レジ袋辞退とマイ箸ブームについて
「手軽に出来る環境対策」と称して、スーパーでのレジ袋辞退と、自分の箸を食事に持参する(マイ箸)が一部のマニア市民の間で流行しています。わたしは「本物」の環境保全運動とは到底思いません。
まずレジ袋ですが、ごみ袋として再利用できますし。量としてはたいしたものではありません。それよりも車でイオンへ行くことをやめ、イオンで主たる原料が外国のジャンキーフードを食べないほうがはるかに環境対策になるからです。「フード・マイレージ」という基本認識が必要です。
「安い」という理由で野菜や食品を遠くアフリカから輸入し店頭で販売するだけで莫大な運送時に二酸化炭素を出しているからです。車で買い物に行けば余計に二酸化炭素を出しています。
(まずイオンへ車で行って買い物をしないことが、「環境対策」になるでしょう。
一方マイ箸もよくわからない運動。材木は四角に製材して建築材として使用するから、切り下ろした部位や、間伐材など端材は割り箸などで有効利用され、森に現金収入をもたらしています。これも割り箸がどこから来ているのかを追求すべきです。外国から来るものは使用するのをやめるべきです。あくまで国産材使用の割り箸にすべきでしょう。
(国産割り箸の多くは間伐材や端材が有効活用され、森への投資になっています。)
「低炭素社会をつくる」というキーワードで考えていけば、「まやかしの環境保護」運動の底の浅さが理解できると思いますね。
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