経済学のトレンドも変わりますね
資料を整理していましたら、10年前の日本経済新聞が出ていました。日付は4月15日。寄稿者は島田春雄慶応大教授。題名は「産業再生、非製造業に的」「規制改革で覚醒を」「起業家にリスク資本供給」とのこと。
島田氏は「政府。日銀の大胆な財政・金融政策にもかかわらず、民間経済が上向かないのは非製造業、特にサービス・流通など国民生活直結型の産業で改革がおくれているのが原因だ。」
「既得権に守られ思考停止に陥ったこれらの産業の覚醒を明確に意図した新たな規制改革が不可欠。新分野の企業育成に向けた金融市場の活性化も急務である。」と。
「同じ高賃金国の米国では、かつての巨大企業は情報力と金融力を駆使して世界規模で経営規模をネットワークする企業に変容しているが、日本の巨大企業が情報化、グローバル化への戦略的対応で遅れたことは否めない。」
アメリカモデルのグローバルな金融システムが崩壊したのが今回の大不況の要因。「アメリカを見習え」と大合唱した売国奴の経済学者竹中平蔵氏も罪は重いと思いますね。
やはり記録はとっておかないと。ご自身の言動に責任をとっていただきましょう。
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