印象に残った天皇陛下の言葉
天皇皇后両陛下ご結婚50周年の記者会見で、天皇陛下の言葉に印象深いものがありました。記事から引用します。
「時代にふさわしい新たな皇室のありようについての質問ですが、私は即位以来、昭和天皇を始め、過去の天皇の歩んできた道にたびたびに思いを致し、また、日本国憲法にある「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」であるという規定に心を致しつつ、国民の期待にこたえられるよう願ってきました。
象徴とはどうあるべきかということはいつも私の念頭を離れず、その望ましい在り方を求めて今日に至っています。なお大日本帝国憲法下の天皇の在り方と日本国憲法下の天皇の在り方を比べれば、日本国憲法下の天皇の在り方の方が天皇の長い歴史で見た場合、伝統的な天皇の在り方に沿うものと思います。」
ファシストの石原慎太郎都知事や安倍晋三元首相などよりは遥かに開明的。はるかにまとも。さすがに「日本国の象徴」です。石原慎太郎氏が「象徴」だったら日本はとっくの昔に滅亡していたことでしょう。
NHKスペシャル「象徴天皇 素顔の記録」を見ました。とてもよい番組でした。
天皇に即位して強い意志で実現した罹災地訪問。罹災地の人たちと同じ目線での交流をされてこられた。また激戦地サイパン島の訪問も画期的な事柄であると思いました。強い「平和への意志」を感じることが出来ました。
天皇陛下がお元気なうちに韓国や中国、アジア諸国の訪問が実現すれば随分アジアはなごやかになると思います。ぜひ実現したいものです。
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