青年会議所という存在意義
今回高知青年会議所主催の「まちづくりシンポジウム」にお呼ばれしてあらためて青年会議所(JC)について考えてみたいと思います。自分もかつて所属し、結構活発に活動していたことですし。
まず最大の特色は、「原則会費で運営し、行政や企業からの補助金で運営されていない独立自主の組織である。」ことです。また「定年が40歳。理事長の人気も1年。3年間でメンバーの半数が入れ替わる新陳代謝の激しい組織。」「思い切った事業が自己責任でやりきれる組織」であることです。
また「世間知らずの金持ちのぼんぼんが宴会ばかりしている。」「極右思想を広めようと言う危険な団体」と言う指摘もあり、あたらずとも遠からずというところもあります。
昨年共産党の人のブログでは、「靖国政治団体と化す日本JC」で青年会議所は「偏向した政治団体化している」とのご指摘が。
この方は以前「けんちゃんのどこでもブログ」にも出演(土佐高知さん)いただいたことがありました。それで以下のように説明しました。
「青年会議所は多様な価値観や政治思想を持たれた人がメンバーにいます。公益青年団体であり、政治団体ではありません。たとえ極端な思想の持ち主がリーダーになったとしても1年限りのこと。来年は原則その考え方は継承されないでしょう。別のリーダーが登場するからです。
そのあたりは組織政党の皆さんは理解不能でしょう。原則なんでもありの団体はこの世の中そう探してもあるものではないのですから。」と申し上げました。
青年会議所の会合では、君が代を斉唱。日の丸も掲げられています。綱領には「われわれJayceeは、社会的、国家的、国際的な責任を自覚し、志を同じうするもの、相集い力をあわせ、青年としての英知と勇気と情熱をもって、明るい豊かな社会を築き上げよう。」されています。いまでも暗唱できますね。
この言葉は60年安保闘争のときに、全学連やブントに対抗するためにこしらえられたと聞いています。70年安保の頃には全共闘運動に対抗するためにJC運動はあったとも、日本青年会議所の研修委員会で習いました。
だとしてもわたしのようにかつて極左思想で行動していたものも入会していましたし、現役時代に夜須でのネットワーキング(アメリカ研修・結果はヤ・シーパークに結実)やヨット教室(高知国体後YASU海の駅クラブへ)、都市再開発セミナーや、ロックコンサート、浦戸湾花火大会など多数の県民市民を巻き込んだ活動をすることができました。
それは多くの青年会議所のメンバーの賛同があればこそ出来た事業であり、わたし1人でやったものではありません。
と今回の「お呼ばれ」で青年会議所の現役時代のことを思い出しました。遠い昔のことですが昨日のことのように思い出されます。
2000年から続けている高知シティFMでのラジオ番組も、1人で出来る市民運動。学生時代の社会運動。わかいころの青年会議所での活動がベースになっているから、コンテンツは湧き上がってきます。番組ネタで苦労したことはないのは、まちづくりを意識した活動をしてきたからであると思います。
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