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2009.01.30

とうとう解決しなかった中国製毒入り冷凍ギョーザ事件

 今日で中国製冷凍ギョーザに強い毒性の農薬が混入された事件発生から1年。とうとう真相は解明されませんでした。直近には押収され保管されているはずの問題の天洋食品の日本向け冷凍ギョーザが中国国内で横流しされ、食べた中国の市民が中毒症状になる事件も発生しました。

 NHKニュースによれば、それ以来家庭でギョーザを作る人が増加したとか。

 ギョーザ手作りする家庭 増加(NHKオンライン)

 確かに田舎のスーパーの冷凍食品売り場を観察しましても、ひところのように売り場に人が黒山ということはなくなりました。また皆裏の製造地表示を確認し、「中国産」と表示しているものはほとんど購入しないようです。

 加ト吉など大手冷凍食品メーカーは生産拠点をほとんど海外に移転しているはずです。消費者は「安心・安全」志向が一段と強くなり「国産」志向になっています。価格面のこともあり。冷凍食品メーカーは大変です。

 でもそれも「品質管理」をおろそかにし、いい加減な中国のメーカーに「丸投げ」していた販売会社(日本の冷凍食品メーカー)や流通業者、スーパーや生協の責任は免れません。その後の彼らの対応はきちんとしたとは言えないからです。

 安さよりも「家族の健康に換えられない」という日本の消費者の意向を無視した中国当局の対応や中国食品メーカーは報いを受けることになるでしょう。日本の冷凍食品メーカーやスーパーや生協も応対を他人任せにしない対応がよりのぞまれます。「販売責任」が重くあるのすから。

 消費者は雪印や不二家の不作法を絶対に許しませんでした。中国製の食品に対しても同じでしょう。早く中国も対応しないと(もう遅いが)この不況でどうしようもなくなります。

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