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2008.09.12

新自由主義から水道哲学へ

 格差を際限なくこしらえる新自由主義。経済テロリストであると思う。世界に格差を広げ、生活必需品まで投機の対象としました。資源を持つものと、持たざるものとの差へ広がり、絶望した人たちは暴力行為に走ります。

 アメリカが新自由主義の布教の軍隊として世界中で戦争をしています。でも「成果」は出てきていません。イラクでもアフガニスタンでも成功していると思えません。それでもアメリカ経済は好調かと思いましたが、金融工学のプロの人達が練り上げていたサブプライムという金融商品が崩壊し、アメリカ経済に深刻なダメージを与えました。

 それはブッシュ大統領が「テロとの戦争」というドグマに囚われ、世界中を敵に回して軍事行動し経済を疲弊させ、的確な手が打てず経済対策が後手を踏んでしまったこともあるでしょうし。

 それで日米両国の新自由主義は陳腐化し、もやは何の効力もなくなり、有害無益な存在(格差拡大の)になりました。結局世界中に格差を広め。結果テロを誘発させただけの有害無益な経済思想でした。

 むしろ見直されるべきは松下幸之助氏が昔提唱していました「水道哲学」を発展させることでしょう。日本では水道水を通行人が飲んでもそれほど罪には問われません。それだけ供給がしっかりし、コストもやすくなっているからです。水道事業がきちんとするまでは、水騒動があり地域紛争まであったぐらいですし。

 社会基盤整備をきちんと普及させること。教育も情報通信も、基本的な産業も地域。地域で展開できるうようになれば、格差社会にはなりませんし。
 新たに再構築した「水道哲学」が必要であると思います。

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