ヒラリーと中川昭一の大きな差
中川昭一財務大臣の辞任劇と、ヒラリー・クリントン米国務長官の訪日が重なったことも麻生内閣では不幸でした。あまりに政治家としてのふるまいが対照的でしたし。
ヒラリー氏は朝は明治神宮へ。皇居で皇后様と懇談。米国大使館で拉致家族会代表と面談。東京大学では学生との対話集会。夕方は中曽根外務大臣や麻生首相と会談。来週の24日はホワイトハウスで日米首相会談の約束まで取り付ける手際のよさ。更に野党民主党の小沢党首との面談までやってのけた。
終始にこやかに「謙虚そうに」ふるまっていました。本当はタフで「偉そうな」人なんでしょうが、おくびにも出さず笑みを絶やさない。政治家根性というか、さすがは大統領選挙に出た人だけありますね。タフですね。大衆迎合のなんたるかを知っています。
一方の中川昭一氏。日頃の勇ましいファシスト的な言動(アジア諸国蔑視の)は影を潜め、己の醜態の自己弁護に終始。最後は辞任に追い込まれました。なんたる違い。「鉄面皮」のヒラリーさんを少し見習うべきでしょう。
中川昭一といえば「ろれつがまわらない記者会見」の様子がすべてのTV局で放映され、ユーチューブなどでもいつでも見える状態。さすがにこれでは選挙は戦えないと与党側から首を切られました。
安倍内閣時代の「ばんそこう大臣」を思い出しました。それより酷い醜態。
閣僚がこういうていたらくだから、アメリカになめられるのですね。来週は麻生首相は多額の貢物を持ってホワイトハウスに朝貢にいくのでしょう。日本人として情けない。アメリカはしたたか。思い知りました現実を。
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