君はガザを知っているか講演会を傾聴
昨日は絶好の晴天で気持ちの良いセーリングをして生き返りました。また夜須町のヤッシー・パークでは土佐C/Cでの女子ゴルフ大会の中継点で大いに賑わっておりました。それが今日は荒天でゴルフ大会は中止。高校野球も中止でしたから全国的に荒天日でしたね。
そんななか市民グループサロン金曜日主催の講演会と映画会「君はガザを知っているか?」を家内と2人雨の中で出かけて傾聴しました。会場で久しぶりに外京ゆりさんにも会いました。なかなかご多忙で昨年の11月以来の懇談でした。
最初に映画が上映されました。がれきだらけの建物のなかの街中を1人さまよう男性。様子からはイスラエル軍の空爆で外出していた彼を除き家族全員が死亡されている様子。遺品に子供のおもちゃや学用品が見つかり、涙にくれている。
この画像は2004年に撮影されたそうですが、昨年の年末年始に大規模なイスラエル軍の攻撃で大変な犠牲者が出ました。
映画の後の講演で岡真理氏はこういわれました。
「ガザと言いましてもイメージがわかない日本人が殆どでした。でも年末年始のイスラエルの攻撃で大勢の人たちが亡くなりました。ただ日本のマスメディアは事態を正しく伝えていません。テロリストのハマスがイスラエルにロケット攻撃するからガザを報復攻撃をしてもしかたはないと。」
「しかし最新鋭のアメリカ兵器で武装したイスラエル軍はハマスの数百倍も報復攻撃をして、女性や子供が亡くなっています。これは虐殺であります。」
「高知から安芸市までの40キロの長さで幅は6キロのガザ地区に150万人のパレスティナ人が押し込められています。都市部のでガザ市街区は1キロ四方に8万人の市街地人口のところに20万人が難民として押し寄せてきています。そこへの無差別空爆と砲撃が昨年行われました。」
「1948年にイスラエル建国時から追いやられたパレスティナの人たちは60年以上も難民として生活しています
。当時の国連決議はイスラエルとパレスティナの国家を認めていました。しかし現状はイスラエルの不法な占拠が続いています。」
「ナチスで迫害されたユダヤ人。二次大戦後も欧州諸国はユダヤ人の取り扱いに困り、アメリカもユダヤ人の大量移民を受け入れたくなかった。そこでパレスティナに入植させ、イスラエルという国を無理やり建国させました。」
「イスラエルと言う国はパレスティナ人の領土を奪って成立しています。反ユダヤ主義が世界にある限り、対抗してシオニズムで国をつくります。恐怖心にかられた報復主義が、悲惨な現実を生み出します。
日本人が先の大戦で南京大虐殺や従軍慰安婦を認めたがらないように、イスラエルは自分たちがナチスのようなホロコーストをパレスティナでおこなっているとは認めたくないのです。」
「被害者であることは簡単ですが、加害者であり罪を認めることは辛いのでどの国もやりたくないのです。日本もそうですし、イスラエルもそうなのです。」
そしてパレスティナ問題の解決は共生しかないと岡氏は言いました。
「イスラエルと言う国家は廃止し、ユダヤ人もパレスティナ陣も平等な国をつくるべきです。南アフリカがアペルトヘイトを廃止し、平等な民主国家になったような国になるべきです。常に報復に怯え、攻撃を繰り返している限り問題はいつまでたっても解決しません。
参考記事 「支配者と民衆の文化をことさらに区別する必要がありますか?」(南アフリカのレポートです。)
少数ですがパレスティナの青年とイスラエルの青年たちが相互交流しているという話も披露してくれました。岡氏は私たちの出来ることとして、
「日本政府を動かして無条件にアメリカに従属してイラクに派兵させないことです。日本国民としてやるうることはあります。」といわれました。
会場は雨にもかかわらず120人の来場者がありました。また著作とともにパレスティナ原産のオリーブオイル(900円)も販売されていましたので1本購入しました。
普段は聞くことの出来ない話を聞きました。大変参考になりました。情報はいろんな角度から傾聴しないといけないと思いました。
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