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2009.01.22

カーボマスチック15の塗装方法

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 全国のいろんな人からお尋ねとご要望の多い長期防錆塗料である「浸透性エポキシアルミ塗料」のカーボマスチック15の塗装方法について説明いたします。

 二液混合型塗料です。基剤と硬化剤を「体積比」で「1;1」」に混ぜ合わせて、塗り漏れのないように丹念に塗装してください。

  錆落とし作業ですが原則3種ケレン以上です。電動工具が使用できたらこしたことはありませんが、主工具でありましても以下の画像の手工具にて丹念に錆落とし作業をしてください。
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(10キログラムセットの塗装)

 一気に基剤と硬化剤を混ぜれば、問題ありませんが、少量ずつ混合する場合は、別に缶を用意し、当分(体積比1対1)に混入してください。錆に浸透する塗料ですが、乾燥は遅い塗料です。天気が続くときに塗装してください。

1)缶の開封について それぞれ攪拌作業

  カーボマスチック15の基剤(4・5キロ)、硬化剤(5・5キロ)の缶の上部を
  缶切(皮スキのような金属へら状のもの)で開封します。3面切ります。
 (缶の上部に小さな丸い口があります。そこを空けて混入しようとしましても、それぞれの塗料の成分をよく事前に混ぜてからではないと、正しく効果反応いたしません  。つまり上部には比重の軽いものー樹脂分が、底には重いもの顔料分がたまります。  缶の上部を大きく開けかき混ぜる理由は、塗料のバランスからも必要です。)
  万が1、「皮張り」している可能性があります。その場合は皮を取り除いてはいけません。皮を含め、根気強く、基剤、硬化剤とも棒などで、混ぜてください。
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2)水平なところで、別に缶を用意します。

上部4隅を切った灯油缶やミルク缶などを用意します。まっすぐな棒も用意します。缶の中で調合しますので、棒にマジックなどで、 等分に印を着けます。
   先に(どちらでもいいですが)硬化剤を印のついたところまでそそぎます。OKなら次に基剤を印のついたところまでそそぎます。
  そのやりかたで、容積比率で「1対1」で混入が完成です。
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 (ある塗装業者の塗装現場の様子です。基剤も硬化剤も両方とも塗料缶の上部を3法に切り、よく混ぜ、別の容器を用意し、基剤1に硬化剤1を混合して、混ぜ合わせて塗装しよういう写真です。
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3)カーボマスチック15の塗装

 
 いよいよ塗装ですが、通常のアルキッド塗料と同じです。厚めにつきます。エポキシの厚膜タイプですので、「刷毛目」や「塗りつぎムラ」は出ます。「性能塗料」と割り切ってく ださい。

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4)その他注意事項

 これから冬ですので、乾燥硬化時間がかかります。お天気の続く日を選んで塗装してください。

 また二液混合型塗料です。翌日に使用されることは避けてください。
今日調合した塗料は今日中に使いきってください。そのため必要量だけを混合し、使用してください。


* 可使時間     5℃       5時間 (FC 冬型)
 
            10℃       4時間  (FC 冬型)

            20℃       2時間

            30℃       1時間

* 硬化時間    5℃      48時間 (FC 冬型)


          10℃       24時間  (FC 冬型)

          20℃       18時間(FC冬型 8時間)
      
          30℃       12時間

          

 缶の保存場所は冷暗所に してください。日向に置いてはいけません。

 刷毛は「使い捨て」が賢明です。

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