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2008.12.18

今こそ「政治」の出番です

  未曾有の大不況。社会不安。政治のリーダー層も、底辺の市民も指針を失っています。暗くて寒い冬の時代が到来。着実なのは「格差社会」が社会に蔓延していること。それを生み出したアメリカの新自由主義。それに追随した小泉純一郎自民党政権。その弊害が格差社会の原因。

 安倍ー福田ー麻生と続く世襲政治家があまりにひ弱なので、身勝手な小泉純一郎氏が「リーダー」として輝いているらしいがとんでもない話です。徹底的に罪を暴き、社会的に痕跡のないほど新自由主義を根絶しないと日本は未来永劫再生できません。

 先日の「加藤周一 1968年を語る」という番組を見まして、今の時代(2008年)の混迷は、40年前の1968年に似ているとの「予言」は考えさせるものがありました。

 1968年と言えば当時は中学生。多感な時期と言えばそうですが(親父になった今でも多感)、いろいろと関心が多方面にあった時期ではありました。

 メキシコ五輪でサッカーが銅メダル。感動してサッカーボールを蹴り始めましたし。週刊で謄写版で「新聞」を作成し、配布していました。思想的にはどんどん左傾化し、北京放送の日本語版を毎晩聴視し、毛沢東思想に傾倒していました。小林多喜二の「蟹工船を読んで」という読書感想文が特選になるも「大人になれば革命家になるんだ」という文言が教育委員会で問題になり、受賞は出来ませんでした。

 翌年から実際の社会運動や学生運動に関わりますが、「理想と現実」は異なっていました。1976年までだらだらと活動はしていましたが、それ以後社会運動は主体的にはしていませんし。

 サークルの先輩が対立党派に下宿で襲われ、死亡することもありましたし。本来は権力へ向かわなければいけない刃が若者同士の抗争になり、結局社会運動を離れざるをえなくなりました。1972年の連合赤軍事件がその象徴ですが、社会運動を再開するのであれば、そのあたりの総括と克服が自分のなかでも必要です。

 1976年から32年の歳月が流れ、思想家吉本隆明氏も後期高齢者になりました。

 いまや憧れの思想や、理想社会などはありません。「格差社会」の根絶を目指すのであれば、新自由主義を祖思想的にも克服しないといけないし、新しい社会のモデルも提出しないと社会運動は再開できないからです。

 なにもかにもが「総括」の時期に来たと思います。自分の固体だけがそうではなく、世界中が日本全体がそうなっているので、気楽であるし、考え実行することがやりがいになりますね。こんな時代が到来するとは40年前には考えてもみませんでした。

 やってみたいとは思いますね。

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