政党の問題点についての論評
いよいよ解散・総選挙も近づいています。政党・無所属での議員の所属もあります。今回は政党について、市井の市民のけんちゃんが寸評してみます。
(自民党)
本来の自民党は「社会民主主義政党」であったはず。それを小泉純一郎氏は極端なアメリカ追随政策をとり、日本を格差社会に構造改革しました。その勢力を党内から一掃しない限り自民党の再生はないでしょう。
ただ社会が国際化しているので、市場が閉ざされた時代での「1国社会主義的」な公共投資ばら撒きでは日本社会も再生しない。格差社会を是正するには勤労者の待遇をよくいしないといけないが、財界から多額の政治献金をもらう身ではそのあたりの改革は無理でしょうね。
(民主党)
本来の自民党の社会民主主義政策をとろうとしている。政権をとることがあればすぐに実行しないといけない。民主党も政策が異なる烏合の衆の部分があるが、国民の側に政治がある姿勢が党として貫けるかどうか。
自民党の支持勢力(農業団体や、医師会、建設業など)が民主党支持する動きが顕著。自民党で公認を得られなかった連中や、松下政経塾出身の粗悪な議員も数多くいるので油断は出来ない。また労組出身者もはばを利かせているし。
(共産党)
「たしかな野党」を標榜し、クリーンさを標榜することは悪くはないが、政権構想がない政党ではないのか。政党交付金(税金)を受け取らなくて選挙を戦う姿勢は立派。しかしもっと「国民政党」にならなければいけない。
共産党は「民主集中制」という独裁主義を放棄していない。この独裁主義を党の理念にしている政党は全世界に6つしかない。中国共産党、ベトナム共産党、キューバ共産党、北朝鮮労働党、ポルトガル共産党、そして日本共産党。国民政党にならなければ政権はとれません。
共産党のサイト
(公明党)
庶民の味方を標榜し、反共が理念の政党。宗教団体の創価学会の信者が支持する政党で、それ以外の支持者が見当たらない。原理主義的な傾向にある宗教団体が政治活動をする恐怖心が国民各位にあることは間違いない。アレルギーを引き起こす点では共産党と互角。
小泉政権時代にこじれた中国との関係をつないできたのは公明党の功績である。意外にも中国の首脳は日本のことを良く知っている。それは公明党の功労大。
ただいつまでも自民党にくっつくのが「庶民の政党」と言えるのかどうかの論争は党内ですべきであると思う。公明党も国民政党になってもらいたい。
(社民党)
ホームページなどで政策を見るとエネルギー政策などでは自然エネルギーを推進するなど優れているところがある。ただ労組出身の「だら幹」(だらしのない幹部)が居座っているような地方組織もあるので、市民との連携がはかれていない。労組の枠から出れない党幹部が多いようだ。
福島党首はバラエティ番組にもでたり涙ぐましい努力をしている。しかし労組世界観にとらわれる無能な党幹部が多いので組織はジリ貧であることが残念。沖縄は社民党が頑張っているので全国で唯一全野党統一が実現している。野党共闘の「接着剤」として社民党は必要かもしれない。
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