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2009.05.08

海外渡航者は強制隔離をすべき

  どんどん拡大している新型インフルエンザ。開業医の中では発熱患者の診察拒否まで現れたとか。政府や自治体の対応が生ぬるいから、個人病院も「自己責任」で身を守る処置をしたのでしょう。

 <新型インフル>東京の病院、過剰反応 発熱患者の診察拒否(毎日新聞)

 病院側も良心的な対応をしても万が1感染者だったりすれば、連日連夜報道され、それこそ倒産するかもしれない。その補償もなにもしないで枡添厚生労働大臣は「あるまじきことだ!」と声を張り上げてはいるが、おかしのは病院ではなく、厚生労働者だろうに。

 危機管理面では中国が徹底している。香港で1人の感染者が滞在しているホテルを閉鎖隔離し、350人のホテル従業員と宿泊者を安全が確認できるまで隔離し続けるとか。上海でも同様の措置をとっていますね。さすがは強権独裁国家である。前回のSARSでは中国の対応は隠蔽しまくりで最低・同じ独裁国家のベトナムはWHOに情報公開し、早期の制圧を行い賞賛されました。いままでのところ中国は学習しよく対応している。

 連休前に日本政府も「強制隔離所」をこしらえ(ホテルや宿泊施設を借り上げ)、そこへ海外旅行から戻ってきたもの全員を隔離し検査すべきでしょうに。それが嫌なら旅行しなければいいのですから。

 生ぬるい検疫体制では必ず感染者が現れるはずです。幸い夏に向かうのでインフルエンザは下火になるでしょうが。冬の流行期ーとくに年末・年始にはそうしたシビアな対策が必要であると私は思いますね。

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