大企業経営者は直江兼続や上杉鷹山のつめの垢を飲めよ
ぬくぬくと暖房のきいたホテルで酒を飲み交わす経団連の賀詞交換会。赤ら顔の大企業の経営者たちが「今年の経済の見通しは大変だ。」「リストラは必要だ。」「正社員の人員整理もする」とかのたまわっていました。外では解雇された派遣労働者を支援する人たちがホテルへ押しかけ、経団連会長に「派遣切りをやめろ!」との要望書を持参してきたのに、にべもなく「アポなしでは会わない」と受け取りもしませんでした。
環境や地球環境は大事にするのに、人間を大事にしない企業がこの世に存在して良い物でしょうか。
そうしたレベルの低い大企業経営者の態度に辟易し、頭にきたのは私だけではないと思いますね。「グローバル化に対応」した結果がこれなのかといいたいですね。
その点歴史を振り返りますと、日本には偉い人はいましたね。それは今年の大河ドラマの主人公の直江兼続でしょう。主君上杉景勝に忠義を尽くす人物ですが、判断ミスで関が原の結果国替えで、しかも120万石から30万石に減らされても家臣団を1人も解雇しませんでした。
上杉家はそれから後に15万石になります。それでも家臣団を解雇せず、屯田兵のような仕事や特産品づくりをしました。家臣団も領民も逃げなかったようですし。
後の上杉鷹山も家臣と領民のために藩政を改革した名君でした。あのアメリカ大統領のJ・Fケネディがかくありたいと言わしめた人物です。
いずれも従業員を大事にし、お客さんを大事にした人物でした。だから米沢藩は大飢饉のときに餓死者は1人もいまかったそうです。倹約して備蓄した食糧をすべて領民に分け与えたからです。凄いことです。
麻生首相も秋葉原の連中に媚びるより、「派遣村」の炊き出しボランティアに来ればよかったのに。罵声を浴びながら対話をし、その足で派遣労働者を引き連れて、経団連の経営者たちが飲食しているホテルへ行き「この人たちも大事な日本国民だ。一緒に飯を食わしてやってほしい。」と言えばよかったのにと思う。
漢字を間違うこともそうした行動すればご愛嬌になりましたのに。「派遣村」に来たのは野党の人たちが多かったようですね。麻生さんは人気を盛り返す最大のチャンスを逃してしまいました。残念ですね。
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