自然エネルギー開発に不熱心な国日本
太陽光、水力、風力、木質バイオマスなどの自然エネルギー。環境に負荷をかけないクリーンエネルギー。計画では2015年度においても水力が9%。新エネルギー(太陽光。風力など)が1%であわせても10%足らず。
ドイツは現在の15%を40%にしようと努力しています。大違いです。
それは日本が原子力発電を推進している「原発大国」であるからです。2015年には原子力の比率を43%にしようとしています。
ドイツの事情に詳しい人によれば「ドイツは高知より日照時間が200時間も短い。それでも太陽光発電を国策で取り組み発電量を増やそうと懸命。それにひきかえ日本は全然熱心ではない。のです。
原子力発電は、「発電時にはCO2を出さない」のですが、原料のウラン鉱石は日本にはありません。海外に依存しています。また原子力発電は危険な高レベル放射性廃棄物を排出します。それに日本は世界の地震の10分の1が日本で起きている地震大国です。
原子力発電が増えると「バックアップ用に」火力発電も増えます。天然ガスや石炭火力も増えます。よってCO2は少なくなりません。
日本のエネルギー政策には疑問を感じます。国策を転換しない限り、未来永劫「地球環境にやさしい」なんてことは言えないのですから。
(画像は日本経済新聞の付録資料より。日経は原子力発電推進のメディアです。)
*付録記事の画像はクリックしますと拡大します。
*国政をめざす人たちの「エネルギー政策」にも注目しましょう。
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コメント
無理でしょうね。日本経済新聞は政府の意向を反映している新聞ですので国策がそのまま掲載されています。
野党第1党の民主党も原発推進の立場ですし。共産党もこの問題は熱心ではありません。社民党が熱心ですが大きな広がりはないようですね。労組主体ですし設定がありません。
やはりドイツのように「緑の党」をこしらえ、エネルギー問題を積極的に考えないといけないでしょうし、行動しないといけないと思います。
投稿: けんちゃん | 2008.09.26 08:27
こんばんは よくお邪魔させてもらっています。
< 日本のエネルギー政策には疑問を感じます。国策を転換しない限り、
国策は誰がつくる?
いまの政府与党の企業優先の我が国では、、、脱原発は無理でしょう?
投稿: ゲン | 2008.09.25 21:48