リハビリのできる都市づくりを
今日の午前中は父につきそいあるリハビリ病院へ行きました。リハビリの間に観察していますと、いかに身体機能に障害がある人が多いことか。1人として同じ症状の人はいません。歩行困難な人。座ることも出来ない人。杖をついているひと。体を極端に曲げて歩ける人。
その患者1人に理学療法士という専門家がマンツーマンで体の使い方のアドバイスをしていました。麻痺しているほうではない健全な部位を使いながら身体機能を回復させていくというやりかたです。
超高齢者の父ゆえ、多少の身体のトラブルはあります。でもリハビリのおかげで本当に良くなりました。専門家の関係者のおかげです。
体育館のように広いリハビリ施設で多勢の患者が理学療法士、作業療法士の指導で懸命に機能回復訓練をされていました。胸を打たれました。たしかにこの施設は凄い。しかしそれぞれの患者の自宅周りや、職場環境はどうなんだろう。同じ人間として尊重され、きちんと社会生活を過ごせるようになっているのだろうか?きわめて疑問です。
都市全体をリハビリが出来る。それが可能な街に高知を大改造すべきです。おとなも子どもも,幼児も高齢者も身体に麻痺のある人も皆が安心して楽しく暮らせる、社会生活が過ごせる都市に大改造すべきです。そうなれば雇用効果もあります。医療や介護、リハビリ分野は、機械化できる分野でもありません。社会福祉の充実は都市機能の見直しとともに早急にすべきでしょう。高知はそこで「先進国」になるべきなのです。
街中での車椅子の移動は大変。ホームヘルパー講座の研修にて
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