デジタル・ネイティブに思う
11月10日のNHKスペシャル「デジタル・ネイチィブ」という番組を見ました。
彼らは生まれたときからインターネットがあり、幼小からパソコンに親しみ、友人も趣味もネットの上。だからといっていわゆる「オタク」のうような閉鎖的で暗いかと言えば全然そうではない。
15歳の少年は化学の原子記号を使用したカードゲームを発案。デザイナー、コピーライターなどをネット上のSNSで探し、きちんとした文章を書き仕事を依頼し、実際にビジネスを実現し展開しています。
アフリカの青年はエイズ撲滅のための国際機関をネット上で設立し、実際の国際政治を動かし成果を上げています。他にもいくつか例があげられ、日本では「はてな」という会社が紹介されていました。
共通するのはコミュニケーションの道具としてネットを自然に上手に活用していること。ネットの世界は肩書きも経歴も年齢も性別も国籍も問われないフラットで平等な社会。その大きな波を最大限活用し、ビジネスモデルをこしらえたり、国際的な社会運動体をこしらえたり。凄いことをいとも簡単に当たり前に実現しています。
世代の差を感じるとともに、大きな感動も受けました。そして大きな励ましを受けました。
反面ネットを使った犯罪や違法行為がいつも問題になります。マイナス面もあります。誹謗中傷され自殺した人も多くいます。後ろ向きな暗い面もあります。でもコミュニケーション手段とすれば、安価で世界とつながる道具はそうあるものではありません。
世界とつながるためには「言語の壁」があります。それもそのうちなんとかなるような気がします。
ネットの世界に乗り出したのは後発であるし、また「高齢者」の部類ですが、めげずにこれからも情報発信をしようと思いました。
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