中国の怒りは当然だ
仕事が終わってGoogleニュースを見ていましたら、中国清朝末期に英仏両国の軍隊に略奪されたとされる清朝の遺物がオークションで39億円で落札されたとか。イブサンローラン氏の遺品であると言われていますが、もともとは中国のものでした。中国政府が怒っていますが、これは当然であると思います。
十二支動物像:略奪された清朝の遺物、39億円で落札 中国側は不快感--パリ(毎日新聞)
清朝から略奪の銅像、34億円落札 サンローラン氏所有(朝日新聞)
イランの核開発を、めぐり英仏両国はイランに強硬な態度をとっています。イランを支持しているふしがあるのは中国です。英仏両国が奇麗事を言うのであれば、かつて150年前に自分たちの先祖が強盗した文化財を中国に返還してからものを言うべきではないかと思います。
イギリスの大英博物館は世界の文化遺産が集められ展示されているとか。その多くはイギリスの帝国主義政策で植民地化した国々の文化財が多いと言われています。全世界を一時期侵略し、支配した英仏両国のやりそうなことです。
今は「民主国家」ぶり、「人権派」」ぶっている英仏両国政府ならびに、国民はこのオークション時代を恥であると思わないといけないと思いますね。ましてアヘン戦争で略奪された文化財というではありませんか。
中国近代史は「アヘン戦争から始まる」と言われています。正当な処置をし、アヘンの中国流入を阻止しようとした中国官吏の正当な行為を英国はふみにじり、因縁をつけ軍事力で香港を占領。多額の賠償金とともに、このような文化財も強奪していました。
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