頑張って欲しい九条改憲阻止の会
ある知人の紹介で「九条改憲阻止の会」という運動体があるやに聞きました。ホームページもあるようなので、さっそく閲覧しました。
そこには私が中学ー高校時代にあこがれた社会運動を展開していた皆様方が60歳、70歳の初老をお迎えになり「憲法改悪阻止」を叫んでおられました。なかなかお元気です。
書かれている内容や画像も見ました。かつては対立していたであろうブント赤軍派の塩見孝也氏と、ブント叛旗派の三上治氏が同じ集団で文章を書いておられます。一体どんな運動体なのだろうか?田舎にいてはわかりません。
ただホームページを見るだけでは、旧社会党系や共産党系がリードしている「9条の会」「九条ネット」などとは何がどう違うのかわかりません。
日本国憲法第九条は、確かに立派な理念で書かれています。それを守ることはとても大事です。しかしかつては「世界革命」を叫んでいた皆様がたの運動が、なんか「しょぼい」ように思えます。憲法9条改悪阻止はそれは結構。ただ旧左翼の皆さん方の後ろをちょろちょろしているようでなんか釈然としません。
やはり「どういう世界をこしらえるのか?」「新自由主義をどう克服するのか?」「人間社会のあり方は?」「日本はどうあるべきか?」という議論も平行して行われるべきであると思います。
1970年前後の議論がすべて間違っているわけでも、すべて正しい訳でもありません。真摯な運動体がなぜ「連合赤軍」を生み出したのか?なぜ新自由主義の格差社会が出現し、阻止できなかったのか?今後格差社会をどう是正し、どういう社会をこしらえるのか。
60歳。70歳の人生のベテラン域に入られておられるので、そのあたりも考え、発表していただきたいと期待しています。
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