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2008.11.25

高知シティFMでの最終収録(2日目)

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富山 おはようございます。1週間はまだまだこれから。火曜日のしおりのどこでもトラットリアです。高知シティFMから元気に放送いたします。高知を元気にしようと活躍しているゲストの方と楽しくおしゃべりする。高知初心者の高知初心者のための、高知初心者による初心者のためのラジオ。もちろんベテランさんでも楽しめます。

 MCは高知大学2回生、高知県民2年生の富山秋桜里(しおり)です。では第11回のゲストをご紹介しましょう。今週はどこでもシリーズ最終回と言うことで、どこでもパーソナリティズ全員が集合しています。西村健一さん、笹岡和泉さん、大西みちるさん、富山富山秋桜里(しおり)です。皆さん今日もよろしくお願いします。

全員 よろしくお願いします

富山 昨日はけんちゃんといずみさんのお話を聞きました。今日は私の番組の前身番組「みちるのどこでもトラットリア」をしていらっしゃった大西みちるさんのお話を聞いていきたいと思います。

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大西 はい。よろしくお願いします。

昨日の2人が「濃すぎて」僕が影が薄くなりましたね。

富山 今日ですよ。

大西 今日は頑張ります。

富山 番組を始められたタイミングは和泉さんと同じ頃でしたか?

大西  いずみさんと一緒に始めました。「けんちゃんのどこでもコミュニティ」時代の最後のほうのゲストで出演しました。
 いずみさん同様いきなりけんちゃんから、キラーパスが来ました。「続きよろしく」みたいな感じでした。

 上手くゴールを決められたかどうかはわかりませんが、楽しかったです。本当に。

西村 凄いツー・トップ(みちる・いずみ)でしたから。スルーパスに鋭く皆さん反応していただきましたし。

大西 けんちゃんが司令塔で。

富山 今までけんちゃんが呼んだゲストの中ではこの2人しかいないと。いうことでしたか?

西村 若い人で独自のネットワークをもたれています。私もネットワークがあります。
 みちるさんの場合は映画関係とか、商店街とか、アート系の人たちとか。独自のネットワークがあります。これからの高知を担う人である。笹岡和泉さんもそうです。それでお2人に番組をお願いしました。
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(どこでもコミュニティ最終回。大西さん、笹岡さんがゲストでした。)
富山 どんな気持ちでしたか?

大西 そんなにプレッシャーはありませんでした。いずみさんが言っていたように、けんちゃんがやっていることを継続することは絶対にできないな。ということがあったので、どれだけ自分流にやれるか。

 ただあまり型にはまらないように、自由にやらせていただこうかな。そこらへんはけんちゃんにも、デイレクターの戸田健史さんにも言いました。好きなようにやらせていただきました。
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(どこでもコミュニティのサイトの雛形作りの様子。毎週こしらえていました。)
富山 プレッシャーはなかったとのことでしたが、以前東京のテレビ局に勤務されていましたね。テレビとラジオの番組制作の違いはどんなところでしたか?

 比べてラジオの面白かったところとか。テレビになかったところとか。どんなところでしょうか?

大西 単純にテレビのほうが楽です。映像だけでなくて、音楽とか、スーパーであるとか、面白く加工ができます。何でもあります。テレビは。
 ビジュアルでもいいし。聞いた感じでもいいし。

 ラジオは耳だけなんで、いかにしゃべりが、聞きやすいか。いかにゲストの方の話を聞きだすか。そこにかかっているので、そこらへんは、テレビと違って難しいなと思ったけれども、やりがいがありましたね。

冨山 苦労はされましたか?

大西 苦労。どうなんですかね。ディレクターが苦労したんでhじゃないでしょうか。

冨山 なんかそういうことに慣れてきたというのでしょうか。面白くやっているなと思い出したのはいつからですか?

大西 最初のほうからです。自分が話を聞きたい人というよりも、話がしやすい人をゲストに呼びました。
 いずみさんが堀内圭さんを助っ人にしたのが卑怯というのであれば、僕も卑怯です。自分の得意なジャンルの人。芸術関係とか、商店街の普段から熱い話をしている人を、ラジオでも話しましょう。そういうのがあったので、比較的話しやすい人をゲストに呼びました。

 卑怯かもしれませんが、そのほうが良い内容ができるのではないかという考え方でしたね。
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冨山 しゃべりやすいし。同じタイミングでいずみさんと、始められましたがライバル心などはありましたか?

大西 すでに負けていますから。

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笹岡 サラブレットと雑草と思ってください。比較しない。と。

大西 ラジオを聴いている人は、僕とかけんちゃんのおっさんの声は聞きたくないんですよ。いずみさんのような、しおりさんのような爽やかな声を聞きたいのです。

 ですので僕たちはしゃべらないほうがいいですね。けんちゃん。

西村 僕なんかも8年8ヶ月も番組しまして、ついに喋りがうまくなりませんでした。聞き苦しい。あいつはなにをしゃべりたいのか。
 とか某民間掲示板にぼろくそに書かれていましたね。

冨山 わたしはみちるさんから番組を奪ってしまったんですけれども・・・。

大西 いやいやちゃんと「卒業」しましたので。後はしおりさんに任せられると思ったから、次をお願いしました。

冨山 そう言っていただけるとうれしいのですが・・。

大西 今回で最終回というのはとても残念です。次のステップへ進むための壁であると思ってください。

冨山 そんななかでこんなゲスト来たよ、というのはありましたか?

大西 いろいろゲストに来ていただきました。音楽家の人や漫画家の人、お芝居をされている人とか。後橋本大二郎前知事にもでていただきました。そのときは自分から知事室へ伺って、収録しました。そんなのもいい思い出です。

 1番だれが良かったかという思い出といいますと。池マサトさん。歌小屋の2階というところのライブハウス。そこのオーナー兼ミュージシャンなんですけれども。

 シティFMへ来てくれまして、スタジオで生演奏していただきまして。凄いいろいろ考え方がしっかりされている方なので、人生の師匠のような人でした。話を聞いていまして、腑に落ちるようなことをお話していただいて、「芸術・文化というものは鍾乳洞なんだよ。」。

「一滴、一滴落ちていって、それが何千年も経って芸術・文化になる。」という感じのことを話していただきました。

 それなんか印象に残っています。
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(池マサトさん。みちるのトラッリア・ブログより転載)
冨山 ラジオでしゃべったからこそ仲良くなりたいとか。番組がなかったら会えない人だったとか。

大西 それまではライブ・ハウスでライブを聞く。という感じだけでした。実際に素の話も聞けるので、ラジオのおかげでミュージシャンの普段の話が聞けるというのはいいと思います。

冨山 ゲストと私達MCとスタジオの中では距離が近いではないですか。そういうなかで、生歌であるとか。感動しますよね。私の番組でもありましたが。

大西 そうですね。

冨山 至近距離で聞けるというのは。私だけのために歌ってくれているのだ。

笹岡 リスナーのためでしょうけれども。

大西 リスナーのためなでしょうけれども、狭い空間で歌っていただいていますし。

冨山 1人占めしているような気分ですね。

大西 それは良かったですね。

冨山 ネットワークなんかは、広がりましたか?

大西 何人かは僕の知り合いとかではなくて、ラジオに出たいので出させてほしいとか。会ったこともない人と話したこともありましたし。いろんなフィールドの人たちとなかよくしました。

冨山 前半の話を終わりまして、後半はどこでもシリーズの番組ディレクターである戸田健史さんの話をお聞きします。
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戸田 おはようございます。

富山 初めて声を聞いた人が多いのではないでしょうか?

戸田 そうでもないですね。実は番組の前後半の間に入る音楽の紹介であるとか、前後のナレーションとか。私がさせていただくことがありました。

冨山 ディレクターとしてですね。

戸田 名前をまだ言っていませんでした。戸田健史です。

冨山 よろしくお願いします。あまりしゃべることはないのではないですか?

戸田 あまりないですね。

冨山 実はしゃべるのは結構好きだったりしますよね。

戸田 そうでもないですね。

冨山 どこでもシリーズのディレクターをずっとされておられるのですね。
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戸田 さきほどけんちゃんから説明がありましたが、「けんちゃんの吠えるウッチング」は局のパーソナリティの細井春菜さんとけんちゃんのコンビでしていました。

 番組が改編され2003年4月から「どこでもコミュニティ」が始まりまして、ディレクターとして関わりました。
 開始当時からちょっとした話がありました。第1週の収録からけんちゃんゲストがドタキャンですよね。

西村 そのゲストの人は多忙な人でして、番組出演を忘れていたようでした。電話したら地元の赤岡にいましたし。「今からでも来れないか。」と言いましたら「宴会してるんだよ。」ということでしたし。

戸田 なおかつディレクターもどたきゃん。私も風邪でダウンしていましたし。
 当時の私の上司が聞き役になり、けんちゃんと当時の上司で収録したのが「けんちゃんのどこでもコミュニティ」の第1週目の収録でした。
 リニュアルいたはずなのに「これ何?」となってしまいました。

冨山 そんな始まりの(どこでもシリーズの)エピソードがあったんですね。

戸田 あったんですよ。

冨山 これまでの思い出とか、苦労した話はありますか?
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(話題の沢田マンションの住民の人たちもスタジオに来られました。)
戸田 そうですね。若い人から、高齢の人まで、またあらゆるジャンルの人に番組に出演いただきました。それぞれ話し方に特徴があったり。声が小さかったり。逆に盛大な声でお話され方もおられました。

 いかに上手く音を録るかというのは腕の見せ所ではありました。どうしても編集しないと時間内に収まらない。あるいは時間が余ってしまう。しゃべりが少ない人もいましたし。

 どうしたものかな。と日々遅く編集し、あと2分かなとか。そういうことは多々ありましたね。楽しい作業ではありましたけれども。

冨山 私達とは全然違うところでの苦労をされておられますね。

戸田 人に見せるものではないですしね。

西村 リクエスト曲なんかもなかなかヘビーな曲があったりしましたね。

戸田 そうですね。トークの前後半の合間の曲は、出演者のリクエストです。人によりましては「え!」という曲もありました。
 中年の男性の方は浪曲でしょうか、「人情松の廊下」をリクエスト。朝からですよ、8時20分過ぎにですね。「殿中でござる。殿中でござる!」なんてリスナーの人には何が起こったやらで・・。どうなっているシティFMとかいう話があったりして・・。

 古い曲のリクエストがあり、どこにその音源はあるのか。駆け回りました。

冨山 それは見つかりましたか?

戸田 大概はなんとかして見つけます。なかにはなかったのもありました。ごめんなさいということもありました。

冨山 そんななか私達4人が「どこでもパーソナリティズ」としてやってきたんですけれども、第1印象をまず聞きたいんですけれども。
 例えばはじめてけんちゃんに会ったときとか?

戸田 何か随分前なんで・・。記憶が薄れかかっています。
 「朝の番組(吠えるウォッチング)で辛辣な意見を言っている人という意見がありましたので・・。怖い人かなという印象でした。

 でもすぐに打ち解けましたし。

冨山 根はやさしいというか・・。

戸田 実は収録の中で対立もあったりしました。対立があったからこそお互いに信頼が深まりましたし。

西村 放送してかまわない内容か。いけない内容か。放送局として悩ましい部分はあります。
 それは「やっちまえ!」というわたしなんかは「行け行け!」というところがあります。戸田さんの場合は「公共の電波だから難しいよ」というところがありますし。悩ましい問題もありました。

戸田 恥ずかしい話ですがスタジオで泣いたこともありました。
   というのがけんちゃんですよね。

冨山 1番お付き合いが長いですし。

戸田 そうですね長くなってしまいましたね。

冨山 いずみさんの第1印象は?

戸田 まず堀内佳さんという接点がありましたし。その時点で以前からの知り合いのようでしたね。
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(堀内佳さんと。笹岡さんのブログより転載)
笹岡 というか高知県在住のシンガー・ソング・ライターである堀内佳さんの戸田さんはコアなファンだったんですね。
 
戸田 昔ラジオを聴いていたんです。

笹岡 「はがき職人」だったんですよ。私の印象というよりも、堀内さんに「会えた!」という・・

戸田 そっちのほうが印象が強くて。。
   だって圭さんが目の前にいてしゃべってるんですも。ディレクター冥利につきますよ。「いやこの仕事してよかった!」と。

笹岡 私の印象!私の印象は!

戸田 それに付随してたひと。そんなことはありません!
   とにかく楽しい人だなということです。

冨山 みちるさんの第1印象は?

戸田 なんだろう。私自身まじめで通していますが、なんか真面目な人なんだなあと思いました。
 妥協を許さないというか・・

大西 許しませんね。

戸田 それがにじみ出てきて・・。物凄く身の引き締まる思いがしました。

大西 それは初めて聞きましたので恥ずかしいですね。

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戸田 必死でやりました。もちろん他の番組も必死でしていますが、あらためてネクタイを締めなおして、やんなきゃいけないんだねと、言うのを常づねさせられたと言う。本当にこれは有難いことです。

大西 ありがとうございます。

冨山 収録のたびに今日はみちるさんの日だみたいな。

戸田 どんなゲストが来るんだろう。そのときまで知らないこともありました。

冨山 最後聞きにくいですけれども私の第1印象は?

戸田 若いね!若さでもう少し突っ走るのかと思いきや、意外とちょっと踏みとどまっているところがあったんで、
 ちょっとぽんと背中を押してあげられたのかなあと・・。ぐらいで番組が終わってしまうので残念なんですけれども。

冨山 後からそこへみんなで走って行こうと思っています。
 じゃあみちるさんからのリクエストですけれども4人をほめてください。

戸田 えーと。

冨山 時間の関係もあるので4人を一気にほめてください。

戸田 一気にですか。

大西 ふだんはプロのしゃべりもするし。僕らのようなしろうとパーソナリティも相手にされているし。そこらへんをなんていうのでしょうか、このへんは凄いとか。

戸田 なんでしょう。マイクと言うのか抵抗感がやはり、みなさんなかたんですね。
 緊張はされてたんですよ。マイクがあるからかしこまなければならない。ということはありませんでした。やっぱり凄いなというのはありましたね。

冨山 その辺は私は全然無意識でしたが皆さんどうでしたか?

笹岡 ものおじしないということですか?

大西 実際この空間に別にいろんな観客がいるわけではないではないですか。戸田さんと僕たち。

西村 私の場合は毎週、毎週、ジャンルの異なるゲストが出演しました。今日は政治家、来週は学生、その次はアーティストで、その次は商売人、次は福祉関係の人とか。次から次に異なるジャンルの人が毎週来るので、そちらへの緊張が先にたってマイクのことにはあまり関心がありませんでしたね。

冨山 そういうこともありなんですね。
   珍しくディレクターさんの話を存分に聞きました。ということで、本日は「みちるのどこでも・トラットリア」の大西みちるさんと、ディレクターの戸田健史さんにお話をお聞きしました。

 明日は「高知を元気にするために。どうしようかという話をしていきたいと思います。
Syuroku_r

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