日本語は難しい
漢字が読めない総理で麻生太郎さんが話題になっています。私も麻生さんを笑いものにできないと思います。表現の間違い。変換ミス。間違って覚えこんだ漢字や言葉。中高年親父になっても間違いだらけ。図書館で何冊か日本語の本を借りて読んでいます。
「金田一先生の日本語○×辞典」(学習研究社・2004年刊)を読みました。国語学者金田一春彦氏が、間違えやすい日本語表現をいくつか取り上げ、その解説をしています。読んでみましたが、わたしの場合もたくさんあります。間違って覚えたもの。いくつも見つかりました・
○有頂天になって
×有頂点になって
*仏教用語で得意、喜びの絶頂にいてわれを忘れること。他にもいくつもありました。
○回顧録
×懐古録
○架空の話
×仮空の話
○歓心を買う
×関心を買う
○三半規管
×三半器官
○弱冠
×若冠
*20歳の男を示す。中国の元服は20歳。男が冠をつけたところから、年の若い男を示す。
○伝家の宝刀を抜く
×天下の宝刀を抜く。
○搭乗する
×塔乗する。
○琴線に触れる。
×琴腺に触れる。
完全に間違って覚えていた表現もありました。
○濡れ手に粟
×濡れ手に泡
○声を荒らげる
×声を荒げる
○公算が大きい
×公算が強い。
○功成り名を遂げる
×功成り名を上げる
○立つ鳥跡を濁さず
×飛ぶ鳥跡を濁さず
読んでいるうちに恥ずかしくなるような事態に。ブログを自分は書き散らしていますが、やはりめんどうでも辞書を引いて表現を検証することが必要です。おかしな表現やいい間違いを探して、今からでも訂正しばければならないと思いました。
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