさこいも踊るとか。バスをこしらえて行けば良いと話ししました。

 司会進行とコーディネーターの中奥氏が、知事や市長や私と理事長が話す内容を同じ内容で解説したり、事例紹介していたので、パネラー同士の討議にはならずに終わりました。

 せっかくのシンポジウムですが告知が不十分なせいか参加者が少なかったのが残念でありました。

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やはり最終予選は厳しい

  2010年の南アフリカ大会の出場権をかけたアジア最終予選の日本VSバーレーン戦。アウエー(敵地)での初戦でした。試合開始が日本時間の午後9時半でありました。イスラムのラマダン(断食)期間中で日のあるうちは食べ物を口にしてはいけないという習慣だそうです。

 試合会場を流れる独特のコーランのリズム。身体能力のあるナイジェリアやモロッコ、チャドの選手を帰化させるお国柄。しかも今石油高騰で大儲けしている。どんな強化をしてくるのか不気味でした。しかも日本は3月のアジア2次予選でこのスタジアムでバーレーンに0-1で負けていますし。

 苦戦は予想されましたが、出足は日本は良い。前線からFWの玉田と田中がボールを追廻、2列目の松井と3人で攻撃ともなればドリブルでバーレーンの守備へ切れ込む。たまらずファイル。前半18分にフリーーキックから中村俊輔が待望の先取点。

 前半終了間際も積極的な仕掛けで、PKを獲得。遠藤が落ち着いて決め前半で2-0でした。後半も日本が押し気味に展開。疲れもあるのかバーレーン守備も粗くなり後半22分に退場者が出て、日本は圧倒的に有利な展開に。

 後半31分に長谷部がバーレーンのクリアボールを奪い、シュート。惜しくもバーに当たる。田中がつめシュートするもこちらもバーに当たり得点できず。日本の特色の「決定力不足」が出てしまった。

 それでも松井に変わった中村(憲)が後半40分にミドルシュート。これが見事に決まった。3-0。残り時間は5分。バーレーンは1人少ない。日本初戦で難敵バーレーンを3-0で完封。と勝手に思い込んでいました。

 ところが後半42分に相手の低いクロスを日本守備陣が「ボール・ウォッチャー」になりバーレーンに1点献上。
更に相手ボールを頭でクリアし、GK楢崎に渡そうとした田中マルクス闘莉王のオウンゴールで2点目を献上。これで「死んでいた」バーレーンが蘇り大攻勢。危ないシーンが何度もありましたが、なんとか逃げ切り終わってみれば、3-2の辛勝。大変な試合でした。

 85分までは完璧な日本の試合。残り5分で疲れからか凡ミスで2点取られました。

 いやはやワールドカップ予選は厳しいもの。見ていまして最初から最後まで「緊張感」がありました。「弱い」「力が落ちた」という日本代表ですが、いやはやなかなか「アジアでは強い」と思いますね。

 攻撃陣に玉田、田中、松井のドリブラーが効果的でした。守備ではサイドの阿部、内田も頑張っていました。ボランチの遠藤は攻撃、長谷部は守備とバランスがとれていました。

 ただ選手交代には疑問が。松井と中村(憲)の後退は良い。玉田と佐藤。長谷部と今野の交代はどうだろうか。玉田も長谷部も良かったし。せっかくドイツから呼んだ稲本をどうして使わなかったのでしょうか?
 相手も疲れていたし、攻撃力のある稲本の存在は相手も嫌がるとは思いましたが。

 緊迫した試合は「熱く」なりますね。朝3時起床でしたが眠気が全部飛びました。

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あるべき都市の姿について 9月12日(金)

西村 今月の「けんちゃんの今すぐ実行まちづくり」のゲストは衆議院議員の福井照さんです。福井さんは元建設省に勤務され都市問題に大変詳しい人です。取り付きにくいと市民には敷居の高い都市計画問題や、まちづくり問題をわかりやすくお話いただけると思います。

 今日のテーマは「あるべき都市の姿」についてお話を伺います。

 高知市などの地方都市は、中心市街地が郊外型ショッピングモールの登場により衰退し、活力がなくなってきました。映画館すらない状況です。
 福井さんは以前英国も同様の状況であったが、郊外への出店を規制し、中心市街地と提携して出店するようになってから共存して繁栄していると言われました。

 それはいわゆる「まちづくり三法」が促しているのでしょうか?高松市丸亀商店街の再開発ビルなどは成功事例と呼ばれるものなのでしょうか?
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(郊外型大型店舗の登場で都市の姿が変わりました。)

福井 そうですね。中心市街地を守るというのは国是であると思っています。役所(建設省)にいるときの最後の仕事が「地方の中心市街地の再開発」でした。最初の法律をこしらえました。

 地方の中心市街地の再開発は最初はアメリカから始まりました。1980年代のアメリカでは地方都市が衰退し、中心市街地が荒廃し、ダウンタウンに低所得者の黒人層とヒスパニック層が入り込んできて治安が悪くなり、その地方都市から勤労者層もいなくなり、企業もいなくなりました。そのまちが「溶けて」なくなってしまったのです。

 その結果ダウンタウンが一番大事であるということがアメリカ人は理解しました。そこで都市の再開発施策を始めました。それがすぐに英国に波及し、90年代初頭に「タウンセンター・マネジメント」という考え方をを英国が発明をして地方都市のタウンセターを皆が活き活きして歩いて買い物したり、食べたいものを食べたりするゾーンに中心市街地をしないと地方都市がなくなってしまう。

 そういう意味でTMOというのは、イギリスの考え方を直輸入して日本でも10年ぐらい前からやり始めました。

 なにが違いかと言いますとイギリスは主体はNPOなんです。タウンセンター・マネジメントの主体なんですね。日本はNPOがまだまだ未熟で民主主義が発達していないので主体が市役所なんですね。そこが全然違います。そこがせつなくて。成功例だとかなんだかは言われていますが、青森や富山や金沢の事例を言われますが成功事例が僕にいわせれば1個もないのです。

 どうしてかと言いますと。英国のサッチャー政権も最初は「規制緩和」から始まったのです。日本の地方都市がが小泉ー竹中路線で苦しんでいるように、最初は新自由主義でした。規制緩和、市場原理、すべてフリーにすると言うことでいままで規制してきた郊外への大型ショッピングモールをサッチャー政権は最初は許しました。

 だから地方都市の中心市街地がみるみるうちに衰退しました。いままで郊外のショッピングセンターはなかったからです。同じサッチャー政権は間違いに気がつき、すぐに郊外の大型ショッピングモールをすべて禁止しました。それ以来政権が変わっても、1つの郊外型の大型ショッピングモールは出来ていません。

 そういう施策のファクト・フィンディングがあって転換がありました。背景は日本と全然違っているのです。かつて許したことをもう一度禁止するのですから。
 「ごめんなさい」という激しい施策の転換というのが日本人にはなじめないということですね。

 日本では地方都市の中心市街とを守ることは国是なんだけれども、中心市街地がぼーとしているというので現在推移しているということですね。
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(高松市丸亀町商店街の再開発ビル)
西村 それだけ思い切って規制緩和して、また規制を強化する。というイギリスならではですね。凄いことをしたのかなと思います。

 日本でも「まちづくり三法」というのは郊外へのショピング・モールを規制していく法律のように聞いてはいますが、それだけの拘束力があるのでしょうか?

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福井 だいぶ効果は出てきました。県により強弱はあります。一切今後の出店は無理だなと思わせる県が出てきたことはあります。とにかくこれからは地球環境問題もありますので、都市はコンパクトにしてできるいだけ自動車を使わないようにする。楽しく街を歩いてわくわくどきどきしてお話もして、食事もしてという。これからは「コンパクト・シティ」が国是になります。

 なるべく郊外の大型ショッピングモールはつくらないようにことなんです。ただ郊外の大型ショッピングモールをこしらえる立場の人からしますと「まだまだ購買力があるではないか」と言う人がいます。

 高知でもあまだまだ郊外に2つくらいこしらえてもお客さんがやってくると言われています。と開発当事者に読まれているぐらいまだ私たちは購買力があるのです。

 しかし都市計画において、高知市長さんのポリシーにおいて少なくても当面は高知市には郊外型の大型ショッピングモールは出来ないでしょう。私たちの目標はなるべく都市をコンパクトにしていくことです。

 高知市は環境白書にも載りましたし、路面電車を活用して、低炭素社会のモデル都市として私たちは暮らしている。と日本中から既に認められています。より低炭素社会の象徴が中心市街地になるのです。中心市街地は商店街だけのものではない。学校も病院も、住宅も全部含まれるのです。これからはどんどん街の真ん中にいろんな施設をもってくるのです。
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(都市開発事例で有名なアメリカのボルティモアのイナ・ハーバー)
西村 そのあたりの議論はいろいろ市民レベルでも行われていました。討論会を見に行ったこともあります。高知大学を中心街へ誘導する。高知女子大は池へ統合する。追手前小学校は廃校にして新堀小と統合、跡地を商業地にするなどお互い連携のないちぐはぐな都市再生プランが乱立しています。

  高知県や高知市には「都市計画不在」のように思われます。あるのは街路整備計画だけのようにも思います。
 都市計画とはどのようなものなのでしょうか?マスタープランにおいても高知では市民参加が保証されず短期間で決める傾向があります。市民参加と情報開示が中途半端です。

 お立場上お答えできにくいテーマかもわかりませんが、おかまいない範囲でそのあたりをどのように整理し、考えれば良いのは。お話ください


福井 都市計画法は昭和43年(1968年)にこしらえて、その時に市街化区域をこしらえました。市街化区域とそれ以外の区域をつくりました。

 はっきりした線で区分したのです。しかしそうして区分した市役所ほど土地が安いからという理由で市街地以外の地域へ公共施設を移転させたり、新たにこしらえたりしていました。40年の悲しい歴史があります。

 いまは端境期であると思います。そうしたゾーニングをすると言う手法の都市計画が破綻をした。失敗したということは国土交通省もわたしたちも共通の認識になっています。ですから建物を建てるときの制限だけではなく、目標は地球環境に寄与するというこいとで都市をどうやってつくるのか。そのための規制があり、誘導がある。
 
 今までとは全く違うという考え方で都市計画をすればブレークスルーできると思います。

 今までの延長線で考えても何も進みません。お互いに不平不満だけいうて終わり。お互いをうまくとり持つ場所がないのですね。

西村 ないのですね。1990年頃の時代に高知市は横山市長の時代に、都市再開発のために都市計画税を導入する構想がありました。当時自分も青年会議所の時代でしたのでセミナーなどもやりました。
 地域地域の不満が地区懇談会で爆発して、行政側がそれを受け止めて対話しているうちに時間切れになりました。なかなかそれは難しいですね。

 福井さんが「あるべき高知の観光とは」で言われていましたように1つの街であれば1人のプランナーが設計したら景観も一貫したものになるから良い街ができますね。でもそうはなかなかならないからばらばらになります。

 もう1つの視点は防災の観点です。高知市は低地の街ですね。シティFMのある潮江とかわたしの住んでいる下知は南海地震時水没することがわかっているのに、現在物凄くインフラ整備をしています。電柱地中化工事もしていますし。

 水没することがわかっているのに市役所もどうしようもないし。高齢化、少子化だ、介護保険だがあるので、市役所も動けない。皆答えがないのではないでしょうか?
 そのあたりは国として国政として「救いの手」とか「方策」はありますか?
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(高知市下知地区、潮江地区は海抜0メートル地帯で海に近く軟弱地盤です。)
福井 国として公共体としてはないんですよ。僕は役所の時もしていましたが「風水」ではないかと思いますね。占いだけではなくと(都市における)「風の道」「水の道」を守るということです。人間こそ自然だから。

 都市は人工で、自然と対立している。というのは全く間違いです。都市も自然なんです。人間が自然だからです。自然そのもののわたしたとが、自然そのものに、ナチョナリーに暮らしている。アスファルトだって、セメントだって自然のものですよ。

 そういう街の暮らし方はそこの風水論で、そこの龍脈が沸いてくる。地球からエネルギーが沸いてくるところに市役所、県庁やお城を建て、南側に海があって、広びろとしたところで経済活動をし、北と、東と、西には山があって敵から守られている。そういう風水論というのは、極めて有効なんです。

 おどろおどろしいことを言っているのではなくて、生態学者の人がいつも言っていることです。生態学の中でなにが1番大事かと聞きますと「地下水である」と。「地下水脈を切ったらあかん。」と。「地下水ほど生態学上重要なものはない。」と。

 徳川吉宗が江戸中に地下水道を引きこんだんです。そしたら、物凄く悪いことが起こりました。なぜかと占い師に聞きますと「それは地下水脈を切ったからだ」といわれたそうです。

 地下水脈は磁気も持っているし、電磁気のほうもそうだし、地下水脈を頼りに多様な生き物が生きているので、「風の道、水の道、地下水を大事にして」私たちがそこにしっとりと自然と一体となって暮らしている。という都市がどういうものであるか。

 高知の南国の、室戸の、宿毛の街と自然と地下水とを「見る力」が、「読み解く力」がいります。そんなことは近代都市計画の中では、近代土木工学でも1個の教えていません。だから物凄く前に戻らないといけないけれども「知恵の埋蔵金」が固まっていると思うんです。

 だからけんちゃんがずっと不平不満があるのはそこなんです!その「読み解き方」が足らんということです。

 
西村 なんか高知市は「環境都市宣言」にエントリーをしたようです。さきほど福井さんが話された「観点」や「視点」があるのでしょうか?

福井 それは未だ役所ベースに乗らないから。だけど水面も活かすし、山も活かすし。僕の言葉ですと「風水」ですけれども。考え方は入ってはいますね。
 環境モデル都市として世界に認められる活動。それで1番大事なのは人をつくること。そして「意識」です。意識。

 だから私たちが全員同じ気持ちで低炭素社会をつくるんだ。低炭素社会の世界のモデルになるんだ。その意識をつくることです。それこそ風水で地域を読み解いてわたしたちが暮らしている大地は一体なんなんだ。それを知る為にも、一緒に活動する。そういうことと思います。


西村 もう1つ質問です。富山市などは路面電車を活用したまちづくりを行っているようです。鉄道の廃線をうまく活用したようですが。廃線を路面電車に活用して熱心にまちづくりをされているようです。

 高知も路面電車が動いていますし。それを都市づくりに活かす。路面電車を高知駅から北へ伸ばす。イオンまで延長します。北部環状線を路面電車を走らす。そういうことの実現は、今の法制度とか都市計画のなかでは実現は無理なのでしょうか?
 やる気があればできるのでしょうか?
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(米国ポートランド市の路面電車。やっしーさん提供)
福井 やる気だけでは駄目です。技術開発がいります。パンタグラフのないLRTが必要です。北海道で実験が終わりました。出来そうになったんです。
 リチウム電池と言って何億回に1回は発火するので、なかなか導入できないんです。リチウム電池を積んだ路面電車です。

 停留所に電車が停車するたびに、横から(充電器)をピット出して、充電して走行する。バッテリーに充電するようにして走ります。そうなりますと架線が要りません。
(パンタグラフも架線も架線を支えるビームなども不要になります。)
 そうすると路面電車の背も低くなります。そうなれば高知駅の1階のあの空間の天井の高さでも電車は北側へ通り抜けることが出来るんです。

 今は行けないんですけれども、新しい技術開発した後のLRTや路面電車では可能です。行けるのです。それも早く実験をまずして高知で導入できるのです。それもコレもお金がいります。

 今の土佐電鉄の経営状態で、そんな投資が出来るかどうか非常に難しいと思います。それは私たちの税金で市役所と土佐電鉄とかが合体して、プロジェクトができるか。それがキーであると思います。
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(よさこい電車。写真は浜田光男さんに提供いただきました。)
西村 風水の話は面白いですね。高知市は山に囲まれ、海もちかくにある地方都市ですね。しかし、アスファルトの放射熱や建物や自動車の排熱で街は暑いです。夏にはエアコンをいれないとすごせないほど街が暑いというのはおかしいですね。エアコンをかけるからよけい暑くなりますし。

 これは風水の立場から見てもおかしいと思いますね。夏はエアコンなしで過ごせる街であるとか。市民がやる気になれば出来るのではないのでしょうか?

福井 石油・石炭を卒業することは可能ですね。ちょうど東大の学長が自宅を改造されて太陽熱発電パネルその他をやっていました。80%を削減したそうです。
 石油・石炭は80%削減できるんです。だから太陽光でエアコンも使用可能です。
太陽光を使用するためにはエアコンも冷蔵庫もすべてCO2が低いものにしないといけないんですがね。

 いずれにしてもわたしたちの住まい方が地球としっとりいっている。そういうことが風水論ですね。60兆個細胞があるけれども、分子生物学的には、死んだらすぐ風になりますからね。

 だから風も水も自分自身も一体だという生き方をいかにできるか。そこにかかっていると思います。

西村 福井さんのホームページのなかで北山孝雄さん(北山創造研究所所長・建築家安藤忠雄氏の弟)との対談で「風水の話」はとても面白く興味を持って読みました。お互い面白い話をしまくって終わっているようでしたが。環境と都市が密着しているという話は初めて聞きました。

福井 都市計画で定めているのはドイツです。「風の道」と定めています。「風の道」という都市計画そのものがあります。
 道路をここからここまであるけど。風の道は山からこういうふうに風の道があるので、ここにビルを建ててはいけない。はっきりあるんです。

 風水をおどろおどろしいというのは、日本だけです。
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(道路を引き剥がし河川を韓国ソウル市は復活させました。チョンゲチョンです。)
西村 韓国ソウル市のチョンゲチョンの時も「風の道」がどうしたこうしたというのはテレビで見ました。風はチョンゲチョンの上をこう吹くから温度が下がる。そういうのがあるんですね。

福井 今度はっきりするのは東京駅南側にある大丸がありますね。大丸が壊されます。そうすると江戸湾の風の道が、大丸の高層建築で通れなかったのが、なくなるとそのまま皇居まで行きます。風の道を復元するのですね。(大丸は移転します。)

 もともと風の道に東京駅はありました。無意識ですけれど東京駅周辺の建物を低くすることで風の道が出来ます。皇居は武蔵野台地の先。このさきに海があって。皇居には雑木林が一杯あります。そこへ向って潮の香りがする風が吹きます。


西村 大きな再開発ですね。そうなると日本橋の上にある高速道路も撤去しないといけないですね。

福井 ありますね。川沿いに風は行きますからね。川沿いに建物とか高速道路などをこしらえるのがそもそも間違いですね。

 あのときはしょうがなかったんです。関東大震災の後にいろんな広場をつくって、公共空間がたくさんありました。高度経済成長のときは、東京五輪の時は、使用せざるをえなかったですね。いちいち用地買収なんか出来ませんでしたし。

 それが川の空間だったり、関東大震災後にこしらえた防火帯であったり。そこへ高速道路を通すしかなかったんです。突貫工事でしたし。

西村 その話を聞きますと高知であれば風水を意識した都市づくりは東京ほど労力なしにできそうに思いますが。

福井 そうですね。さえん場から、最初でしょ。オリジンで。そこの近くまで船で来て。さえん場が最初の商店街だったんですね。

西村 そうですね。九反田のかるぽーと近くの堀川を船が着いて、そこから歩いて現在のはりまや橋商店街付近が昔の高知市の繁華街でした。
 船は藩政時代は大丸前まで水路がありましたし。
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(桜に季節には堀川には「お花見遊覧船」が登場します。)
福井  キーは水面なんです。水面の復活ですね。

西村 でもいまの高知市の都市づくりは水面を埋めていますからね。「16億円の無駄遣い」といわれているはりまや橋バスターミナルにしても、むしろ川を堀返せば価値がでるでしょうに。全部逆行してますよ。話が行政側とかみ合いません。
 事業を批判するとかみ合わないし。かといって迎合するわけにはいきませんし。
 ではあのバスターミナルは利用計画は?と聞きますとなにも考えているようにはないですし。都市計画の不在なんでは思いますね。

 風水の話は自然で沖縄でも首里城は風水で決めたと聞いています。建築で「鬼門」というのがありますが、これも風水の1種なのではないでしょうか?建築家は一応学習しているとは思いますが。


福井 建物のほうはそうですが。

西村 都市計画のなかでは「風水」はまだまだ活用されていないということですね。

福井 そうです。

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2008.09.06

残暑の中でのセーリング

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 今日は残暑厳しい1日でした。朝7時半過ぎに夜須に向っていますと南国市の高知龍馬空港付近で土砂降りに。雨は吉川、赤岡と続き、夜須へ着くと降り止んでいました。

 ハーバーでぎ装(ヨットの組み立て)をしていますと、今日は高知大学ヨット部は休みだそうで、夜須中学しかいません。後で社会人が3人来ました。

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 大人のヨット教室で指導した人が、セーリングに興味を持たれているので、1日一緒にコーチをしました。今日の海は風も程よく丁度でした。なんとかお気に入りにしていただきました。早速YASU海の駅クラブに入会いただきました。

 そんな訳で今日は1日(午後4時半)まで夜須にいました。夏休みの子供みたいに朝から(8時過ぎ)から晩まで海で遊びました。
 
 今晩は早寝してW杯アジア最終予選「バーレーンVS日本」戦を見ませんと。午前3時半試合開始ですし。明日は昼から高知青年会議所の「まちづくりシンポジウム」のパネラーの1人。「スーツ着てくださいね」と言われましたし。
 慣れない背広着用ですので「アウエー」の日本代表の試合のようですね。

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リーダーを安易に待望してはいけない

 その地域のリーダーは、その地域の人民レベル以上の人物は出ないと言われています。ですので安易に「小泉さんはリーダーシップがあった。」と煽り立てる一部のメデァもありますが、いかがなものか。

 小泉純一郎氏の本質はアメリカ従属論者であり、愛国者ぶってアメリカ従属国に日本を「構造改革」したのです。日本人の誇りや勤勉性をアメリカ型の格差社会をこしらえることで「ぶっこわそう」としたのですから。

 他人の意見を聞かず身勝手に自己主張だけするリーダーは、リーダーシップがあるとは言いません。「私が戦闘地域ではないと言えば戦闘地域ではない。だからイラクは戦闘地域ではない。」と無茶苦茶な論法で自衛隊をイラクに派兵し、日本の国際的な地位を大幅に低下させました。
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(国民生活を「ぶっこわし」日本を格差社会にしたリーダーでした。)
 自民党に「リーダー」がいるとも思えません。たぶん総裁選挙の騒ぎのなかで大手広告会社が請負い「裸の王様」をこしらえることでしょう。

 私たち市井の市民はその時に「王様は裸だ!」と叫ぶjことです。それが日本の民主主義を守ることになるのですから。

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2008.09.05

タフな指導者でないと通用しません

  福田首相が辞任する前に「総裁選挙は賑やかにやってほしい。」と言うたので、われもわれもと自民党総裁選挙は立候補者が出てくるようです。

 自民党総裁選:石破、山本氏も意欲 乱立模様に(毎日新聞)

 なんだか「太田総理」に登場する山本一太氏と太田総理の「天敵」である石破茂前防衛大臣まで立候補に意欲というのですから、賑やか過ぎますね。

 でもそんなことより、タフな指導者を選びませんと。安倍晋三氏も、福田康夫氏も自民党の大多数の総意で選ばれた日本国のリーダー。2人とも1年ももたない体たらく。自民党のリーダー選びが駄目だったと言う証ではないのか。

 世界の指導者と言えば、アメリカの大統領は誰が出てきてタフですね。ロシアのプーチン首相はオフで森で虎に遭遇し、冷静に麻酔銃で眠らせたとか。中国の胡錦濤氏はチベットを平気で弾圧する指導者。フランスのサルコジは、日本嫌いなわがままもの。イタリヤの首相は3度目だし。ドイツやイギリスの首相もうたれ強いようです。

 まして拉致問題に、竹島問題、海底油田問題もあるし。緊急の経済対策は気合いを入れてしないといけない。

 ですのでタフな指導者でないと持たないでしょう。麻生さんはお金持ちですが、言動が心配。軽すぎます。与謝野さんは適任ではないかと個人的には思いますが、健康不安があります。河野、小池氏派「存在が軽すぎる」から激務に耐えられそうにありまんし。

 たくさん出てきたところで、耐えられる指導者は見当たりませんね。

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道路建設で破壊が進む新堀川

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 はりま橋商店街金曜市の帰りに、新堀川の工事現場をと通りました。のどかな運河の雰囲気は破壊され、重機や矢板が設置され、あわただしい工事現場になっていました。護岸も見事に壊されていました。
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 これほど川を破壊し、護岸を破壊する意味があるのでしょうか?これも道路特定財源で建設されている道路ではありますが、どれほどの経済的効果があるのでしょうか?もはや無意味としか思えません。
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 道路建設されていない新堀川は高知市中心街とは思えない景観です。もっとこの景色と歴史的ないわれをきちんと検証すべきでしょう。
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9月最初のはりまや橋サロン

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 9月最初のはりまや橋商店街金曜露店市。蒸し暑い。市へいく直前に弱いにわか雨が降りました。路面が程よく濡れたので涼しくなりました。でも日差しがあるとまたもや暑くなります。
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 今日は谷ひろこさんのお店でカレーライスを食べました。キムチの店で白菜キムチを買いました。露天のパン屋さんではガーリックラスクを2個購入しました。それでお知り合いとたわいもないおしゃべりをしていました。
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 また来週の火曜日の9月9日からはりまや市場が開店します。お店の前へ行きますと、少し開店の準備をされているようでした。「土佐の農家のこだわりの店」」ということですので、関係者の皆さんの期待度は高いようです。
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 通りかかりの人達に7日の高知青年会議所のまちづくりフォーラムへ出るそうやねと。冷やかされました。暑いけんど普段は着用しない背広で行かんといけないようですね。なんかそれだけでアウエーの気分ではあります。
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原子力学会番外編

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(土佐の皿鉢(さわち)料理。刺身や貝、お寿司などが盛り付けられています。)
 9月4日から6日までの予定で原子力学会が高知工科大学で開催されています。日本の原子力について、原子力学者、大学関係者、土木会社、電力会社、コンサルタントなどのべ1000人の人たちが、来ているらしいです。

 参加された1人の人と会う機会があり、市民有志と高知市内の居酒屋で交流することになりました。高知といえば皿鉢(さわち)料理。それを囲んでの交流会でした。

 飲み慣れない土佐の冷酒、吟醸酒なんかを飲んでしまいましたので、軽い酩酊状態になりました。話は断片にしか聞き取れませんでした。忘れないうちに書き留めておきます。

 「日本の原子力研究と言うのは国からの支援がなければ成り立たない。莫大な費用を毎年国が出している。原子力に関しておかしいなと思っても、批判できない雰囲気にある。」

「昨年東洋町で高レベル放射性廃棄物最終処分場が頓挫した。国とNUMOは深く潜行して、最終的には廃棄物処理実験場のある北海道・幌延町が危ないと思う。

 関連記事 エネ庁、北海道幌延町に高レベル放射性廃棄物処分の模擬施設(日刊工業新聞)

「高速増殖炉もんじゅに2兆数千億円つぎこんだが、失敗しました。アメリカもフランスも諦めたのに日本だけがまだ執着していますが、上手くはいかないでしょう。」

「もんじゅで原子力発電の燃料をこしらえる計画でした。ところがうまくいかない。それで50年前に既に認可していたにもかかわらず、「放置」されていた「プルサーマル計画」をむじ返し今更ながらやろうとしている。全く無意味な計画。」

「青森県六ヶ所村の中間処理施設は、そもそももんじゅの燃料をこしらえるための施設。今はもようがえして、プルサーマルのためにプルトニウムを取り出し、高レベル廃棄物をこしらえる施設になっている。しかしガラス固形体の製造に失敗し、計画は先送りになっらた。」と驚くお話ばかりでした。

「スルーマイル島(軽水炉型)もチェルノブイリ(黒鉛型)も結局設計ミス。人為的なミスではない。」

「よく原子力発電は、二重、3重に防御されているから放射能が外に漏れることはないと言われています。しかし2800度以上になれば鉄(1500度で融解)もコンクリートもすべて溶かしてしまいます。

 言われている事故は想定内のもの。スリーマイルもチェルノブイリも原発関係者の想定を超えていた。地震のリスクもあり想定外の対策をしないと危険ですが、そのようなことをしているようにはない。」

 まだまだ話しは続いていましたが、聞き取りはこのあたりになりました。

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ブログを政治に活用しよう

 アメリカの大統領選挙では、100ドル払えば、ネット使い放題で取材のブログ記者になれるそうで、オバマ陣営には500人を超えるブロガーが集結しているようです。
 それに引き換え日本は総務省が「縛り」をかけることばかりをして、市民の無関心を助長しています。

 阿久根市長選当選の前市議、今度はブログで当選お礼?讀賣新聞)

 選挙に関して「文書配布にあたる」とかいう難癖でブログを規制する。おかしいと思いますね。実に馬鹿げでいます。これでは個人の感想もかけないのではないか。

 こういう部分の規制緩和はしませんね。おかしいと思いますね。

このところのマスメディアの「政局報道」「自民党総裁選挙に関するどうでも良い報道や話題」には辟易しています。ブログで市民がどんどん意見を公表すべきです。

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2008.09.04

ボカシ肥料をいただきました。

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 有機農家の井上正雄さんにボカシ肥料をいただきました。都市部のプランターの中だけの世界ですので、栄養分の補給はままならないでしょうし。
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 今年は「大豊作」でしたし。5~6回実も収穫しましたし。4人にもおすそわけしましたし。もちろんスーパーなどで販売されているゴーヤの実より遥かに小さいし。
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 グリーン・ウォールというか緑のカーテンの効果はありました。

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不況の中での好調な業界

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 高知市仁井田の新高知重工。愛媛が本社の造船会社。見るとどんどん船を建造しているようです。あと数年は仕事をかかえているようです。

 陸の上の土建会社は「氷河期」ですが、海の仕事は好調なようです。先日も海の仕事の関連をしている友人が訪ねてきていました。

「忙しくて職安に求人している。工期に追われて人が足らんきに。」

「それは羨ましいな。なんぼか儲けゆうろう。」

「それがそうでもない。資材は上がっているが、請負金額を上げてくれんから、利益はどんどん減りいう。持ち出しもあるし。」とか。

 四国でも波子浜や今治、多度津など造船関連のある地域経済は好調のようです。

 ただこの造船業界波があるようです。十年周期だそうで、仕事のある10年と、全然ない10年が交互に来るとか。造船は今韓国が建造量が世界1とか。価格の競争は厳しいようです。

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大丈夫なのか国技の大相撲

 昨年は新人力士がリンチで殺害されました。横綱の品格が問題になっているかと思いきや、今度は麻薬汚染でロシア人力士が解雇され、また別のロシア人力士2人からも大麻の反応が出て大騒ぎになっています。

 要は精密検査が必要であるそうです。しかし次々に不祥事が出ますね。やはりたがが緩んでいますね。きちんとそのあたり大相撲協会は精査しないと国民からそっぽ向かれると思いますね。

 北京五輪では野球と、男子のサッカーは体たらくでした。この上大相撲までだらけていたのでは日本もお終い。力士も部屋も大相撲関係者も国技の自覚を持っていただきたい。

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水道哲学を再評価しよう

 随分昔に読んでいるので記憶がはっきりしませんが、確か松下幸之助氏が「水道哲学」を語っていたように記憶しています。

 「通行人が民家の蛇口から水道水を飲んでも、盗人とは言われない。それは水道水が安価に大量に供給されるからだ。」とかではなかったでしょうか。
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 今朝のテレビで水道事業を民営化し、フィリピンのマニラで実績を上げている日本企業の特集をしていたので、思い出しました。水道事業を民営化すると、貧乏人は水が飲めなくなり弊害もまた多いと聞いていました。それをこの企業はどう克服したのか興味がありますね。

 「水道哲学」こそ松下流ホームネットワークの極意(ITメッディアニュース)

 「不況の時にはお金持ちはどんどんお金を使いなさい。」と言う言葉も松下翁は言われていたように思います。

 誰もが安価に大量に、簡単に使うこと。この思想をもっと拡大すべきでしょう。インターネットなどもその1つでしょうが、地方では未だに高速回線が来ておりません。

 最近流行で格差社会をこしらえ、日本人の誇りを砕いた「新自由主義」とは対極の考え方であると思います。

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野党は存在感を示すべき

 なにやら自民党総裁選挙の話題ばかりが露出しています。野党の存在感が薄いようです。しっかりと選挙対策をしているのでしょうか?

 小選挙区は劇的に変わりますし。そうなると野党第1党の民主党の責任は大きいです。単独過半数は無理なので野党共闘のあり方が問題ですね。

 はっきりした政権構想を国民の前にしめすべきでしょう。こういう国にするとか。そして野党主導で解散・総選挙に追い込みませんと選挙では勝てませんね。

 共産党も唯我独尊ではなく、連立政府の提唱もすべきでしょう。かつて「民主連合政府」という構想があったやに思いますがあればいまどうなっているのでしょうか?

 イタリアなども小選挙区ですが、少数政党が上手に喧嘩もしながら、政権を取っていますし。日本もそうでもしないと野党は永遠に野党のままでしょう。

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伯仲の米国大統領選挙本戦

米国大統領が決まります。どちらが勝つのかわからなくなりました。

 ただ間違いないのは8年間の「テロとの戦争」に終始したブッシュ大統領路線からの決別ですね。これは仮にマケイン氏(共和党)が大統領になってもそうなるでしょう。

 イラク戦争はどうなるのか。グルジア戦争は。なによりもアメリカ経済は復興できるのか?新大統領は多忙です。

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2008.09.03

小池百合子氏では無理ではないか

 なにやら自民党総裁選挙の前哨戦は盛り上がり、変節政治家の小池百合子氏までが総裁候補者になっているのだから面白い。

 でも無理であると思いますね。話題作りでしょう。

 確か小池さんとは一度見たことがあります。1994年の高知市長選挙の応援である候補者の演説会で見ました。高知市役所前広場でした。

 そのときこう言っていました。「新しく進む、新進党といいます。よろしくお願いしますと。」

 当時日本新党の細川氏から小沢一郎氏に乗り換えたばかりでした。それがかれこれ14年ほど前の話。それから保守党へ移り、自民党へ移籍し、小泉氏に接近し環境大臣や防衛大臣も歴任されましたし。

 小池氏が輝いていたのは「クールビズ」を提唱していた頃。たぶん身の程を知っている利口者でしょう。

 だから小泉氏が全面的に支援していただければ総裁選挙に出るとか言うのでしょう。無理難題ではありませんか。

 パフォーマンスで勤まるほど日本国首相は甘くはありません。多少のタフさは認めますが世渡り上手であるということと、国難時のリーダーとは異なるでしょうし。

 賑やかな総裁選挙にしてほしいというので、名前が出たのでしょう。

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目くらまし、賞味・消費期限偽装選挙には大反対

  福田康夫氏は首相を辞職されるそうですが、そうであれば国会議員も辞職すべきである。昨年政権を投げ出した安倍晋三氏も議員辞職すべきでしょう。それだけ国のリーダーには責任感がないといけない。

 最近のブログでも述べましたが、「目くらまし」「賞味期限改ざん」の総選挙をしてはいけないと思います。さんざんテレビ縫製され、注目された直後に「ボロを出さずに」解散・総選挙。それはしてはいけない。
 
 第一新内閣の実力の見極め、政策の見極めもなしにいきなり総選挙というのは無茶です。完全なイメージ選挙。公職選挙法で禁止されていることが、政党の選挙ということで、どんどん情報が提供され、その直後に総選挙を行う。

 景気対策や減税の見極めも必要です。

 解散権は自民党の総理総裁にありますので、あまりにも我田引水の解散・総選挙は国民を馬鹿にしていることになりますね。ちゃんとした経済対策を提示し、補正予算も審議して、新内閣の実力を見極めてから解散・総選挙すべきであると思います。

 今後はTBS他マスメディアの監視をしないといけません。どういう誘導をするのか。それを見極めませんと。

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政局よりは国民生活重視を

 メディアの報道は〇〇派はA候補を擁立か。B候補を推薦するのは×派であるとか。相変わらず内輪の談合を延々と報道。体型の悪いメタ気味のおっさん達を追い掛け回し、気の利かないコメントを引き出すだけ。実に無意味な番組。資源の無駄遣い。

 メディア各社はなにが今日本は問題で、どうすればいいのかを特集し、国民生活の課題を提示するのが仕事であるだろうに、政治屋のおじさんたちの(一部おばさんの)追いかけは辞めてほしい。

 国民各位の生活はそれどころではない。報道が真実ではないことを国民が知るところになると、デジタル放送どころでなくなります。

「格差社会をどう克服するのか。」

「日本が得意とする国際貢献のありかたは。」

「産業の構造変化にどう対応するのか」

「日本はどういう社会をこしらえるのか」

 報道各社は取材し、問題点を提示すべきです。政治屋の追いかけよりも、問題の本質をえぐる取材をしていただきたい。もしそれができなマスメデイァであるならば、現在の日本の政治同様に「無用の長物」であると思います。

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食品偽装、賞味期限の改ざんではないか

 「目くらましに騙されてはいけない。」と前回のブログ記事で述べました。なんだか今回の自民党の総裁選挙と解散・総選挙との関係は、食品偽装や賞味期限の改ざんと似ていますね。

 安倍内閣は発足直後は70%の内閣支持率。福田内閣も50%の支持率があったとか。その内閣政権を投げ出す直前には20%を切っていました。「ボロが出ないうちに。ほとぼりが冷めないうちに総選挙で勝てば良い・」そんなあざとい作戦のようにも思える。

 世間は大不況の真っ最中。自民党の都合で総選挙なんぞやられてはたまらない。一番大事な総合経済対策や、補正予算の成立はやってもらわないと国民生活が滅茶苦茶になりますね。

 自民党総裁選挙が22日に終わる。24日に臨時国会を召集し、冒頭解散。なんていうシナリオは最悪。国民生活無視も甚だしい。

 昨年の参議院選挙が民意の反映であると思いますね。自民党は下野して野党に政権を担当させればいい。また国民も総選挙でそういう意志を伝えれば良いのです。
 野党が本当に政権担当能力があるかどうかは、やらせてみないとわからないでしょう。

 そうなったとしても2010年には参議院選挙があります。野党政権の試金石になります。駄目なら野党は2007年の自民党のように大敗するでしょう。信任されたら野党政権は続くでしょうし。

 議会制民主主義の王道は政権交代です。それも選挙によるものです。1993年の細川政権以来の政治改革が日本型民主主義として機能するのかしないのかが問われています。

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目くらましに騙されてはいけない

 福田首相は退陣する際に、「できるだけ総裁選挙は派手にしてほしい。」と言ったそうです。狙いは野党の民主党への国民の関心をそらし、自民党へ人気を集めるという「作戦」らしい。

 あざといやりかたではないか。おそらく大手広告代理店も関与し、大きな予算で国民大衆を政治から目をそむける作戦にでることでしょう。

 総裁候補の生い立ちはこうだった。家柄はどうだった。政策は2の次でああだこうだとの可掛け合いが民放テレビ局で延々と番組で流れるのではないか。
 ニュースでも〇〇派が派閥の会合をしたとか。そういう話題を意識的に流すでしょうし。

 自民党総裁選挙は9月10日告示で、22日に投票であるとか。国民各位は「めくらまし」にごまかされてはならないでしょう。

 きちんと政策を次期リーダーが語れるか。精査する必要がありますね。
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(麻生氏はJC会頭も歴任しているし、パフォーマンスは上手でしょう。)

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国は高知市下知地区を見捨てたのではないのか?

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 今から3年前の平成17年。内閣府が高知県高知市を視察している。視察した地域は低地の市街地である高知市下知地区。一応あたりを巡回して簡単なレポートを出してそれでおしまいであるようです。

 いつも指摘しているように、二葉町を含む高知市下知地区は低地。しかも海が近く、浸水に悩まされて来ました。昭和45年の台風10号では地域全体が水没しました。その後雨水排水施設を高知市が建設したため、水の脅威は随分低下しました。

 しかし地震の脅威はあります。南海地震がおきたとき、この地域の想定震度は7.地盤が1メートル下がり、液状化する。そのうえに津波が来るそういう惨状が想定されている。

 内閣府のレポートは「津波避難ビルが必要」と言うだけで、具体論も、前向きな意見は全然見られない。この人たちは高知へ観光旅行に来たのでしょうか?

 高知市下知地域は見捨てられたのです。

 下記PDFファイルを参考下さい。 津波避難ビル(内閣府)平成17年

「tunamihinan-biru.pdf」をダウンロード

Nankaizisintizu1

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2008.09.02

自民党も民主党も選挙管理体制

 終末の家をこしらえたので、落ち着いて世の中を観察できるようになりました。とても気分の良いものです。ご先祖が自分を守ってくれたように、自分が子孫を励ますことになるかもしれないと思いました。世の中の混乱も落ち着いて観察したいと思います。

  麻生太郎氏が自民党の総裁になったら1番の仕事は「解散・総選挙」でしょう。いかに小泉バブルの選挙の自民党議員の数の目減りを減らせるか。いわば「しんがり役」という難しい役回り。失敗することが多いので誰もがやりたがらない。

 しかも世の中不況。不況のときの選挙は与党はまず勝てないでしょう。

 一方の民主党。小沢一郎さんのお役目はやはり田中角栄直伝の選挙総本部長であります。選挙を仕切り、自民党を大敗させることがお役目。それが達成したら首班は別のひとがやるでしょう。多分岡田元代表あたりではないでしょうか?

 自民党は選挙に負けても麻生氏が総裁続投するでしょうか?中川氏などの小泉主義者の残党が台頭するのでしょうか?わかりませんね。

 それとも橋本大二郎氏や平沼赳夫氏などが表舞台に登場し、政界再編が起こるのでしょうか?市井の市民にはわかりません。

 でも本当のリーダーはこの混乱のなかから出てくるのでしょうし。

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終末の家をこしらえて落ち着きました

  終末の家が完成し、墓石屋さんにお支払いもしました。なんだか落ち着きました。これで現世はどうなろうが、今後私の家族と子孫はこの墓石の中で安住できるからです。無縁仏に子孫もなることはありませんし。

 先人が「お墓はこの世を生きている人のためにつくるものだ」と言っておられましたが、その意味がようやくわかりました。とても大事なことであったのです。

 あいからわず現世のほうは大変です。昨日から国政も大混乱状態。でもそれも落ち着いて眺めることができます。

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やはり韓国は麻生太郎首相を警戒していますね。

  次期自民党総理に有力な麻生太郎氏。大本命でしょうが、隣国の韓国では独特の対日観もあり早くも麻生氏を警戒しているようです。

 新首相に麻生氏有力…靖国参拝主張する保守派/日本(中央日報・日本語サイト)

 なるほど歴史は麻生炭鉱の歴史まで遡る。祖父が吉田茂でうんぬんという日本の評論とは1味異なりますね。中国は今のところ静観のようですが、様子見をしていることでしょう。

 「ねじれ」も「短命政権」も民主主義国であればしかたのないこと。

 またこれから2週間は自民党総裁選挙の「話題」がわいわいテレビを占拠し、バラエティになるでしょう。

 しかし景気の良い時代ならともかく、一部の政治屋の騒ぎテレビ局が加担すれば、国民を馬鹿にしたことになるので、未来永劫責任を追及しないといけない。

 どういう経歴で、趣味はなんで。とかいうお座敷芸に惑わされることなく、きちんと政治の本質を見極めないといけない。

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民主主義はコストも時間もかかるもの

  TBSはお昼のバラエティ番組もまた「政局」がテーマ。そういえばこの局は、昔はオウム真理教を持ち上げ、小泉純一郎首相も「よいしょ」していた軽薄な放送局でありました。政治をバラエティ化するのは結構難しいもの。報道姿勢に安直さが見られると、底が知れますね。

 盛んに「福田首相は国民目線ではなかった。」「国民と共感できるものがなかった。」「「リーダーシップがなかった・」との退陣した福田氏を水に落ちた犬を叩くように言う言動を吐くマスコミ関係者が多い。

 「リーダー待望論」でまたぞろ対米追随の格差拡大主義の小泉氏の一党が復活するようなことでもあれば、それこそ日本は沈没ですね。それだけは嫌ですね。

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 (またぞろこの人の「復活」なんて悪夢は見たくはありません。

 アメリカでも1年がかりで大統領選挙を行っています。その中で勝ち抜いたものが大統領になります。厳しい予備選挙のなかでリーダー・シップが鍛えられるのです。民主主義はコストも時間もかかります。

 また国民は自民党総裁選挙や民主党の代表選挙を見せられます。でもそれは民主主義だからしかたがないと思わないちけません。中国のような1党独裁の国ではありえませんし。

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麻生太郎氏で皆が納得するのだろうか?

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 次期自民党総裁の大本命は、麻生太郎氏であると言われています。大金持ちで、週刊誌などには毎晩高級な銀座の飲食店で豪遊しているらしい。漫画好きだけで勝手に「大衆の味方」と勘違いして良いものでしょうか?品定めが必要です。

 「郵政民営化」が唯一のスローガンで、選挙区横須賀のロックグループ、X-JAPANのコンサートへ行っているというだけで、指導者に待ち上げ、「自民党をぶっ壊す」と言う叫びに、国民は喝采を送りました。結果は国民生活が「ぶっ壊れ」。日本は格差社会になり、不気味な通り魔殺人事件が多発する干乾びた社会になりました。

 さて「ローゼン殿下」などと言われている麻生太郎氏。吉田茂元首相の孫。3代目の政治家であるのは安倍晋三氏と代わらない。ただ吉田茂氏は日本の戦後社会をこしらえた巨人でありますね。

 GHQに保守反動思想の持つ主として常に批判されながら、朝鮮戦争時に軍備の拡大に応じず、日本国憲法まで活用して米国の言いなりにはならなかった気骨の人でした。

 安倍晋三氏が打倒しようとして跳ね返された「戦後レジーム」をこしらえた人が吉田茂氏でした。その社会的な仕組みがあればこそ、敗戦後の惨めな状態から日本は経済成長をし、先進国の1角を軍備に頼らず占めることができました。

 麻生太郎氏はそのあたりの自覚があるのでしょうか?それが今後問われることでしょう。
Asouhon

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防災の日の福田首相辞任

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 「防災の日」の昨日の夕方に福田首相は辞任しました。突然の事で関係者も混乱しているようでした。そのなかですぐに報道で対応したのはNHK.不思議なのはTBS.まるで予期していた課のように、通常番組を差し替え、いきなり「ニュース23」が9時過ぎから福田首相退陣と同時に始まっていましたし。

 5分後とにCMが入るので、広告主の同意も得たのでしょう。でも福田氏の辞任会見の録画を流すだけで新味はなく、すぐにCMに入るので結局NHKを見てしまいしました。でもこちらも特に新しいニュースはないし。

 今朝の朝刊各紙はどこも福田首相退陣の見出しが出ているようです。目的が国民が民主党へ注目するのを阻止し、自民党のリーダー選びで目線を反らし、重要法案(テロ特措法や経済対策)を成立させてから、新しい総理で年内解散するつもりでしょう。

 危険なのはメディアの1部に「小泉氏のようなリーダーシップが必要」などと、テレビ受けの良い人物を中味の精査をせずに持ち上げることでしょう。小泉劇場に国民は踊らされ、気がつけば日本は格差社会になり、生活のゆとりも日本人の品性も失った干乾びた社会になりました。

 小泉氏の格差社会拡大政策を「改革」と称する連中が未だにメディアの1部におります。これ以上大企業と一部の悪徳企業にだけ都合の良い「構造改革」=格差社会の助長を許すわけにはいけませんね。

 ただ福田首相は国民生活のために懸命にしてきたと思います。前任の安倍晋三氏が「憲法改正」のための国民投票法案や「教育基本法の改正」などを強行採決し、国民生活の目線が全然ない身勝手なセレブのひ弱なファシストでしたが、福田首相は消費者庁構想や公務員制度改革などやるべきことはしていましたし。

 本命は麻生太郎さんだそうです。しかし漫画的なキャラクターは一時的に人気者になるかもしれませんが、軽薄であるかもしれず、どうやって首相になるのか注目ですね。
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(2007年の参議院選挙で高知市へ地元候補支援に来た麻生太郎氏。コミカルなスピーチは人気ではありましたが・・・)

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はりまや市場9日に開店!

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 なにかと話題の高知市はりまや橋商店街。商店街アーケード西口10メートル。小松レコード隣にはりまや市場が9月9日からオープンします。オーガニックや有機栽培野菜の販売などで実績のある高知くらしの楽校松田高政さんや有機農家の井上さんたち生産者も協力して開店します。

 はりまや橋商店街は毎週金曜日には露天市もされていますし。活き活き100歳体操では母も叔母もお世話になっています。毎月第3木曜日にはもくもくクラブがあり、50人前後の市民が集り童謡を歌っています。

 かつてわたしも1年間程度こちらの広場でブログサロンをしていました。また番組出演者交流会も6回はりまや橋商店街わくわく広場で開催させていただきました。そういうゆかりがあります。

 半年限定のチャレンジ・ショップだそうですが、期間を過ぎてもなんとか存続できるようになっていただきたいと思いますね。
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まだまだインプットは続く

 だいたい自分ノキャラクターからして自分の主張ははっきり言うほう。しかし今は他人の主張や考え方をじっくり聞くことにしています。高知シティFMの番組「けんちゃんのどこでもコミュニティ」(2003年4月~2006年3月)以来、他人の話をじっくり聞くことがとても面白い。

 その話しに私心を加えず記録も残したい。その作業も継続している。いろんな立場の違う人達の話を取り入れて、じっくり「熟成」している時期ではないかと思う。それが「持ち腐れ」になるかもしれない。

 まだまだ自分としては表に出る時期ではないと思うが、たまには外へ出てアウト・プットすることも必要であるとは思います。7日に高知青年会議所の主催のシンポジウムのパネラーになってしまいましたが、市井のおんちゃんが知事や市長相手に何を話してえいもんやらわからんですね。これもトレーニングやと割り切りましょう。

 世界経済のしくみも大きく変わり、従来の発想は役に立たないとか。世の中全体がブレーク・スルーしなければならないので、今している作業は無駄にはならないと思いますね。

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2008.09.01

安心安全内閣の崩壊!

 衛星第2の黒沢明の大昔の白黒映画を見ていたら、母が「あんたら福田首相が辞めたのを知らんかね。」と言われた。あわててチャンネルを変えたら福田首相の辞任記者会見をしていました。

 「安心・安全内閣」でついこの間内閣改造をしたばかりであぅたのに。また総理総裁選挙で2週間程度注目が自民党に集り、同時期党首選挙をしている民主党の存在が霞んでしまいますね。

 安倍晋三首相も突然辞職したのが1年前。後任の福田首相も突然の辞職。自民党もどうなるのでしょうか?

 市井の市民にはわかがわかりません!

 この調子でいくと2週間で総理・総裁選挙。国会での首班指名選挙。新首相で国会審議して、終了後解散・総選挙のようですね。年末・年始選挙なのか。それはまたたまらんですね。

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災害対策には限界がある

  都市の排水対策には限界がありますね。大雨に慣れていない地域が今回大雨が襲いました。いくら行政側が頑張っても無理は無理なのです。

 排水能力“大雨対応できず”(NHKニュース)

 東京でも1時間雨量が50mmが限界。大雨慣れしている高知市は77ミリ。今回岡崎市には140ミリの豪雨です。対応できるわけがありません。

 ですので昔の人のように、低地には住まない。川の近くには住まない。山の切り土の上に住む。津波の影響のないところへ住む。とか先人の知恵が必要ですね。

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風にもっと敏感になろう

  9月1日の「防災の日」に合わせているわけではないのでしょうが、アメリカでは大型ハリケーン・グスタフがルイジアナ州に上陸したとか。

 風についてはヨットで遊んでいるので、敏感なほうです。あるサイトに風のランクが掲載されていました。

 風 風速

 これでわかるのは、自分らの小型のヨットはg風速10メートルぐらいで操船に苦労します。風速30メートルなんていうのはとんでもない風です。アメリカのハリケーンは風速60メートルとか大変なパワーです。

 不思議なのは台風の接近で外出したり、屋根から転落されたりする人が後を断ちません。それも人生経験豊かな高齢者が多いのに驚きます。
 
 とにかく台風が接近して15メートル以上の風が吹き始めたら外出は控えるべきです。

Yasu012005

(風は友達ですが、15メートル以上風は外歩きを控えましょう。)
 

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やはりアメリカのブロガーは凄い

 やはりアメリカのブロガーは違いますね。ネットで個人の少額献金と多数の選挙ボランティアで、民主党の大統領候補に上り詰めたオバマ氏。ブロガーも堂々と市民権を得ています。

 オバマ氏受諾演説、ブロガーたちが情報発信 会場外に「ビッグテント」(産経新聞)

 マスメディアの政治部記者者たちの「政治部政局」記事か、民間匿名掲示板の誹謗中傷まがいの書き込みが未だに目立つメディア後進国の日本ではまだまだの世界ですね。

 次期衆議院選挙選挙でもブログの活用をする候補者や政党がもっと現れていただきたい。ただしコメントもトラックバックも認めないブログではなく。

 もっと市井の市民ブロガーも政治や社会について発言していただきたい。

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ゴーヤの不思議さ

Goyamiharetu_r
 ゴーヤを観察してますと(とっ言いましても水をやるだけですが)不思議に思うことがあります。実がなり、熟れて、「爆発」するとなかから実が飛び出します。上の写真のようになります。

 ところがまだ全然大きくならないのに、熟れ始めている実があります。指の大きさしかないのに。これなどはどうしたことのか。わかりません。
Goutasmi_r

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高知は水は大丈夫です

 またYahoonニュースなどで以下のニュースが流されますと、「高知は水不足なおではないか」という風評被害がおき、以前にもホテルがキャンセルされたりしました。

 早明浦ダム貯水率0% 発電用水を緊急放流(産経新聞)

 “四国の水がめ”、早明浦ダム(高知県)なんて記述されているので、高知市の水がないように事情を知らない人は思い込んでいます。

 実は高知市は水不足になる心配はまずありません。高知市の水瓶は鏡川。こちらにダムがあります。もうひとつは仁淀川からの取水。こちらは大規模な用水があり仁淀川は大きな川で森林も豊かですので全然水不足はありません。

 毎年早明浦ダム周辺も水不足と言われますが、そちらの水に依存しているのは香川県ですね。それも全部ではありません。香川県は弘法大師さんがため池をこしらえていますし。

 9月になれば雨も降ると思います。大丈夫です。
Niyodogawamori
高知には豊かな森と清流仁淀川が流れています。

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防災の意識を高めよう

Simojihoumen
(1946年の昭和南海地震)

 今日は関東大震災が起こった日です。防災意識を高める為に、市町村の関係者は合同の防災訓練を行っています。

 いつ来るのかわからない大地震への備えようと言われても、自分の企業がもたないかもしれないと誰もが思っていますし。一方年金生活者は住宅を耐震化する余力もないと思います。

 災害備品のリストがどうのというよりも、まず住宅の耐震化工事のほうが優先すべきです。それをいかにやるのかが必要です。

昨日は南海地震の講演会へ行きました。学識経験者のお話も最近ではパワーポイントを屈指し、手短になっていますので苦痛ではあんくなりましたが・・。

 やはりリアルでシビアな体験をされた人達の話しは身が引き締まります。8月23日の神戸市長田区鷹取地区の訪問はそうでした。10月5日の二葉町自主防災会との訪問を是非お互い実のあるものにしたいと思っています。

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